栗山「ビックリ。『どうしちゃったんだよ、佑樹』」

風吹けば名無し

日本ハムの栗山英樹監督（５９）が１２日、沖縄・国頭２軍キャンプを視察し、右肘じん帯断裂から完全復活を目指す斎藤のブルペン投球を初めてチェックした。キャンプ初日から２００球を投げ込み、想像以上のスピードで回復を遂げる右腕を見届け「ビックリしました。本当によかった。『どうしちゃったんだよ、佑樹』というくらい」と目を丸くした。

　斎藤は昨年１０月にじん帯を断裂し、早期復活に向けて手術を回避し保存療法を選択。現在もリハビリの過程ではあるが、栗山監督は「肩、肘のことがあるから余計に下半身をうまく使おうとしているし、逆に今まで以上にうまく下（半身）から力を伝えられている。すごくいいフォームで投げていた」とうなずいた。

　練習中には直接会話をする場面もあり「『ボール投げてうれしいだろ、佑樹』って言って『そうなんですよ』と。久しぶりにうれしそうな表情を見られたのが一番印象的」。背番号１がマウンドに戻ってくる日は着実に近づいている。