イギリス「イランは国際社会のシステムを守れ」

風吹けば名無し

【カイロ＝佐藤貴生】イランによる英タンカー拿捕（だほ）事件は２９日で発生から１０日となったが、対立は解けず平行線をたどっている。

ラーブ英外相は２９日、イランに対し、「暗闇から抜け出して国際社会の責任ある一員として承認されたいなら、国際社会のシステムを順守すべきだ」と、タンカーの解放を要求。
また、「これは取引（の問題）などではない」とし、英海兵隊などが４日に拿捕したイランのタンカーの解放とは別問題だと強調した。英メディアに対して語った。

一方、イランのメディアは２９日、革命防衛隊による１９日の英タンカー拿捕当時のものとされる新たな動画を放映した。
英タンカーのすぐ近くでイラン側小型艇から撮影したとみられ、近海にいた英フリゲート艦「モントローズ」に対し、英語で「介入する必要はない」「自らを危険にさらすな」などと警告する様子が映っている。