なろう作家「若手を使えば成長し阪神を優勝させることができるのでは？」

風吹けば名無し

「先代の和田のベテラン重用により我がチームは世代交代に失敗しつつありこのままではまた暗黒時代が訪れてしまいます...」

なるほど、確かにこのチームには若手が少ない。噂では30歳を超えても若手扱いされる選手すらいるらしい。これでは今戦うことができても数年後はどうなることか。

「君、すまないがまず阪神の有望株を教えてくれないか？」
「はい。二軍に期待の投手は多いのですが野手が少なく中々ホームランが出ないのです。」
「ふむ、それではドラフトで野手の獲得が必要だな。」
「しかし、甲子園には浜風がありますし簡単にいい選手なんて...」

なんと、ドラフトを失敗し続けてたせいか良い野手が獲れないという。

「なんだ、そんなことか。なあに、方法は簡単だ。一番飛ばす奴を指名すればいい。」
「・・・！なるほど！一番パワーのある選手なら甲子園でも簡単にホームランが打てる！」

俺の大山指名にファンが大歓声を上げた。

「さて、まずは絶対的なエースの育成だな。エースには完投できる体力と忍耐力が必要だ。藤浪にはどんな結果が出ようと投げ切らせる。」
「次にコンバートを行う。複数のポジションを守れるとチームに幅ができる。なに、心配するな、レフトなど特に簡単だ。それに強いチームはチームバッティングができる。ヒッティングをしながらランナーを進められる右打ちは必要不可欠だな。」
「それに若手投手をリリーフで積極的に使い経験を積ませる。具体的には才木、望月だな。」
「これで若手が躍動し2～3年後には黄金時代が訪れるだろう。名付けるなら...『超変革』だな。」

「す、すごい...！これなら簡単に若手を育てながら勝つことができる！やはりアニキは偉大だ...！」