元木「若手は打席に立てないのを言い訳にするな」

風吹けば名無し

巨人は９日、ソフトバンク戦（ペイペイドーム）に１―６の完敗。低調な打線に加えて期待の若手がアピール不足で打席すら与えられず。開幕前から掲げる世代交代という一大テーマが看板倒れの危機だ。

【写真】秋広はキャンプで開幕１軍へ、猛アピールしたが…

「寒いね。寒い！」

試合後の原辰徳監督（６３）は急速に冷え込んだ博多の夜に身を震わせ、質疑を切り上げた。先発のメルセデスが４回途中４失点。打線も岡本のオープン戦４号で、零封負けを逃れるのがやっとだった。

「同じレベルの選手であれば若い選手を使う」とぶち上げて世代交代を促してきたにもかかわらず、２年目の１９歳コンビ・秋広優人、中山礼都の両内野手に、３年目の山瀬慎之助捕手（２０）はすっかりベンチウォーマー。３月に入ってスタメンの機会は中山が２試合だけと、出番すらほとんどない。この日は６回から中堅に入った秋広が８回に打席を迎えるも、相手が変則左腕の嘉弥真だったこともあり、３９歳の中島を代打に送られ、打席に立てなかった。