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ワイとAちゃんの恋模様を見守るスレ
- 1 :風吹けば名無し:2018/09/07(金) 22:37:05.17 ID:M0WGAHvtp.net
- 頑張るぞ
- 2 :風吹けば名無し:2018/09/07(金) 22:37:32.05 ID:u0MUISNN0.net
- ハラデイ
- 3 :風吹けば名無し:2018/09/07(金) 22:38:06.89 ID:qKxHRBshd.net
- 本拠地、ハイネセンで迎えた銀河帝国戦
ビュコック提督が大量失点、軌道上の警備艦艇も勢いを見せず惨敗だった
スタジアムに響くハイネセン市民のため息、どこからか聞こえる「今年は同盟滅亡だな」の声
無言で帰り始めるトリューニヒト派の中、最高評議会議長ヨブ・トリューニヒトは独り執務室で泣いていた
アスターテ会戦で手にした栄冠、喜び、権力、そして何より国民からの支持率・・・
それを今の自由惑星同盟で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」トリューニヒトは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、トリューニヒトははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい革製の椅子の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って練習をしなくちゃな」トリューニヒトは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、トリューニヒトはふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
執務室から飛び出したトリューニヒトが目にしたのは、地平線まで埋めつくさんばかりの支持者だった
千切れそうなほどに国旗が振られ、地鳴りのように自由惑星同盟の国歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするトリューニヒトの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ヨブ、演説だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったトリューニヒトは目を疑った
「オ・・・オリベイラ先生?」 「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」
「ロ・・・ロボス元帥?」 「なんだトリューニヒト、かってにロボス元帥を戦死させやがって」
「パエッタ中将・・・」 トリューニヒトは半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:ムーア 2番:ネグロポンティ 3番:パストーレ 4番:トリューニヒト 5番:ロボス 6番:パエッタ 7番:アイランズ 8番:ドーソン 9番:オリベイラ
暫時、唖然としていたトリューニヒトだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
アイランズから銀食器を受け取り、壇上へ全力疾走するトリューニヒト、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌年、総督府執務室で射殺されたトリューニヒトが発見され、吉村と村井は病院内で静かに息を引き取った
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