巨人小笠原、百人カッ首を編纂する

風吹けば名無し

「精液を出しても一人」
平成の世が終わりを告げることを受け、宮内庁は記念事業として歌集の編纂をすると発表した。
「歌集とカッスは似ている」と海の王子さま、巨人小笠原内野手（44）にカッ集編纂の勅命を下される。
ところがカッスは「光栄です」とこれを拒絶、不敬罪としてロッテの中継ぎ陣へ流刑となり、炎上死亡するハプニングもあったが、無事カッ集の編纂が開始された。
国家事業としてのカッ集の編纂には、当代一流の歌人が黒星のごとく並んだ。
覚醒的な歌風の清原、男女の愛を表現した二岡、盛者必衰の理を表す斎藤などである。
ようやく編纂を終えたカッスはあることに気づく。なんと素晴らしい先輩（49）の素晴らしい作品を選出していなかったのだ。
「（駄作をボツにしちゃ）いかんのか？」と思ったその時、「その辺があかんねん」とどこかで聞こえた気がした。

舞台は変わって宮中、編纂事業の成功を祝って晩餐会が行われていた。
なんと、スペシャルメニューとして名古屋産の魚と萎びた白子が献上されていた。
陛下もたいそうご満足、「これで精力をつけてください」と臣下の種なしぶどう（64）に白子を下賜するファインプレーを披露された。

この件に関して素晴らしい先輩（49）は、魚に添えられた白子をちらりと一瞥して「小笠原君は少しお疲れのようですね」とコメント。
巨人小笠原はてっきり欠席だと思っていたが、どうやらちゃんと来ていたようだ。