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岡本「どうすりゃいいんだ・・・」

1 :風吹けば名無し:2021/09/10(金) 18:52:32.80 ID:e9I+qzLEa.net
本拠地、東京ドームで迎えた中日戦
先発菅野が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、昨年の本塁打王岡本は独りベンチで泣いていた。
東京五輪で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の巨人で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」岡本は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、岡本ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」岡本は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、岡本はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した岡本が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにジャイアンツの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする岡本の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「カズマ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った岡本は目を疑った
「な・・・中田さん?」 「なんだガゴ、居眠りでもしてたのか?」
「む・・・村田コーチ?」 「なんだ岡本、かってに村田さんを引退させやがって」
「坂本さん・・・」  岡本は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:松原 2番:坂本 3番:丸 4番:岡本 5番:中田 6番:阿部 7番:長野8番:吉川 9番:菅野
暫時、唖然としていた岡本だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
廣岡からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する岡本、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている岡本が発見され、後藤と村田は病院内で静かに息を引き取った

2 :風吹けば名無し:2021/09/10(金) 18:53:27.46 ID:Ztgbv4BXa.net
アベ政治を許さない

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