シバター 「順平...暗いんだよ...」

1 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:29:30.36 ID:aOh3rGgpa.net

syamu妹は神奈川と向かった。兄が愛した人の実家へと。
syamu妹「お久しぶりですねシバターさん。お元気ですか？」
シバター 「あっ妹さんか、元気だよ。」

2 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:29:45.02 ID:aOh3rGgpa.net

一年ぶりに見るシバターさんの顔は幾分元気が衰えている様だ。前はあんなに恰幅が良かっだのに、今の彼はかなり痩せていて干物みたいだ。やはり死んだ兄は命と一緒にシバターさんの生気も奪っていったのだろうか。
syamu妹「先週お兄ちゃんの一周忌があったんです。」
シバター 「そう」

3 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:29:56.80 ID:aOh3rGgpa.net

表情を崩さないシバターさん。でも、私は会話をやめなかった。
syamu妹「シバターさん。私ずっとお兄ちゃんの事が好きだったの、小さな頃の夢はお兄ちゃんと結婚する事だったんだ。ちょっとお馬鹿だけど私にとっては頼りになる人だったから」
シバター 「...そうか」

4 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:30:10.57 ID:aOh3rGgpa.net

syamu妹「だからシバターさん、貴方にずっと嫉妬していたんだ、お兄ちゃんは私といるよりも長い時間を貴方と過ごしてた、そして楽しんでいた。」
長いこと掃除をしていないのだろう、埃まみれの床を払いながらシバターさんは答えた。

5 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:30:26.37 ID:aOh3rGgpa.net

シバター 「馬鹿な事言わないでくれ。嫉妬していたのは君だけじゃないんだよ」
syamu妹「えっ？」
これは意外だった。お兄ちゃんはずっとシバターさんだけのものだと思っていたのに。

6 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:30:38.75 ID:aOh3rGgpa.net

シバター 「君は女の子だからsyamuと一緒に仲良し兄妹として手を繋げただろう、それに幼少期からずっと暮らしているから思い出は君の方が多いよ。それに...」
法に触れるが、ガキだって作れたんだ。
syamu妹「やっぱり子供欲しかったんですか」

7 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:30:50.27 ID:aOh3rGgpa.net

シバター「俺はガキは嫌いだ、うるさいしものを散らかす...けど俺がどう頑張ってもsyamuにやれないものがガキだった」
シバター 「でも...やっぱり欲しかったな...子供: 」

8 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:30:56.00 ID:4wgpNqTs0.net

ジャムおじさんとバタ子さん定期

9 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:01.45 ID:aOh3rGgpa.net

ちょっと昔のことを思い出した。
syamu妹「おい！引きこもり」syamu「ん、ん、ん、何？」
syamu妹「お兄ちゃんってさシバターさんのどんな所に惹かれたの？」
私は手をお兄ちゃんの首にかける。
syamu「お前はもぉ〜変なこと聞くぅ」
顔を赤らめるお兄ちゃん。でもどこか嬉しそうだ。

10 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:11.47 ID:lvhUcslZ0.net

妹をかわいく書いてシバターをいいやつに書く漫画家おったな

11 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:16.73 ID:cS0zYeuip.net

なんやこれ一体

12 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:24.89 ID:koTtBovMr.net

シャムシバ尊い

13 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:33.55 ID:GAa6I1iBa.net

あくあく

14 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:37.57 ID:aOh3rGgpa.net

syamu「まあ、なんやその...」
「シバターは頭も良いし力もある、金儲けの才能もあるしちょっとやそっとの事じゃ傷つかなそうやけど...偽悪的でいつも自分が傷つくようなことをしてしまうんや。
人を傷つけたり炎上しているアイツを人は嫌っとるけど...シバターは心の中では泣いてるんや...そんなあいつに惹かれたんや」

15 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:31:52.80 ID:aOh3rGgpa.net

素直なお兄ちゃんの気持ちと太陽の様に眩しい笑顔、そのまま受け入れられはしなかったけど、私に勝ち目はなかった。
シバターさんの寂しさや悲しさがこの場にいると伝わった。傲岸不遜でお金に汚いシバターさん、何でも手にしたように見えるけど、側にお兄ちゃんがいなきゃひとりぼっちなんだ。

16 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:05.43 ID:aOh3rGgpa.net

私はシバターさんの手を握った。
シバター 「！？」
syamu妹「シバターさん、お兄ちゃんがいなくっても私がいるよ。まあ本当なら私がお兄ちゃんの手を握ってたけどね...」
シバター 「いや、それは違うだろ。syamuは俺のものだし」

17 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:27.59 ID:f/rGjDOJr.net

昼間から順平SSとか頭おかしなるで

18 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:28.42 ID:0LxVxyWo0.net

基本・・・

19 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:30.74 ID:aOh3rGgpa.net

シバターさんは即答した。
そんなことは昔から知ってる。まあ、癪だから一生言ってあげないけどね。
syamu妹「まあ、お兄ちゃんの為みたいなもんだし。それにシバターさん、私の事を自分の娘だと思ってくれていいよ」
シバター 「はぁ！？何がどうなってそんなふざけた事言うんだ」

20 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:36.11 ID:IthpaEBG0.net

syamuって今なにやってんの？

21 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:41.81 ID:aOh3rGgpa.net

syamu妹「さっき言ったじゃないですか、お兄ちゃんとの子供が欲しいって。私だったら血も繋がってるし丁度いいと思うけど」
シバター 「ふふっ...何だそりゃ」
シバターさんはちょっと笑った。昔と比べると力はないけど、たしかにニッコリと。

22 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:49.41 ID:OR1PhQeZ0.net

スマホからssとか惨めやね

23 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:32:51.92 ID:aOh3rGgpa.net

syamu妹「でもね、私が本当になりたいのはお兄ちゃんのお嫁さんだからね。シバターさんには簡単には譲らないよ！」
シバター 「俺だって同じさ」

24 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:33:02.63 ID:aOh3rGgpa.net

シバターさんがひとりぼっちにならない様に一緒にいてあげることは出来る。シバターさんの中での一位になれなくたっていい、お兄ちゃんの代わりに彼を守ることが出来れば。
おしまい

25 ：風吹けば名無し：2019/06/18(火) 11:33:06.45 ID:2D4FU1wM0.net

警告:0点…