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大谷翔平は巻き返せるか。新人王争いはヤンキースの若き大砲が最有力

1 :風吹けば名無し:2018/07/30(月) 19:44:30.46 ID:ucvzEcWK0.net
2018年のMLBニューカマー@ア・リーグ編
 2018年のメジャーリーグも、いよいよ後半戦に突入しました。前半戦は大谷翔平選手の衝撃デビューで大いに沸きましたが、
時を同じくして台頭してきた他のニューカマーの存在も見逃すわけにはいきません。そこで今回は、シーズン前半戦で一気に名を世に広めた若手有望株たちを紹介します。

 まずはア・リーグで注目されたのは、ロサンゼルス・エンゼルスのハイメ・バリア(22歳)というピッチャーです。大谷選手のチームメイトなので、テレビで投げる姿を観た方も多いのではないでしょうか。

 バリアの出身は中央アメリカのパナマ共和国。2013年に16歳でエンゼルスに入団しました。そして3年後の2016年には、チームの最優秀ピッチングプロスペクト(投手の若手有望株ナンバー1)に選ばれています。

 2017年はマイナーのシングルAからスタート。その後、ダブルA→トリプルAと順調に階段を駆け上がり、26試合の先発で合計7勝9敗と負け越しながら、防御率2.80という好成績をマークします。
その年、オールスター前に行なわれるフューチャーズゲーム(若手のオールスター)では、世界選抜チームにパナマ出身者として唯一選出されました。

 2018年、バリアはマイナーで開幕を迎えます。ところが今季、エンゼルスは先発投手陣に故障者が続出。そのために開幕早々の4月11日、テキサス・レンジャーズ戦で先発するチャンスを掴みました。
すると、当時21歳という若さながら落ち着いたピッチングを披露し、5イニングを1安打1失点で初登板・初勝利を挙げたのです。

 バリアの球種は主に速球とカーブ、そしてチェンジアップ。そのなかでも、チェンジアップのキレが高い評価を得ています。また、コントロールが秀でているのもバリアの大きな武器でしょう。

 4月22日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に登板したときのピッチングは、まさにその真骨頂でした。初回、2番バッターのブランドン・ベルトに対して、
なんと1打席で21球も投げるというメジャー新記録を打ち立てたのです。

 その内容は、21球のうち17球がファウル。相手バッターに11球連続ファウルと粘られました。最終的には21球目にライトライナーで相手を打ち取ったものの、
それはつまりフォアボールとならず、ずっとストライクを投げ続けたということです。コントロールが秀でているからこそ成し得た記録でしょう。

 7月29日現在、バリアの成績は5勝7敗・防御率3.80。先発メンバーの関係で登板が終わるたびに登録抹消を繰り返す不規則な状況ながら、チーム3位タイの勝ち星を挙げています。
ローテーションが定まらないチームの台所事情のなか、バリアは予想以上の戦力と言えるでしょう。

 ピッチャーのタイプとしては、大谷選手のような速球派ではありません。バッターを圧倒してゲームを支配するピッチングではないのですが、バリアは間違いなくシーズン前半戦で活躍した今季注目の選手だと思います。

2 :風吹けば名無し:2018/07/30(月) 19:45:01.88 ID:ucvzEcWK0.net
 一方、ア・リーグのバッターで台頭してきたのは、ニューヨーク・ヤンキースのグレイバー・トーレス(21歳)です。名門ヤンキースの新たな二塁手として登場し、いきなりその名を広めました。

 ベネズエラ出身のトーレスは2013年、シカゴ・カブスに16歳で入団。その後、2016年7月にアロルディス・チャップマンとのトレードでヤンキースに移籍します。
そして2108年、トーレスはマイナーで開幕を迎えましたが、4月22日に21歳の若さで早くもメジャーデビューを果たしました。

 すると、トーレスのデビューと同時にチームは快進撃を見せたのです。18試合を行なって、負けた試合は1試合のみ。17勝1敗という驚異の勝率に貢献し、チームも一気にア・リーグ東地区の1位に立ちました。

 特に5月に入ってからのトーレスの活躍ぶりは、目を見張るものばかりです。5月21日のレンジャーズ戦では、ミッキー・マントルに次ぐ球団史上2番目の若さで1試合2ホーマーを記録。
さらに5月25日のエンゼルス戦では、ミゲル・カブレラ、アンドリュー・ジョーンズ、アルバート・プホルズに次ぐ4番目の若さ(21歳163日)で4試合連続ホームランを記録しました。ちなみにこの記録は、ア・リーグでは史上最年少という快挙です。

3 :風吹けば名無し:2018/07/30(月) 19:45:30.78 ID:ucvzEcWK0.net
 5月の成績は24試合に出場して打率.325・9本塁打・24打点をマーク。その結果、ア・リーグの月間最優秀新人賞に選ばれました。
4月に同賞を獲得した大谷選手の連続受賞を阻んだので、彼の名前を覚えている人も多いのではないでしょうか。

 デビューした当初、トーレスの打順は9番でした。ところが、ラストバッターとしてホームラン9本を放って評価を上げ、6月30日のボストン・レッドソックス戦ではついに初の4番に抜擢されたのです。

 昨年メジャー最多の59本塁打を打ったジャンカルロ・スタントンや、メジャー2年目でホームラン王に輝いたアーロン・ジャッジを擁するなど、名門ヤンキースのラインナップは他のチームとは一線を画します。
そのメジャー屈指の強力打線において、トーレスが4番の座を射止めたのは大きな驚きでした。ヤンキースの歴史を振り返っても、21歳199日での4番抜擢は1953年のマントルに次ぐ若さです。

 ただ、そんな衝撃的な出来事を成し得たにもかかわらず、トーレス本人は「自分はホームランバッターではなく、コンタクトヒッターだ」と言っています。今年のオールスターのホームラン競争も辞退するなど、その言動にも驚かされました。

 現在、トーレスの成績は打率.289・15本塁打・42打点。強力打線のなかでチーム5位の本塁打数をマークしています
。オールスター前に故障者リスト入りして15試合欠場しましたが、復帰後も好調をキープすれば、1963年にジョー・ディマジオが21歳で29本塁打を打った記録を更新するのではないかと言われています。

 実に話題の多い選手なので、後半戦も楽しみな存在です。今のところ、トーレスがア・リーグ新人王候補の最有力ではないでしょうか。
大谷選手が復活して巻き返すか、それともトーレスがさらに爆発するか、後半戦もニューカマーから目が離せません。

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