他人がホモだと暴露するのは許されない行為だと判決が出ました。気を付けましょう

風吹けば名無し

　一橋大法科大学院の男子学生（当時25歳）が2015年、同級生に同性愛者であることをアウティング（暴露）された後に大学の校舎から転落死したのは、大学側が適切な対応を取らなかったためだとして、遺族が計約8600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は25日、アウティングについて「人格権かプライバシー権を著しく侵害する許されない行為」との判断を示した。
　ただし、同級生にアウティングされたのは大学の責任とは言えないとして、遺族敗訴の1審・東京地裁判決（19年2月）を支持し、遺族側の控訴を棄却した。
　村上正敏裁判長は判決で、同級生によるアウティングは、同性愛者であることを秘密にしてきた学生の意に反するものだと指摘。
同級生が学生から交際を求められたことで葛藤を抱えていたとしても、アウティングを正当化する事情とは言えないとした。
　遺族側と同級生側は1審段階で和解が成立。訴訟では、アウティングがあったことを認識していた大学側の責任が争われた。遺族側は、大学側には学生と同級生を授業で接触させないよう配慮すべき義務があったと訴えたが、村上裁判長は、クラス替えするほどの切迫した事情は認めがたいとし、主張を退けた。
　判決後、東京都内で記者会見した学生の母親（58）は「アウティングが許されない行為と認められ、大変うれしく思う」と語った。上告はしないという。【遠山和宏】
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd683ce712eace86619563946c6329673c53eab