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由伸「どうすりゃいいんだ…」
- 1 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:07:50.03 ID:9ogHRBrt0.net
- 本拠地、東京ドームで迎えた広島戦
先発みつをが新井に逆転3ランを打たれ、、抑えも押し出し四球で失点、惜敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年もBクラスだな」の声
無言で帰り始める選手達の中、一昨年に監督として就任した由伸は独りベンチで泣いていた
巨人で選手として手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の監督業で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」由伸は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、由伸ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」由伸は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、由伸はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した由伸が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにジャイアンツの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする由伸の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ヨシノブ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った内川は目を疑った
「お・・・岡崎コーチ?」 「なんだ地蔵、居眠りでもしてたのか?」
「お・・・小笠原さん?」 「なんだ由伸、かってに小笠原さんを引退させやがって」
「原監督・・・」 由伸は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:坂本 2番:藤村 3番:長野 4番:ラミレス 5番:高橋 6番:阿部 7番:小笠原 8番:亀井 9番:内海
暫時、唖然としていた由伸だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する由伸、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている由伸が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
- 2 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:09:31.39 ID:K4uKIbaAd.net
- 内川に転生しとるやん
- 3 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:10:51.67 ID:dRKICNIY0.net
- 唐突に内川になるな
- 4 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:11:03.06 ID:8UIUYT4d0.net
- 建て直しは甘え
- 5 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:12:35.33 ID:CIwQ6DKUd.net
- 小笠原7番?
- 6 :風吹けば名無し:2018/08/30(木) 03:13:07.89 ID:9ogHRBrt0.net
- >>5
2011年
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