【朗報】村神様、アメリカでホームラン予告「普通に振れば入る」

風吹けば名無し

　16日のWBC準々決勝イタリア戦（東京ドーム）で、今大会初の5番降格となった「日本の4番」村上宗隆内野手（23＝ヤクルト）が意地を見せた。

　大谷がまさかの2失点でリードを2点に縮められた直後、村上が5回無死一、二塁で打席に立った。初球148キロ直球を左中間へ弾き返す適時二塁打を放つと、7回にも二塁打と3打数2二塁打1打点の活躍を見せた。

　試合後、背番号55は「すごいチャンスで回ってきて打てずに残塁が多かったんですけど、何とか初めてのタイムリーが出てすごく良かったなと思います」とホッとした表情だった。

　ここまで4試合で4番を務めるも14打数2安打と奮わず。栗山監督はこの日、ついに「4番・吉田」「5番・村上」の新オーダーを組んだ。

「負けたら終わりですし、監督の考えで僕らも動くしかないので。栗山監督もすごくいろいろ考えて、僕に声をかけてくれましたし、どういう打順が一番かと考えてやったと思う」と素直に受け入れた村上は、「チームとして4番がしっかり固まるともっといいチームになると思うので。そういう悩ませてしまったのがすごく後悔じゃないですけど、もっとしっかりしないといけないなというふうには思いました」と自分を責めた。

　それでもこの日、復調のきっかけをつかんだ。昨季56本塁打を放ったセ3冠王は「普通に振れば（スタンドに）入るので、この自分の感覚を信じつつ。今日も少し角度がつけば入る当たりでしたし。これから出るかなと思います」と米国でのホームランを予告。海を渡った〝村神様〟がいよいよ本領発揮となるか。

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