ワイが体験した怖い話したろか？ [ひまわり学級]

風吹けば名無し

コレはワイが同じ大学のテニスサークルの女３人をマイカーに乗せてドライブしてたときの話なんやが、
彼女の友達の一人がオカルト好きで、なんやかんやで心霊スポットと噂のトンネルに行くことになったんや。
ワイはそういう面白半分で危険な場所に行くのはどちらかというと大反対やったんやが、
彼女の友達の顔とおっぱいだけは良いオカルト女が「本当は怖いんでしょ？ｗ」とか半笑いで挑発してきたから
「ビビッてないっつーの！」と言って現場へ直行。その途中、ワイがトンネルを移動する間一度もビビらんだら
オカルト女がワイの性奴隷になるという約束を結んできた。

そんで実際に件のトンネルの前に車を止めて入ってみたんやが、一歩踏み出したとたんに拍子抜け。
ワイは生まれたときからちょっとした霊感を持っているんやが、そのトンネルにおる霊はよくてＣ級クラス、
不動明王の加護を受けたワイなら一睨みするだけであっという間に成仏させられるランクやった。

だが、耐性のないメスどもにはきつかったらしく、トンネルの中間までもいかんうちに、「ヤバイ、ヤバイ、引換そ」
とか言い出してきた。特に生意気なオカルト女は顔面真っ青。見てて可哀そうになるくらいやった。

「怖いんやったら戻るか？」

と親切心を出して言ったら、何故か逆切れして、
「あんたの性奴隷になるなんてごめんだっつーの！」

とか言って、止まれと言っても勝手に一人でずんずん先へと進んでいくんや。
そして１０秒もたたないうちに悲鳴。地面から起き上がった骸骨がオカルト女に抱き着いたんやな。
そらぁ、（ワイが結界になっているから周囲の霊を抑え込めていたのに、その結界の範囲から出てしまったら）そうなるよ。

ワイは仕方なしに自分の指先を切って、地面に叩きつけた。それが即席の結界となって震えているだけのサークルのメス二人を守ってくれる。
そのまま、ダッシュでオカルト女に抱き着いているスケルトンの頭部を粉砕、お姫様抱っこで女をかかえて、「逃げるぞ！」の号令とともに全員でトンネルの入り口へと一目散よ。

そして帰りの車の中、「素人が面白半分で心霊スポットにいったらいかん」と説教かましたった。
オカルト女は「これで私もあんたの性奴隷ってわけね」とふてくされたように言ってたが、
「いや、ワイはビビったからあの賭けはノーカンや」と言った。
「ビビったって……何が怖かったのよ」
「そりゃあ当然、あのトンネルで君を失うことがさ」（ウィンク）
なお、その後オカルト女は赤面して、ずっとうつむいてた模様。ありゃあワイにホの字やな。　　終わり