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シバター「もうsyamu!!てめえとはこれっきりだ」

1 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:18:59.44 ID:N1CQqm3Ma.net
はい

2 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:19:10.43 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「オラの事が嫌いなんだでか?」
シバター「そうだよ!!貝塚勃起土竜!!てめえみたいな屑は簀巻きにでもなりゃいい!!二度とその汚いアトピー面見せるな!!」
syamu「シャムー!!!!」

3 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:19:30.77 ID:N1CQqm3Ma.net
syamuは嫌われたショックから悲鳴を上げその場から逃げ去った。
シバター「ゲホッ...ゴホッ...」
syamuが居なくなったのを確認するとシバターはうずくまり咳き込み始めた。
シバター「もう長くねえのか...」

4 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:19:43.13 ID:N1CQqm3Ma.net
シバターは口から血を吐きながら一人呟いた。
syamu「オラ...どうすりゃええんや...」
シバターと別れたsyamuは街を一人彷徨っていた。
syamu「なんでオラの事をシバターさん急に嫌いだしたんや...オラなんか悪い事しただでか?」
syamuは最近自分が何をしたのかを整理し出した。

5 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:19:53.39 ID:N1CQqm3Ma.net
確かに自分は全く働いていなかった。甲斐性もなかったし。それに昨日のセックスであまりにも尻を攻めすぎて彼のケツを出血させてしまった。それとも先週シバターがとっておいたナスと獅子唐のスタミナ炒めと障害者パンをこっそりつまみ食いしたからだろうか。

6 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:19:56.69 ID:IHMjBTdM0.net
中山司ツイッター凍結されてるぞw

7 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:03.23 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「うーん。あり過ぎてわからんわ。まあええか」
普段の能天気さを発揮して、何が悪かったのかを考えるのはすぐにやめてしまった。

8 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:13.16 ID:N1CQqm3Ma.net
???「あっ、おぃ、待てぃ!!そこで何してんだゾ」
syamu「んっ...誰や?」
syamuが頭を上げると道着を着た坊主頭の男が立っていた。

9 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:24.92 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「オラは三浦。空手道城を経営してて身長176cm、体重78kg、よろしくゾ〜」
syamu「オラはsyamu。こちらこそよろでやんす」
mur「あんた宿無しそうだけど良かったらウチで泊まるといいゾ〜」

10 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:34.14 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「そんなオラみたいな奴をわざわざ。ありがとございますやで」
syamuはmurの好意に甘えて家に泊めてもらう事になった。

11 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:44.26 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「ここが家ゾ。空手道場も兼ねてるんだよなぁ」
syamu「なんやこれ一体...頭時間なるで...」
murの家兼空手道場はあしたのジョーの丹下拳闘クラブの如く、ボロっちい木造のあばら家だったからだ。
mur「こんな吹けば飛ぶようなとこだけど勘弁して欲しいゾ〜」

12 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:20:54.74 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「細かいこと〜気にしすぎですよね」
あまりに悲惨な外装に戸惑いこそしたがそこは宿無しの身分だ、不平不満は言ってはいけないだろう。

13 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:05.94 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「ポッチャマカレー出来たゾ〜冷めないうちに帰って食べてくれよな〜」
青色のカレーをmurは渡してくれた。その奇抜な色から食欲を減退させるものの、案外食べてみると不味くもなければ美味しくもなかった。

14 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:06.42 ID:aPVf0eAm0.net
シャムまた復活するってマジ?

15 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:18.43 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「泊まらせてくれた上にご飯までご馳走になってしまい...ありがとごさいますやで」
mur「いやいいんだゾ。それよりさっきsyamuさん凄くしんどそうな顔してたゾ〜何かあったのか?」
murはsyamuに尋ねた。

16 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:27.04 ID:wQE/Rs/l0.net
https://i.imgur.com/KboSxmS.jpg

なんj民はしんちゃんに勝てんの?

17 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:30.71 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「ああ...実はオラ友達に嫌われちゃったんだで...何が悪かったのか自分でもわからないんや...」
mur「そうか...それは辛いゾ...」
syamu「オラの何処が悪かったんや...オラはこれからどうすりゃええんや?...シバターさんがいなきゃオラは...」

18 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:44.54 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「その人ともう一度会ってみればいいんじゃないか?」
syamuはうつむきながら小さい声で答える。

19 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:21:53.98 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「イヤ...今のオラじゃシバターさんには向き合えない...会っても何も解決しなそうや...」
その言葉を聞いたmurはsyamuの肩を優しく叩いた。
mur「それなら心の整理がつくまでここにいればいいゾ」

20 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:07.70 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「本当だでか...?なら... オラに何かここでやれる事はないだでか?...ただで泊まらせて貰う訳にもいかんし...」

21 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:13.24 ID:wQE/Rs/l0.net
おろくないからはるなぼけ

22 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:16.83 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「それなら料理とか掃除とかやって欲しいゾ。あと塾生の面倒も一緒に見てくれないか」
murは笑いながら言った。

23 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:31.89 ID:N1CQqm3Ma.net
確かに床をよく見てみると、埃や虫の死骸が散乱しているのがわかった。
自分が何かmurの助けになれば、シバターとの復縁のきっかけが掴めるかもしれない。
syamu「okわかったぜ!!」
syamuは二つ返事で快く快諾した。
それからsyamuはmurの手伝いをする事になったのだ。

24 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:42.28 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「syamuさんの作ったキムチラーメン胡椒が入ってるゾ。syamuさんは胡椒入れるタイプなのかゾ?」
syamu(オラのアト粉がラメーンに入っちゃっただで...)

25 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:22:53.02 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「なんだで!!この埃の中にいる猿は!?」
猿「ヴォー…」
mur「おっ。それは淫夢君だゾ。塾生が密輸してここに置き忘れたのが繁殖したんだゾ」
syamu「可愛いやないですかぁ〜」ナデナデ
mur「あっ!淫夢君の牙には人を殺す位の毒があるから注意しろよ」
淫夢君「ヴォー…」ガブッ!!
syamu「シャムー!!!!」

26 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:04.45 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「ちょっとだけ塾生と組手してくれないかゾ。オラ一人だからいつも余っちゃうんだよ」
syamu「ラジュ!!」
バスtehu「うぁー!落としたァー!
ゲームのカード落としちゃった!!!」
syamu「tehu君。とりあえず落ち着け」

27 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:17.08 ID:N1CQqm3Ma.net
21歳「もちろん俺らは抵抗するで? 拳で」
AOK「お母さんごめんなさい…お婆ちゃんごめんなさい…先生ごめんなさい…僕を死刑にしてください!」
syamu「なんやこれ一体...」
mur「みんな元気でなりよりだゾ〜」

28 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:18.65 ID:wQE/Rs/l0.net
ここはもうそのネタ通じねえんだよすまんな

29 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:30.48 ID:N1CQqm3Ma.net
その頃一方

蔵厨「どうして僕を殺したんですか?」
よせ...やめろ!!
蔵厨「シバターさんが僕に言ったんですよね自殺しろって」
あれは...あれは!!
蔵厨「シバターさん僕は待ってますよ。あの世で」

30 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:40.36 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター「やめろぉぉおおおおお!!!!」ガバッ!!
シバター「ハァ...ハァ...夢か...嫌な夢だな」
シバターは病室のベットの上で汗ばんでいた。

31 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:23:52.83 ID:N1CQqm3Ma.net
蔵厨はかつてピアキャスにて放送を行なっていた無職系配信者だ。
元々オーバードーズを繰り返していた彼だが精神的に病んでいた所を今まで過剰摂取していた薬が原因で睡眠中に死亡したのだ。
シバターはそんな精神が参っている彼に「死ねよ」と自殺教唆をしたのだ。
https://haisinsha.com/shibata-kuratyu/

32 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:24:05.03 ID:N1CQqm3Ma.net
その上シバターは自殺した蔵厨の家に凸して死体を発見する。
それでもシバターはあくまで蔵厨の死は饂飩を喉に詰まらせた事による窒息死であり、自分はその死には関わっていないと主張したのだ。

33 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:24:15.91 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター(因果応報って事かよ...クソッタレ)
シバターは数ヶ月前に医者から胃がんだと告げられたのだ。
シバター「俺が...がん...」
バッチリ先生「ハイバッチリ!!余命は1年持つかどうかですね」

34 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:24:29.69 ID:N1CQqm3Ma.net
その後医者から延命方法、保険に関する話、自宅療養の話を聞いた。
シバターは家に帰る途中ある言葉が延々とループした。

35 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:24:42.85 ID:N1CQqm3Ma.net
余命は1年持つかどうかですね
俺が死ぬ...?そんな馬鹿な...そうしたらあいつはsyamuは...
シバターは決めたのだ。syamuには自分の弱った姿は見せられない。見せたくないのだ。
だからこそ罵倒してsyamuを追い出したのだ。

36 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:24:52.58 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター(syamuのやつ...俺の事怨んでるだろうな。無理もねえ...あんなに悪口言ったんだから)
そんな意気消沈する彼に珍客が二人現れた。

37 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:07.49 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「なんやシバター死にかけとるやないかい」
ノエル「昔っから悪人長命って言いますけどシバターさんには当てはまらないみたいですね」

38 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:07.95 ID:8byVCgnK0.net
そいえばsyamu引退したらsyamu watching復活するって聞いたけど復活したのか

39 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:18.61 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター「なんだてめえらか...嬉しくねぇ...」
ヒカルは詐欺師系ユーチューバーで、かつてシバターと共に炎上軍に加わっていた。
ノエルは迷惑系ユーチューバーで、ドローンを飛ばして悪さをしていた所をシバターに公開説教されたのだ。...結局反省しなかったけど。

40 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:31.92 ID:N1CQqm3Ma.net
ノエル「そういやsyamuさんはどうしたんすか?いつもキッシンググラミーみたいにくっついてたのに」
ノエルはシバターの病室に置かれていた果物籠からバナナを勝手に食べながら言う。

41 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:43.68 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター「どうでもいいだろ...別によ...」
ヒカル「いや、おかしいやろ。ジブンとsyamuはんはイチャイチャしとったやろ?それが急に...」
シバター「五月蝿え!!黙りやがれ」ドガッ!!
シバターは痩せた腕を振り上げ机を叩く。
シバター「ゲボッ!!ゴボッ!!」
シバターの口からドス黒い血がどろどろと流れる。

42 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:25:55.99 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「だ、大丈夫かいな?カッとなっちゃあかんで」ノエル「シバターさん...」
ヒカルはシバターの背中を摩る。ノエルはティッシュで飛び散った血を拭いた。
シバター「ハァ...ハァ...とにかくよぉ...野郎の...syamuの話はもう二度とするな...しやがったら...うぐっ!」
シバターはその場にうつ伏せになって意識を失ってしまった。

43 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:09.15 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「シバター!!どうしたんやシバター 」
ノエル「不味いっすよこれ...」
ノエルは即座にナースコールを鳴らした。
バッチリ先生「はいバッチリ!!」
バッチリ先生の手当てもあってか、シバターの容態は安定状態に入ったようだ。
今はベットの上で酸素マスクをつけてぐっすり死んだように眠っている。

44 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:20.80 ID:FwjLJwZDd.net
MURとSyamuの会話が混ざってクレヨンしんちゃんっぽくなった

45 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:21.18 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「先生...光の病状はどうなんですか?あいつ血ぃ吐いてましたけど...」
バッチリ先生「いや...あのですね、色んなとこにもう転移してんですよ。癌がね」
ノエル「転移って...どこなんですか!!」
バッチリ先生「肺、脳内、大腸、小腸、膀胱、他いくつかもですよ。胃に出来たものさえ発見した時点でもう手遅れだったんです」

46 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:27.38 ID:n9W2CDA4M.net
うせやろ

47 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:34.07 ID:N1CQqm3Ma.net
バッチリ先生は肩を落としながら言う。
バッチリ「すいません...日本の...いえ私の医師としての癌に対する医療技術が未熟なばかりに...」
ヒカル「いえ、先生は悪くないですよ。先生が発見して適切な処置を施してくれなかったら光の奴は今頃...」

48 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:45.02 ID:N1CQqm3Ma.net
ノエル「先生...聞きたいと思ってたんですが光さんの余命はどれくらいなのですか?」
バッチリ「あと持って3ヶ月が限度といったところでしょう...」
ノエル「んな...」
バッチリ「それに光さんは何故かモルヒネの投与を拒んでいるのです。投与すれば痛みだけでも取り除けるはずなのに...」

49 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:26:56.51 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「よおシバター目ぇ覚めたか?」
シバター「ウッ...まだ帰ってなかったのか。あれ...?ノエルのやつは?」
シバターはベットで寝たまま周りを見渡す。
ヒカル「ノエルはバイトがあるから帰ったんや。ところでシバター、お前なんでモルヒネ使わんのや?」

50 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:05.66 ID:XzL0hdoe0.net
シバター「収録終わったらご飯行きません?」
syamu「いや、お腹いっぱいなんでいいです。」
シバター「じゃあ1人で行くんでラーメン屋でもいいんでご飯屋さん知りませんか?」
syamu「お腹いっぱいなんで…ちょっとわかんないです」

51 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:07.11 ID:N1CQqm3Ma.net
シバターはヒカルから目を逸らす。
シバター「いいだろ...別に使わなくともよぉ」
ヒカル「ほんとはジブン、syamuはんも会いたいんとちゃうか?」
シバターはその言葉を聞くと途端に暗い顔になる。が、ヒカルは続ける。

52 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:22.40 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「モルヒネは打つと痛みを和らげる代わりに副作用として眠気に襲われるんや。せやからもしかして訪ねてくるsyamuはんとまともに会話出来なくなるのを恐れてるんやないか?」

53 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:32.51 ID:N1CQqm3Ma.net
シバター「ちげぇよ馬鹿。syamuの奴は俺が追っ払った。もう来ねえよ...」
シバター「でもよ...ずーっと病室にいるとアイツの...syamuの事しか考えられねえんだ。目を瞑るとsyamuの顔が浮かんでくる。テレビを付けて歌番組を見るとアイツがカラオケしてる姿が頭によぎるんだ。syamuが何を食ってるのか、あいつが何してんのかそればっかりだよ...」

54 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:43.93 ID:N1CQqm3Ma.net
ヒカル「重症やな...」
シバター 「だから...眠っちまってsyamuの事を考えられなくなったらよ...怖いんだよ。それに...眠るとあいつらが出てくるだよ...蔵厨...金魚...俺が今まで踏み台にしてきた...奴らが夢の中に出てくるだよ。早くこっちに来いってさ...」
ヒカル「...」
ヒカルはもう何も答えられなかった。

55 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:27:55.10 ID:N1CQqm3Ma.net
眼前のシバターは確かに以前のような恰幅の良さはなかった。ガリガリに痩せていて、顔には生気がなく頬がこけていた。だか、それだけではなく精神まで病むとは。
シバター「とにかくよ...もう俺には関わらないでくれ...一人にしてくれよ...」
ヒカルはもうその場を立ち去るしかなかった。

56 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:28:08.14 ID:N1CQqm3Ma.net
一方その頃
バスtehu「ウワァァァァァァ・・・(1速)
マアァァァァァァ・・・(2速)」
mur「バスtehu君気をつけて帰るんだゾ」
syamu「...今日も疲れただで...」
mur「まあ肉体労働だからなぁ」
syamu「汚い話やけどmurさんは塾生の子から幾らくらい月謝貰ってんのや?」

57 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:28:19.66 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「0円だゾ〜だからオンボロ道場を立て直せないんだゾ〜」
syamu「ええ...(困惑)」
お人好しすぎるmurに呆れつつもsyamuは床に取り敢えず座った。

58 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:28:41.82 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「んーしょ、っとー♪あどっこらしょっとあよっこらしょういち! あっん!?」
syamuの目に一枚の写真が入った。
四人の若い男性が並んで笑っている写真だ。
中には坊主頭のmurに似ている若々しい人物がいた。多分若い頃の彼だろう。

59 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:28:54.52 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「murさん、この写真に写ってる人達はmurさんの友達だでか?」
mur「おっ!そうだゾ!左から遠野にkmrにオラに野獣だゾ。懐かしいなぁ」
murの言う通り、左側から見るとトカゲの様な男、これが遠野だろう。隣には端正な顔立ちを男がいる。これがkmrだろう。一番右側には日焼けしたワイルドな男が写っていた。この人が野獣さんか。

60 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:05.15 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「オラ達四人は俳優の卵だったんだゾ。劇団に入って毎日特訓してたっけ...オラなれなかったけどなぁ」
syamu「他の3人はどうなったんだで?俳優さんになったんか」
mur「いや...結局皆なれなかったんだゾ。kmrは沖縄に帰ってカレー屋を開いたゾ。遠野は音楽系の仕事に就いたんだゾ。野獣は...」

61 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:08.98 ID:i+x73t56r.net
【悲報】シバシャムホモ小説そのものには誰も興味ない

62 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:16.19 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「野獣さんはどうしただで?」
mur「野獣は...あいつはエイズに罹って死んだんだゾ...」
syamu「えっ...」

63 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:28.10 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「実はオラ達四人組は劇団の中でも落ちこぼれでな、戦力外通告を出されてホモビ業界に飛ばされたんだゾ」
mur「オラと遠野とkmrは嫌々ホモビに出てたんだゾ...でも野獣だけは違ってた...あいつはホモビで稼ぎながらそこで名前を売ろうとしてたんだゾ」

64 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:38.29 ID:N1CQqm3Ma.net
10数年前

mur「野獣...もうホモビ出演はやめるんだゾ...これ以上やったら病気を感染されるゾ...」
野獣「うるせえぞmur!!俺はお前らとは違ってビックなスターになるんだよ!!邪魔するんじゃねえ」

65 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:29:50.23 ID:N1CQqm3Ma.net
遠野「murさんほっときましょうよあんな奴。関わるだけ時間の無駄ですよ」
kmr「そうですよ。いつも僕たちと撮影する時になると変なアドリブばっか連発して。正直迷惑なんですよね」

66 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:01.92 ID:N1CQqm3Ma.net
野獣「ふん!!言いたい様に言いやがって!!後で吠え面かくのはテメェらだぜ」

mur「でも...オラ達と別れる時の野獣の顔は寂しそうだったゾ...丁度オラと会った時のsyamuさんみたいな...」
syamu「....」

67 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:10.97 ID:N1CQqm3Ma.net
mur「次に野獣に会った時は...霊安室でだったゾ...あいつは激しいプレイの仕事に取組んでる内にエイズになって死んだんだゾ...」
syamu「そんな...そんな事って...」
mur「syamuさん...ここの塾生達は野獣みたいに独りぼっちの子ばっかりなんだゾ。野獣みたいな事がもう起こらないようにオラがやっていかなきゃ駄目なんだよなぁ」

68 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:22.25 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「murさんは立派だで。辛い過去から逃げずに自分の出来る事をやろうとしとる。
それに比べてオラは...」
mur「syamuさん...syamuさんもいつかシバターさんに会いに行けばいいゾ。あっちだっていつまでも怒っている訳じゃないし。生理が終わって機嫌が良くなってるかもしれないゾ」

69 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:33.31 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「せやろうか...」
結局syamuは踏ん切りがつかないままに、murの道場の手伝いを続けた。
そんなある日のこと
ヒカル「syamuはん!!シバターが危篤なんや!!」
syamu「えっ...どゆこと...」
ヒカル「○×病院やで!!兎に角間に合わななる前に行くんや!!」

70 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:44.91 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「わ、わかっただで!!」
syamuは見ず知らずの男の言うことにも関わらず走った。
なんだかとても嫌な予感がしたからだ。
syamu(シバターさんが危篤...?そんな馬鹿な)
あのシバターが、ありえないだろ。syamuはそう思った。

71 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:30:59.59 ID:N1CQqm3Ma.net
あの大きな体でゲラゲラ笑うシバターが死ぬなんて。
病院に駆け込むとシバター、齋藤光の病室に入った。

72 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:31:09.31 ID:N1CQqm3Ma.net
シバターの顔には白い布が被さっていた。
syamu「し、シバターさん...」
syamuはその場でぺたりと座り込んでしまった。
そんな嘘だありえない。あのシバターがこんなにあっさりと死ぬなんて。
syamuがその場で項垂れていると後ろから声をかけられた。
????「光のお友達ですか?」
syamu「誰ですかだで?」

73 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:31:25.62 ID:N1CQqm3Ma.net
シバママ「あっ、私は光の母です。この子のお別れに立ち会ってくれてありがとうございます」
syamu「い、いえ、僕は濱崎順平です。シバターさんとはユーチューバー仲間で...でもまさかこんな事になってるなんて...」

74 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:31:37.63 ID:N1CQqm3Ma.net
シバママ「あの子ったらやっぱり何も言わなかったのね。昔から正直じゃないんだから」
syamu「シバターさんは病気だったんだすか?」
シバママ「ええ胃がんだったのよ。発見した時点でもう手遅れで...でも濱崎さん、貴方が来てくれて良かったわ。あの子嫌われ者だったから」

75 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:31:51.58 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「ですが、俺...シバターさんに嫌われてたんです。ある日突然出てげ言われて...」
シバママ「それはね。あの子たぶん弱った姿を友達の貴方に見られたくなかったんじゃないかしら。強がりなのよ」
syamu「オラ何も知らなかったんかいな...」
syamuは椅子に座り頭を抱える。シバターが自分の事を嫌っていた理由、それが今更わかっても手遅れだった。

76 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:32:02.57 ID:N1CQqm3Ma.net
yamuは尻に何か違和感を感じた。
よく見ると椅子に手紙が乗っかっている。
syamu「なんだでこれは...」
syamuはそれを開けてみる事にした。
そこには

77 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:32:39.48 ID:N1CQqm3Ma.net
syamuへ
この手紙をお前が見ているという事は、俺が死んでいるという事だろう。
あの日お前を罵倒してしまい本当にすまなかった。

俺はお前に弱った姿を見せたくなかったし、俺みたいに先が長くない奴と一緒に過ごさせる訳にはいかなかった。
でもお前を俺はいつまでもいつでも愛してる。
俺はこれから地獄に行って今までの罪を償ってくるよ。

じゃあなsyamu
シバターより

78 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:33:00.40 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「し、シバだーざん、オラいやだでぇぇぇぇぇぇ」
syamuはシバターの遺体に駆け寄ると涙を滝の様に流した。
何度も何度も泣いた。それでも彼は生き返らなかった。
おしまい

79 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:33:16.24 ID:CkajwAvga.net
>>12
syamuが自分の身分弁えて発言考えるわけないやろ

80 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:33:55.17 ID:oLKMVoEj0.net
シャムシバはオワコン

81 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:34:52.33 ID:N1CQqm3Ma.net
その後
syamu「それじゃあmurさんお疲れ様だで」
mur「おっそうだな!」
syamuは1日の仕事が終わるといつもの場所に行く。
横浜外国人墓地
syamu「シバターさんこんばんはだで」
シバターの墓前に立つsyamu。その手にはココアヨーグルトを持っていた。

82 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:34:55.36 ID:oLKMVoEj0.net
でも最後まで貼ったのは評価する

83 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:36:11.77 ID:iP6Z1sDAa.net
https://i.imgur.com/H5iICNI.jpg

84 :風吹けば名無し:2019/10/07(月) 21:37:02.88 ID:N1CQqm3Ma.net
syamu「オラは相変わらず駄目な奴やけど...死んであの世でシバターさんと会える時に胸を張れる様な人間になりますよぉ!!」
syamuはそう言うとココアヨーグルトを暮石に塗りたくると踵を返して帰っていった。
シバター「syamuさん...墓石に付いてますよ...」
シバターはちょっと悲しそうに...でも嬉しそうに草葉の陰から笑っていた。
ほんとにおしまい

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