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清宮「どうすりゃいいんだ・・・」
- 1 :風吹けば名無し:2018/08/22(水) 21:53:51.14 ID:QHppBMxp0.net
- 準本拠地、東京ドームで迎えたホークス戦
先発村田が初回大量失点、中継ぎ、抑えも勢いを見せず惨敗だった
東京ドームに響くファンのため息、どこからか聞こえる「CSも無理だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、清宮独りベンチで泣いていた
第3打席で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できないチームメイト・・・
それを今の日ハムで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」清宮は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、清宮ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」清宮は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、清宮はふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出した清宮が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのように「ファイターズ讃歌」が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする清宮の背中に、どこか懐かしい声が聞こえてきた
「清宮、試合始まるぞ。早く行くぞ」声の方に振り返った清宮は目を疑った
「ひ・・・稀哲さん?」
「なんだキヨ、居眠りでもしてたのか?」 「か・・・金子コーチ?」 「なんだ清宮、かってに金子さんを引退させやがって」
「稲葉さん・・・」 清宮はパニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:森本 2番:田中賢 3番:小笠原 4番:セギノール 5番:稲葉 6番:SHINJO 7番:清宮 8番:鶴岡 9番:金子誠 投:ダルビッシュ
暫時、唖然としていた清宮だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」 飯山からグラブを受け取り、グラウンドへ向かう清宮、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている清宮が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った
- 2 : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:2018/08/22(水) 21:54:21.86 ID:K8yqxQlv0.net
- ○
O
,, -''"´ ̄`´ ̄ ̄ ̄`"''-、
/ ⌒ヽ/ \
./ | ヽ と思う藤浪であった
| /´ ̄`''"´ ̄`)ノ''- 、 .',
.| / '´ .| |
ヽ| ノノ |
.)ノ__, 、__ '´ヽ ,'
.{ __,ニ、ヽ ,.ニ、_ リ .,.ニ./
〉ヽ●ゝ〉 , ノ_●ノ | .//ヽ}
.|.  ̄/  ̄ リノ>.ノノ
'、 ( .ヽ __,ィ゙
. ヽ. `コj⌒´ / || リ
.| ノイ工hヽ |.|/
'、.ヽ二ン´ ,ノ
│ '⌒ ,,-''´
.ヽ___,,-''´
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