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風吹けば名無し

上茶谷が今永が大幅増にビックリ DeNA太っ腹暖冬更改に“2つの原資”

日刊ゲンダイDIGITAL
上茶谷が今永が大幅増にビックリ DeNA太っ腹暖冬更改に“2つの原資”
大台を突破した今永（Ｃ）共同通信社
「こんなに上がるのかと驚きました」

　５日、こう言って笑みをこぼしたのは、ＤｅＮＡのルーキー上茶谷大河（２３）。年俸１５００万円から３倍近い４３００万円で判を押した。
同じ日、今永昇太（２６）が倍増以上となる６９００万円アップの１億３６００万円でサイン。「ルーキーの頃はまさか自分が１億円プレーヤーになれるなんて思わなかった。チームを背負っていかないと、という気持ち」と、こちらも驚きの表情を見せた。

　どちらも先発ローテを支えた主力。増額は想定内とはいえ、数年前の球団の球団事情から考えると金額の上がり方は凄まじい。

　もうひとつは、球団に染み付いた負のイメージの払拭だ。２０１７年に選手会が行った契約更改に関する満足度調査において９項目中７項目で最下位となったことが週刊誌に暴露されて以来、ブラック球団のレッテルを貼られた。

　選手総年俸（選手会調べ＝外国人除く）が新規参入した１２年度から６年連続で１２球団最低だった球団はこれに懲りたのか、重い腰を上げた。その甲斐あってか、１９年度の総年俸ランキングは６位に浮上。
ＤｅＮＡの若手は、しばらく安心して交渉の席につけそうだ。