【特集】あの人物は今、元読売ジャイアンツ澤村拓一投手（現沢腕和尚）の現在に迫る

風吹けば名無し

栃木県の山中の奥深くに佇む小さな寺で左手一本で仏像を掘っている片腕と片目の「筋金宗（きんごんしゅう）」住職、その人は元読売ジャイアンツの澤村拓一投手（現沢腕和尚）だ。
澤村投手は2010年、読売ジャイアンツから1位指名を受けて翌年には新人王を獲得し順風満帆に思われたが2016年には巨人エースの菅野の勝ちを3度も消し入団からの二桁勝利を途絶えさせたせいでファンから怒りを買い
2017年にはトレーナーからの針治療が失敗し右肩が全く動かせずシーズンを棒に振り翌年も不本意な成績に終わった。
更に復帰した後も何度も先発の勝ちを消して敗戦投手となり酒を飲んで通行人に危害を加えるなど悪行の限りを尽くした。
しかし2019年、彼に天罰が訪れた。試合中、菅野投手の打席で打ったライナーが屋外ブルペンで投球中の澤村の目に直撃し片目の視力を失った。
更に倒れ込んだ際に頭と右肩を強打して記憶の大半を失い、右肩は医師の治療が失敗し右肩を切断する事態となり引退を余儀なくされた。
その後、澤村選手は出家し毎日左腕のみで10キロもある棒で木魚を叩くのが日課となっており「プロ野球選手の記憶は全く無いのですが私のせいで多くの人達に迷惑をかけたと聞いております、
今でも毎月ファンから菅野の名前で菊の花束が届けられますが私が菅野の入団から続いていた二桁勝利を阻んだので仕方ありません、これで少しは償いになれば」と　
引退から20年間、毎日欠かさず巨人ファンと志半ばで亡くなった元巨人原監督と高橋監督の遺影相手に御経を読むのを続けているという
（写真左、左手一本で阿弥陀如来像を制作している澤村元選手こと沢腕和尚）