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早朝にごんぎつねを読み返す
- 1 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:57:10 ID:OuAANmkk0.net
- ごんぎつね
- 2 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:57:19 ID:OuAANmkk0.net
- 新美南吉
- 3 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:57:48 ID:OuAANmkk0.net
- これは、私が小さいときに、村の茂平もへいというおじいさんからきいたお話です。
むかしは、私たちの村のちかくの、中山というところに小さなお城があって、中山さまというおとのさまが、おられたそうです。
その中山から、少しはなれた山の中に、「ごん狐」という狐がいました。
- 4 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:58:20 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、一人ひとりぼっちの小狐で、しだの一ぱいしげった森の中に穴をほって住んでいました。
そして、夜でも昼でも、あたりの村へ出てきて、いたずらばかりしました。はたけへ入って芋をほりちらしたり、菜種がらの、ほしてあるのへ火をつけたり、百姓家の裏手につるしてあるとんがらしをむしりとって、いったり、いろんなことをしました。
- 5 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:58:52 ID:OuAANmkk0.net
- 或秋のことでした。二、三日雨がふりつづいたその間、ごんは、外へも出られなくて穴の中にしゃがんでいました。
雨があがると、ごんは、ほっとして穴からはい出ました。空はからっと晴れていて、百舌鳥の声がきんきん、ひびいていました。
- 6 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:59:37 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、村の小川の堤まで出て来ました。
あたりの、すすきの穂には、まだ雨のしずくが光っていました。川は、いつもは水が少ないのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。
ただのときは水につかることのない、川べりのすすきや、萩の株が、黄いろくにごった水に横だおしになって、もまれています。
ごんは川下の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。
- 7 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 05:59:53 ID:fK4yw72La.net
- Did you always leave the chestnut?
- 8 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:00:11 ID:OuAANmkk0.net
- ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。
ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、そこからじっとのぞいてみました。
「兵十だな」と、ごんは思いました。
兵十はぼろぼろの黒いきものをまくし上げて、腰のところまで水にひたりながら、魚をとる、はりきりという、網をゆすぶっていました。
はちまきをした顔の横っちょうに、まるい萩の葉が一まい、大きな黒子みたいにへばりついていました。
- 9 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:00:48 ID:OuAANmkk0.net
- しばらくすると、兵十は、はりきり網の一ばんうしろの、袋のようになったところを、水の中からもちあげました。
その中には、芝の根や、草の葉や、くさった木ぎれなどが、ごちゃごちゃはいっていましたが、でもところどころ、白いものがきらきら光っています。
それは、ふというなぎの腹や、大きなきすの腹でした。兵十は、びくの中へ、そのうなぎやきすを、ごみと一しょにぶちこみました。
そして、また、袋の口をしばって、水の中へ入れました。
- 10 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:01:14 ID:9PuUozhq0.net
- へいじゅー どんめきばー
- 11 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:01:28 ID:OuAANmkk0.net
- 兵十はそれから、びくをもって川から上あがりびくを土手においといて、何をさがしにか、川上の方へかけていきました。
兵十がいなくなると、ごんは、ぴょいと草の中からとび出して、びくのそばへかけつけました。
ちょいと、いたずらがしたくなったのです。
ごんはびくの中の魚をつかみ出しては、はりきり網のかかっているところより下手の川の中を目がけて、ぽんぽんなげこみました。
どの魚も、「とぼん」と音を立てながら、にごった水の中へもぐりこみました。
- 12 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:01:36 ID:GowO7jznd.net
- 見てるぞ
- 13 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:02:15 ID:OuAANmkk0.net
- 一ばんしまいに、太いうなぎをつかみにかかりましたが、何しろぬるぬるとすべりぬけるので、手ではつかめません。
ごんはじれったくなって、頭をびくの中につッこんで、うなぎの頭を口にくわえました。
うなぎは、キュッと言ってごんの首へまきつきました。そのとたんに兵十が、向うから、
「うわアぬすと狐め」と、どなりたてました。
ごんは、びっくりしてとびあがりました。
うなぎをふりすててにげようとしましたが、うなぎは、ごんの首にまきついたままはなれません。
ごんはそのまま横っとびにとび出して一しょうけんめいに、にげていきました。
- 14 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:02:34 ID:OuAANmkk0.net
- ほら穴の近くの、はんの木の下でふりかえって見ましたが、兵十は追っかけては来ませんでした。
ごんは、ほっとして、うなぎの頭をかみくだき、やっとはずして穴のそとの、草の葉の上にのせておきました。
- 15 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:02:52 ID:h9PT1cE7d.net
- こん!🦊
- 16 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:03:24 ID:OuAANmkk0.net
- 十日ほどたって、ごんが、弥助というお百姓の家の裏を通りかかりますと、そこの、いちじくの木のかげで、弥助の家内が、おはぐろをつけていました。
鍛冶屋の新兵衛の家のうらを通ると、新兵衛の家内が髪をすいていました。
ごんは、
「ふふん、村に何かあるんだな」と、思いました。
「何なんだろう、秋祭かな。祭なら、太鼓や笛の音がしそうなものだ。それに第一、お宮にのぼりが立つはずだが」
こんなことを考えながらやって来ますと、いつの間まにか、表に赤い井戸のある、兵十の家の前へ来ました。
- 17 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:04:04 ID:OuAANmkk0.net
- その小さな、こわれかけた家の中には、大勢の人があつまっていました。
よそいきの着物を着て、腰に手拭をさげたりした女たちが、表のかまどで火をたいています。大きな鍋の中では、何かぐずぐず煮えていました。
「ああ、葬式だ」と、ごんは思いました。
「兵十の家のだれが死んだんだろう」
お午がすぎると、ごんは、村の墓地へ行って、六地蔵さんのかげにかくれていました。
- 18 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:04:11 ID:TkqLJFP9M.net
- >>16
ここエロい
- 19 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:04:32 ID:ZKQJDSmU0.net
- ごん!
- 20 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:04:47 ID:OuAANmkk0.net
- いいお天気で、遠く向うには、お城の屋根瓦が光っています。
墓地には、ひがん花が、赤い布きれのようにさきつづいていました。
と、村の方から、カーン、カーン、と、鐘が鳴って来ました。葬式の出る合図あいずです。
やがて、白い着物を着た葬列のものたちがやって来るのがちらちら見えはじめました。話し声も近くなりました。
葬列は墓地へはいって来ました。人々が通ったあとには、ひがん花が、ふみおられていました。
- 21 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:04:57 ID:GowO7jznd.net
- お前だったのか…
- 22 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:05:45 ID:OuAANmkk0.net
- ごんはのびあがって見ました。
兵十が、白いかみしもをつけて、位牌をささげています。
いつもは、赤いケツマイモみたいな元気のいい顔が、きょうは何だかしおれていました。
「ははん、死んだのは兵十のおっ母だ」
ごんはそう思いながら、頭をひっこめました。
- 23 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:05:58 ID:WYhkDQb30.net
- ンゴ!
- 24 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:06:14 ID:Di1qrpA6a.net
- 兵十〜 どんめいきっば〜
- 25 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:06:40 ID:OuAANmkk0.net
- その晩、ごんは、穴の中で考えました。
「兵十のおっ母は、床とこについていて、うなぎが食べたいと言ったにちがいない。それで兵十がはりきり網をもち出したんだ。
ところが、わしがいたずらをして、うなぎをとって来てしまった。
だから兵十は、おっ母にうなぎを食べさせることができなかった。そのままおっ母は、死んじゃったにちがいない。
ああ、うなぎが食べたい、うなぎが食べたいとおもいながら、死んだんだろう。
ちょッ、あんないたずらをしなけりゃよかった。」
- 26 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:06:48 ID:YTB9k1C30.net
- ぎんぎつねは好きやぞ
- 27 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:07:25 ID:Ip8TWL6t0.net
- ごんぎつねより赤いきつねすこ
腹へったわ
- 28 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:07:31 ID:OuAANmkk0.net
- 兵十が、赤い井戸のところで、麦をといでいました。
兵十は今まで、おっ母と二人きりで、貧しいくらしをしていたもので、おっ母が死んでしまっては、もう一人ぼっちでした。
「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」
こちらの物置の後ろから見ていたごんは、そう思いました。
ごんは物置のそばをはなれて、向うへいきかけますと、どこかで、いわしを売る声がします。
- 29 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:07:49 ID:PIe1Qk/kr.net
- ごんが兵十のかげを踏んで歩くシーンすき
- 30 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:08:07 ID:OuAANmkk0.net
- 「いわしのやすうりだアい。いきのいいいわしだアい」
ごんは、その、いせいのいい声のする方へ走っていきました。
と、弥助のおかみさんが、裏戸口から、
「いわしをおくれ。」と言いました。
いわし売りは、いわしのかごをつんだ車を、道ばたにおいて、ぴかぴか光るいわしを両手でつかんで、弥助の家の中へもってはいりました。
- 31 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:08:32 ID:OuAANmkk0.net
- ごんはそのすきまに、かごの中から、五、六ぴきのいわしをつかみ出して、もと来た方へかけだしました。
そして、兵十の家の裏口から、家の中へいわしを投げこんで、穴へ向むかってかけもどりました。
途中の坂の上でふりかえって見ますと、兵十がまだ、井戸のところで麦をといでいるのが小さく見えました。
- 32 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:09:12 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、うなぎのつぐないに、まず一つ、いいことをしたと思いました。
つぎの日には、ごんは山で栗をどっさりひろって、それをかかえて、兵十の家へいきました。
裏口からのぞいて見ますと、兵十は、午飯をたべかけて、茶椀ちゃわんをもったまま、ぼんやりと考えこんでいました。
へんなことには兵十のほっぺたに、かすり傷がついています。
どうしたんだろうと、ごんが思っていますと、兵十がひとりごとをいいました。
- 33 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:09:18 ID:Ip8TWL6t0.net
- これのハリー・ポッターver.見てみたいわ
イッチ死ぬだろうけど
- 34 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:09:43 ID:OuAANmkk0.net
- 「いったいだれが、いわしなんかをおれの家へほうりこんでいったんだろう。おかげでおれは、盗人と思われて、いわし屋のやつに、ひどい目にあわされた」と、ぶつぶつ言っています。
ごんは、これはしまったと思いました。かわいそうに兵十は、いわし屋にぶんなぐられて、あんな傷までつけられたのか。
- 35 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:10:09 ID:OuAANmkk0.net
- ごんはこうおもいながら、そっと物置の方へまわってその入口に、栗をおいてかえりました。
つぎの日も、そのつぎの日もごんは、栗をひろっては、兵十の家へもって来てやりました。
そのつぎの日には、栗ばかりでなく、まつたけも二、三本もっていきました。
- 36 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:10:39 ID:OuAANmkk0.net
- 月のいい晩でした。
ごんは、ぶらぶらあそびに出かけました。
中山さまのお城の下を通ってすこしいくと、細い道の向うから、だれか来るようです。
話声が聞えます。
チンチロリン、チンチロリンと松虫が鳴いています。
ごんは、道の片がわにかくれて、じっとしていました。
- 37 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:10:42 ID:ZVdj6DYK0.net
- 昔職場でごんきつね読まされたわ
報告はしっかりしろってか?
- 38 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:11:10 ID:OuAANmkk0.net
- それは、兵十と加助というお百姓でした。
「そうそう、なあ加助」と、兵十がいいました。
「ああん?」
「おれあ、このごろ、とてもふしぎなことがあるんだ」
「何が?」
「おっ母が死んでからは、だれだか知らんが、おれに栗やまつたけなんかを、まいにちまいにちくれるんだよ」
「ふうん、だれが?」
「それがわからんのだよ。おれの知らんうちに、おいていくんだ」
ごんは、ふたりのあとをつけていきました。
「ほんとかい?」
「ほんとだとも。うそと思うなら、あした見に来こいよ。その栗を見せてやるよ」
「へえ、へんなこともあるもんだなア」
それなり、二人はだまって歩いていきました。
- 39 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:11:44 ID:OuAANmkk0.net
- 加助がひょいと、後うしろを見ました。
ごんはびくっとして、小さくなってたちどまりました。
加助は、ごんには気がつかないで、そのままさっさとあるきました。
吉兵衛というお百姓の家まで来ると、二人はそこへはいっていきました。
ポンポンポンポンと木魚の音がしています。
- 40 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:11:57 ID:DmcLTDF9p.net
- ごんぎつねって視点が安定してないから嫌いだわ
冒頭で茂平って爺さんから聞いたって前置きあるのになんでごんの視点入ってんだよ
作者アホだろ設定忘れんな
- 41 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:12:13 ID:OuAANmkk0.net
- 窓の障子にあかりがさしていて、大きな坊主頭がうつって動いていました。
ごんは、
「おねんぶつがあるんだな」と思いながら井戸のそばにしゃがんでいました。
しばらくすると、また三人ほど、人がつれだって吉兵衛の家へはいっていきました。
お経を読む声がきこえて来ました。
- 42 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:12:41.59 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、おねんぶつがすむまで、井戸のそばにしゃがんでいました。
兵十と加助は、また一しょにかえっていきます。
ごんは、二人の話をきこうと思って、ついていきました。
兵十の影法師をふみふみいきました。
- 43 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:12:44.85 ID:Cd4fyn4CM.net
- 生放送?
アンパンマンみたいな時間帯にやっとるんやな
- 44 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:13:11.15 ID:q8NKVpwk0.net
- ワシが運んだ
https://i.imgur.com/JV0hYyD.jpg
- 45 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:13:15.52 ID:OuAANmkk0.net
- お城の前まで来たとき、加助が言い出しました。
「さっきの話は、きっと、そりゃあ、神さまのしわざだぞ」
「えっ?」と、兵十はびっくりして、加助の顔を見ました。
「おれは、あれからずっと考えていたが、どうも、そりゃ、人間じゃない、神さまだ、神さまが、お前がたった一人になったのをあわれに思わっしゃって、いろんなものをめぐんで下さるんだよ」
「そうかなあ」
「そうだとも。だから、まいにち神さまにお礼を言うがいいよ」
「うん」
ごんは、へえ、こいつはつまらないなと思いました。
- 46 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:13:36.38 ID:OuAANmkk0.net
- おれが、栗や松たけを持っていってやるのに、そのおれにはお礼をいわないで、神さまにお礼をいうんじゃア、おれは、引き合わないなあ…。
- 47 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:13:59.90 ID:OuAANmkk0.net
- そのあくる日もごんは、栗をもって、兵十の家へ出かけました。
兵十は物置で縄をなっていました。それでごんは家の裏口から、こっそり中へはいりました。
- 48 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:14:13.32 ID:vSWwCd0Z0.net
- >>22
ケツマイモみたいな顔ってなんやねん
- 49 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:14:26.51 ID:OuAANmkk0.net
- そのとき兵十は、ふと顔をあげました。
と狐が家の中へはいったではありませんか。
こないだうなぎをぬすみやがったあのごん狐めが、またいたずらをしに来たな。
- 50 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:14:39 ID:OuAANmkk0.net
- 「ようし。」
- 51 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:14:48 ID:L+rJ2H7Ed.net
- >>40
しょせん17歳のガキが書いた童話だよ
新美南吉は20代で死んだから若くして亡くなった天才みたいに美化されてるに過ぎない
- 52 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:14:50 ID:OuAANmkk0.net
- 兵十は立ちあがって、納屋なやにかけてある火縄銃をとって、火薬をつめました。
- 53 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:15:02 ID:GowO7jznd.net
- あかんゴンが死ぬ
- 54 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:15:35 ID:OuAANmkk0.net
- そして足音をしのばせてちかよって、今戸口を出ようとするごんを
ドン!
と、うちました。
- 55 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:15:48 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、ばたりとたおれました。
- 56 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:15:57 ID:GYg15dXPd.net
- 子供の頃「ちぇ」、じゃなくてなぜ「ちょ」なのか気になってた
- 57 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:15:57 ID:uofeugSJ0.net
- なんやこれ...🥺
- 58 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:16:06 ID:OuAANmkk0.net
- 兵十はかけよって来ました。
家の中を見ると、土間に栗が、かためておいてあるのが目につきました。
- 59 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:16:23 ID:OuAANmkk0.net
- 「おや」と兵十は、びっくりしてごんに目を落しました。
- 60 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:16:41 ID:OuAANmkk0.net
- 「ごん、おまいだったのか。いつも栗をくれたのは」
- 61 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:16:53 ID:OuAANmkk0.net
- ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
- 62 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:16:54 ID:RDP5ZYnx0.net
- もう朝か
- 63 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:17:11 ID:apRBYSzX0.net
- 悲しいなぁ
- 64 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:17:21 ID:OuAANmkk0.net
- 兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。
青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
- 65 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:17:34 ID:3KllCuEQa.net
- >>60
お前…?
- 66 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:17:38 ID:OuAANmkk0.net
- 初出:「赤い鳥 復刊第三巻第一号」
1932(昭和7)年1月号
- 67 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:18:13 ID:6N/6yiP70.net
- 半田市の新美南吉記念館行ったわ
挿絵そのまんまな感じで彼岸花がびっしり生えとって感動したけど実は観光促進のためひ後で植えたものらしい
- 68 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:18:20 ID:OuAANmkk0.net
- 羅生門
- 69 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:18:29 ID:OuAANmkk0.net
- 芥川龍之介
- 70 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:18:39 ID:dB04JQK70.net
- このときのごんの気持ちを書きなさい(2点)
- 71 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:18:48 ID:GYg15dXPd.net
- 手袋を買いにの方が好きだったわ
- 72 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:19:22 ID:OuAANmkk0.net
- ある日の暮方の事である。
一人の下人が、羅生門の下で雨やみを待っていた。
広い門の下には、この男のほかに誰もいない。
ただ、所々丹塗にぬりの剥げた、大きな円柱に、蟋蟀が一匹とまっている。
羅生門が、朱雀大路にある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉烏帽子が、もう二三人はありそうなものである。
それが、この男のほかには誰もいない。
- 73 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:19:48 ID:KeERIUTbr.net
- おじいさんのランプやって。
- 74 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:20:00 ID:Di1qrpA6a.net
- こないだうなぎをぬすみやがったあのごん狐めが、またいたずらをしに来たな。
「ようし。」
「おや」と兵十は、びっくりしてごんに目を落しました。
兵十はかけよって来ました。家の中を見ると、土間に栗が、かためておいてあるのが目につきました。
「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは」
ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
兵十は立ちあがって、納屋にかけてある火縄銃をとって、火薬をつめました。
そして足音をしのばせてちかよって、今戸口を出ようとするごんを、ドンと、うちました。
ごんは、ばたりとたおれました。
兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
- 75 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:20:03 ID:OuAANmkk0.net
- 何故かと云うと、この二三年、京都には、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云う災がつづいて起った。
そこで洛中のさびれ方は一通りではない。
旧記によると、仏像や仏具を打砕いて、その丹がついたり、金銀の箔はくがついたりした木を、路ばたにつみ重ねて、薪の料に売っていたと云う事である。
- 76 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:20:23 ID:DmcLTDF9p.net
- うなぎのくだりにしても全部ごんの推測、しかも根拠が何一つない
だから兵十の母親が死んだことについてごんが責任を感じる必要は全く無い
って授業で言ったら叩かれまくった
- 77 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:20:39 ID:OuAANmkk0.net
- 洛中がその始末であるから、羅生門の修理などは、元より誰も捨てて顧る者がなかった。
するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸こりが棲すむ。
盗人が棲む。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、この門へ持って来て、棄てて行くと云う習慣さえ出来た。
そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この門の近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。
- 78 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:20:50 ID:GowO7jznd.net
- 羅生門は名作や
- 79 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:21:15 ID:qmA0xlE80.net
- そうか君はそういうやつだったんだなの方読みたい
- 80 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:21:32 ID:OuAANmkk0.net
- その代りまた鴉がどこからか、たくさん集って来た。
昼間見ると、その鴉が何羽となく輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。
ことに門の上の空が、夕焼けであかくなる時には、それが胡麻をまいたようにはっきり見えた。
鴉は、勿論、門の上にある死人の肉を、啄に来るのである。
――もっとも今日は、刻限が遅いせいか、一羽も見えない。
- 81 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:22:01 ID:OuAANmkk0.net
- ただ、所々、崩れかかった、そうしてその崩れ目に長い草のはえた石段の上に、鴉の糞ふんが、点々と白くこびりついているのが見える。
下人は七段ある石段の一番上の段に、洗いざらした紺の襖あおの尻を据えて、右の頬に出来た、大きな面皰にきびを気にしながら、ぼんやり、雨のふるのを眺めていた。
- 82 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:22:16 ID:9ZI4NjUy0.net
- 爪鼻くそ修道士読みたい
- 83 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:22:46 ID:UBeXK7Zi0.net
- おま
- 84 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:23:16 ID:mxKNa1dcM.net
- 栗やマツタケとか、児童の教科書にはエロ過ぎませんかね?
- 85 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:23:18 ID:i7AcwX0V0.net
- https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51nf8sHzesL._SX340_BO1,204,203,200_.jpg
南吉イケメンやな
- 86 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:23:34 ID:OHNQ7dKO0.net
- 泣いた赤鬼頼むわ
- 87 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:29:50 ID:E1OzXL3I0.net
- >>25
害獣やんけ!
- 88 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:30:26 ID:68DC4rmW0.net
- 小学校の演劇で兵十が何びきものごんを次々と撃ち殺してくホラー展開すき
- 89 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:33:42 ID:1CTZnPdI0.net
- 大造じいさんとガン
- 90 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:35:01 ID:GLaPd2AA0.net
- にぃみ、なんきち
- 91 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:35:10 ID:UBlJ7uCT0.net
- >>89
闘病ものやろなあ
- 92 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:35:55.31 ID:EAGz5phKH.net
- こころやれ
- 93 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:36:07.39 ID:6N/6yiP70.net
- >>85
サムネ喧嘩商売みたい
- 94 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:36:56 ID:GLaPd2AA0.net
- 芥川龍之介は漫画に近い文章よな
テンポというかキレがいい
- 95 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:38:33 ID:n8XB4Vtq0.net
- >>94
せやろか?漫画みたいな文章書くラノベ作家と一緒にしたらワイがキレるで
- 96 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:43:35 ID:GLaPd2AA0.net
- >>95
あっアスペの人
- 97 :風吹けば名無し:2020/02/15(土) 06:44:29 ID:0coNY0GZ0.net
- 黒井健の絵すき
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