名将広岡達朗氏「ヤクルトは石川雅規を抑えにしろ」

風吹けば名無し

石川雅規は、あと27勝すれば200勝を達成し、名球会入りの資格を得る(4月14日現在)。彼が青学大時代に全日本のメンバーに選ばれたとき、私も練習を見たことがあるが、謙虚な姿勢を忘れず、芯の強さも持ち合わせた男。首脳陣が石川を勝たせたい気持ちも分かる。だが、チームが勝つことが最優先なのではないのか。勝つための野球を高津臣吾監督はやるべきだ。

　そう思っていたら今季の石川は開幕二軍スタート。私は3年ほど前から、彼をクローザーへ配置せよと主張してきた。経験豊富で、4回ぐらいまでなら十分に抑えられる。ということは9回1イニングを任せて死ぬ気で投げれば、まだまだやれる。私の“再生プラン”は日の目を見ずに終わるのか。自然の法則には逆らえないが、石川には野球人生の集大成を見せてほしい。