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夏目漱石の「夢十夜」とかいう日本人が書いた中で一番美しい小説www
- 1 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:37:32.65 ID:ATjvnP0E0.net
- 「百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。きっと逢いに来ますから」…
自分はそれから庭へ下りて、真珠貝で穴を掘った。
真珠貝は大きな滑らかな縁の鋭い貝であった。
土をすくうたびに、貝の裏に月の光が差してきらきらした。
湿った土の匂いもした。
穴はしばらくして掘れた。
女をその中に入れた。
そうして柔らかい土を、上からそっと掛けた。
掛けるたびに真珠貝の裏に月の光が差した。
それから星の破片の落ちたのを拾って来て、かろく土の上へ乗せた。
星の破片は丸かった。
長い間大空を落ちている間に、角が取れて滑らかになったんだろうと思った。
抱き上げて土の上へ置くうちに、自分の胸と手が少し暖くなった…
- 2 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:37:47.58 ID:ATjvnP0E0.net
- …すると石の下から斜に自分の方へ向いて青い茎が伸びて来た。
見る間に長くなってちょうど自分の胸のあたりまで来て留まった。
と思うと、すらりと揺らぐ茎の頂きに、心持首を傾けていた細長い一輪の蕾が、ふっくらとはなびらを開いた。
真白な百合が鼻の先で骨にこたえるほど匂った。
そこへ遥かの上から、ぽたりと露が落ちたので、花は自分の重みでふらふらと動いた。
自分は首を前へ出して冷たい露のしたたる、白い花弁に接吻した。
自分が百合から顔を離す拍子に思わず、遠い空を見たら、暁の星がたった一つ瞬いていた。
「百年はもう来ていたんだな」とこの時始めて気がついた。
- 3 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:37:48.54 ID:3LO59yRM0.net
- 意味がわからんかったわ
- 4 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:37:51.77 ID:WiGKJZ4l0.net
- 夏目作品としては異色だよな
- 5 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:37:55.33 ID:YCSb6sFP0.net
- こころだろ
- 6 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:38:15.10 ID:7Q6uTDiRd.net
- 船から飛び降りるやつすき
- 7 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:38:32.11 ID:wBOftG/g0.net
- 実際うつくしい文章をしてるよな
これぞ純文学って感じ
- 8 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:38:32.70 ID:+no2e1nw0.net
- ワイジ、意味がわからなくて脂肪
- 9 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:38:35.39 ID:Du5XKZpna.net
- 変態クソドカタの怪文書に見えた
- 10 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:39:11.13 ID:l+ZBswqka.net
- 雪国定期
- 11 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:39:22.98 ID:wBOftG/g0.net
- 百年後に逢うから百合なんやってな
- 12 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:39:27.43 ID:ATjvnP0E0.net
- ホンマに100年以上前の人間が書いたのかってレベルで今にも通用する美しさやん
- 13 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:39:34.29 ID:TIsW/07Ed.net
- 高校の時好きな子がこれの朗読で当てられて聞きながらフルボッキしたの覚えとるわ
- 14 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:39:50.37 ID:cETDnbs90.net
- >>13
草
- 15 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:40:05.08 ID:rTD25iow0.net
- 第1夜ほんますこ
- 16 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:40:18.62 ID:3hSpeFI20.net
- 意味不明やん
- 17 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:40:33.97 ID:+no2e1nw0.net
- 美しさはおいといて山月記すこ
- 18 :風吹けば名無し:2019/07/27(土) 22:40:43.58 ID:4zE0+wIh0.net
- 夢芝居?
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