大野雄大、天国の木下雄介さんに掲げた金メダル…急逝後輩との約束果たす

風吹けば名無し

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e34227e1c975d3c2d12bf160b36d73e9d3118ca?tokyo2020
東京オリンピック（五輪）で、悲願の金メダルを獲得した野球日本代表「侍ジャパン」。
笑顔があふれた表彰台で、横浜の夜空にメダルを掲げた選手がいる。
中日のエース左腕・大野雄大だ。
それは、急逝したチームの後輩との約束を果たした瞬間だった。

後輩とは、中日の投手だった木下雄介さんだ。7月上旬の練習中に倒れ、3日に27歳で他界した。
大野雄が最後に会ったのは、大会前のこと。
その時、木下さんは「大野さん、金メダルを取ったら見せてくださいね」と声をかけてきたのだという。

「約束していたんでね。あいつに報告できたんで、よかったと思います」。
表彰式後、大野雄は報道陣にそう話した。

木下さんからはどんな答えが返ってきた気がしますか――。
報道陣に問われ、大野雄は言った。「『大野さん、よかったですね』と。
今日登板していたら、あいつのことを思いながら投げたと思う。
なかなか受け止められないし、受け入れられない。
でも、全員で前を向いてやっていくしかない」