【悲報】阪神矢野監督「中谷のところは走者がいたなら鳥谷代打だった」

風吹けば名無し

　一振りで勝負を決めた。七回2死から阪神・中谷が放った約3カ月ぶりの本塁打は勝ち越しの一発に。
「自分はチャンスが少ない立場。足跡を残そうと打った結果」。矢野監督の代打起用に満額回答で応えた。

　巨人・先発の山口をベンチから見て「真っすぐが速い」と分析していた。追い込まれて狙い球を絞ることはできなくなったが、振り遅れないことを心掛けて高めに浮いた外寄りの直球をフルスイング。力強い打球が左翼席に飛び込んだ。

　26歳の右打者は阪神では数少ない長距離打者だ。2017年には20本塁打。しかし、飛躍が期待された昨年は5本に激減。
安定感に欠けて今季も出場機会こそ少ないが、18安打中6本がスタンドイン。浜中打撃コーチが「ああいう長打があるのが中谷」と語るように、魅力の一発が勝負どころで出た。