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村上「どうすりゃいいんだ…」

1 :風吹けば名無し:2019/05/29(水) 23:43:05.23 ID:EVa3IhNz0NIKU.net
本拠地、神宮球場で迎えた広島戦
先発石川が大量失点、打線も勢いを見せず惨敗だった
神宮に響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、若き主砲村上は独りベンチで泣いていた
高校時代の栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のヤクルトで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」村上は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、村上ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」村上は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、村上はふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した村上が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにスワローズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする村上の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ムネ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った村上は目を疑った
「ふ・・・古田さん?」  「なんだ村上、居眠りでもしてたのか?」
「み・・・宮本コーチ?」  「なんだ村上、かってに宮本さんを引退させやがって」
「稲葉さん・・・」  村上は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:真中 2番:宮本 3番:稲葉 4番:ペタジーニ 5番:古田 6番:内川 7番:ラミレス 8番:土橋 9番:石井一
暫時、唖然としていた村上だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
岩村からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する村上、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている村上が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

2 :風吹けば名無し:2019/05/29(水) 23:43:32.36 ID:vPwrzGcvaNIKU.net
何回同じスレ立てれば気が済むんだよ

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