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野村克也「優勝チームに名捕手あり ソフトバンクに甲斐あり、そこは誇っていい」

1 :風吹けば名無し:2020/12/01(火) 15:36:46.22 ID:kuVD5n+u0.net
さぞや草葉の陰からお喜びのことだろう。筆者が直接聞くことはできなかったが、関係者によると甲斐が「ホークスの19番」をつけたことに、生前の野村氏は非常にうれしそうだったという。球界ではすっかり投手の番号(11球団は投手)だが、野村氏にとっては愛着のある捕手の番号。ダイエーになり、ソフトバンクとなっても「ホークスの19番」は特別だった。

著書の『野村克也からの手紙』(ベースボール・マガジン社)には、甲斐への手紙も収められている。そこにはテスト生から這い上がった自らと育成選手上がりの甲斐を重ね、母子家庭育ちという家庭環境にも共通項を見いだしている。雑誌の対談などで顔を合わせたときに「野村さんの著書を読んで勉強させていただいています」とあいさつされたのもすごくうれしかったようだ。

「『拓也』は少し『克也』に似ている」
 その対談では2017年のDeNAとの日本シリーズが話題になり、甲斐が「良かったことより後悔することの方が、ずっと印象に残っています」と打ち明けている。本塁打を打たれた配球への後悔なのだが、野村氏はその反省する姿も気に入っている。「失敗と書いてせいちょう(成長)と読む」。野村語録でよく用いられる言葉を贈っている。祖父が孫を見るように、穏やかな顔で温かく包むようすが目に浮かぶではないか。

反省した2017年にV1。18年は広島相手に甲斐キャノンが炸裂し、MVP。19、20年と巨人に8連勝で4連覇。野村氏から甲斐への「手紙」には、こう綴られている。

「キャッチャーは『女房役』であるがゆえ、『功は人に譲れ』というポジションなのだ。あくまでも脇役。主役になってはいけない。手柄はすべて、ピッチャーに譲るんだ」

 その上で「優勝チームに名捕手あり」「ソフトバンクに甲斐あり、なのだ。そこは誇っていい」と伝えている。

 そしてこんな一文で結ばれている。

「しかし、君はいい名前をしているな。甲斐は『やり甲斐』『甲斐性』の甲斐。ついでに言えば、『拓也』は少し『克也』に似ている」

 拓也から天国の克也へ。今年も勝ちました。いい脇役であったと思います……。

https://number.bunshun.jp/articles/-/846050

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