【悲報】ラピート（1994年製）の台車から計9ヶ所の亀裂が見つかる

風吹けば名無し

大阪・難波から関西国際空港までを結ぶ南海電鉄の特急「ラピート」の台車で長さ約１４センチの亀裂が見つかった問題で、南海は１日、ラピートの台車の緊急点検で新たに１編成で長さ約６センチの亀裂と、亀裂の疑いがある約２センチの傷が見つかったと発表した。

緊急点検で亀裂が見つかったのはラピート全６編成のうち３編成となった。ラピートでは平成２９年１１月と今年４月にも亀裂が確認されており、これらを含めると亀裂は計９カ所にのぼった。

問題発覚を受けて８月２４日から実施していた緊急点検は同３１日で終了。南海によると、今回の亀裂と傷は８月３０日、同じ車両の別の台車で、いずれもモーターを支える受け皿の溶接部分で見つかった。すでに補修をし、安全を確認したとして走行させているという。

今回の亀裂や傷が見つかったのは、これまで見つかっていた８カ所の亀裂とは別の編成だが、いずれも溶接部分にあったことから、南海は原因について製造メーカーの日本製鉄と調査を進める。

南海は問題発覚を受けて８月２４～２６日、ラピート全６編成３６台車を対象に目視による点検を実施。同２９～３１日は専用の装置を使った点検を行っていた。

南海は緊急点検で亀裂が見つかったうち、同２６日に約７センチの亀裂が見つかった１編成について、第三者機関の公益財団法人鉄道総合技術研究所に依頼し、９月２日から調査を開始する。

一方、重大インシデントと認定された長さ約１４センチの亀裂が見つかった車両を含む残る５編成については「安全性に問題がない」として、亀裂を修繕した上で通常通りの運行を始めている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000535-san-soci