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【毎年恒例】なろうオールスターコピペ祭

1 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 16:52:35.02 ID:NK7U2Lhd0.net
作者工場労働者説


「三勤務労働制……という言葉は知っていますか」
「三勤務労働制? 何を言っている?」
ふむ、やはり知らんか。もっともそれは仕方のない話なのかもしれない。
この案は私が前の世界に居たときから抱いていた新しい制度だ。知らぬのも当然だろう。
「簡単に言いますと朝は奴隷が働きます。昼は貴族が働き夜は農民が働く、こうやって朝、昼、晩と位毎に仕事を分けるのです」
つまり、奴隷は朝だけ働けば良くて貴族は昼、農民は夜と働く時間を決めておくのだ。
こうする事によって皆が同じ時間分働く事ができ不公平がおきない。
短期間で集中して仕事もできるから作業能率も上がりゆっくりと休憩時間も取ることができる。
今までは奴隷と農民が一日中作業をやっていたから、疲労が溜まり仕事の成果が上がらなかったのだ。
そこに貴族が加わり、タイムシフトも取ることで相互扶助の関係を構築していくのだ。
その事に気づいた騎士達がざわめき始める。今までに無かった新しい発想だ当たり前と言えるだろう。
「なるほど、ずっと貴族は仕事をしていなかったからな。貴族も仕事をさせれば負担が減るって訳か」
「今までそんな発想考えたことも無かった。まさにこの政治体制の盲点を突いた政策って訳か」

2 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 16:53:07.94 ID:NK7U2Lhd0.net
なろう式プラスッチ爆発

「これで貴様らももう終わりだ!」
 部隊長と思われる厳つい顔つきの男が吼える、辺りを武装した兵たちが取り囲みむ
 隣にいるミュルが不安げな目で見ているのに気付き
「心配すんなよ。なんせ俺は地上最年少、14歳にしてノーベル賞取った男だぜ!」
 そう言いぽんぽんとミュルの頭を軽くなでる。ミュルは何も言わず頷いただけだ
 しかしその瞳には不安げさなくなっていた。
「ガハハハハ! ならこの状況をどう覆す?」
 厳つい男が嘲るような笑みを浮かべ問いかける
 それに俺は、
「こうする」
 と、返事をして懐からマッチを取り出し、火をつける
「そんなもんで俺らを倒すと? 言っとくが俺らの装備はそこいらの防弾チョッキとは訳がちが―」
 男が話を無視しマッチを放り投げる
 兵達がマッチに気を取られた一瞬、俺はミュルを抱いて近くに倒れていたテーブルの陰に隠れる
 そしてマッチが床に着くと……
ドゴォォォォオオオオン
 激しい爆発音と炎が兵たちを包む
「うぐぁああ!」
 阿鼻叫喚の嵐が起きるもそれも束の間の事だった
 部屋が静かになりテーブルの影から出る
 辺りには黒コゲとなった死体が鼻につく匂いをだし転がっている
「一体な……ぜ、ガソリンか…?」
 死体の中のから声がした、あの厳つい男だ
「ああ違う違う、匂いも何もしなかったでしょ」
 俺は冷静に説明を始める
「燃料の正体は、プラスチックさ。あんたらは気付かなかっただろうが、床にペットボトルなんかの細かい破片を撒いてたんでそれが引火したわけ」
「ばか…な」
「おいおい、プラスチックの原料はガソリンと同じ石油だぞ? 燃焼性はそれなりにあるんだよ。
それとあんたらの装備、軽量化のために素材にプラスチックを使われている、それも相まってよく燃えたよ
まあお前ももう少し科学を勉強するんだったな」

3 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 16:53:38.01 ID:NK7U2Lhd0.net
大男の背中を睨み据え、バンのサイドドアに凭れながら、僕はバンのトランクに移動する。
 大男は鼻歌を歌いながらバンのトランク開け、トランクの中からポンプアクションショットガンを取り出す。
 ポンプアクションショットガンの銃身を見つめ、片目を瞑ってポンプアクションショットガンを構える。
 大男は麻里亜に振り向き、ポンプアクションショットガンに弾を装填してゆく。

 僕はバンのトランクに凭れて咳き込む。
「やめろ。麻里亜に手を出すな……」
 僕はポンプアクションショットガンに手を伸ばして、ポンプアクションショットガンの銃身を掴む。

 大男は僕の手を払いのけ、片手でポンプアクションショットガンの銃口を僕の顔に向ける。
「邪魔をするなら撃つぞ。顔に風穴を開けたいか?」

 僕は黙り込んで、大男から顔を背ける。
 大男は勝ち誇った様に喉の奥で笑い、ポンプアクションショットガンを肩に担いで麻里亜の元へと向かう。

4 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 16:54:22.25 ID:NK7U2Lhd0.net
光速≒音速

「俺に勝つ?? キヒヒヒッ! 力だけじゃ飽きず頭も足んねえェのか??」
 下衆で悪意を湛えた死刑宣告の笑みは、奇妙な魅力があった。 
「……そんなに可笑しいか」
「ああ可笑しいぜ!!」
 大仰な笑いの後、奴は己の身体について語り始める。
「よく聞け? 俺の体を構成してる全能元素《オムニバス》は、この世で唯一であり全ての元素だ。水素にもなり、酸素にもなり、炎に、電気に、或いは……光子(ひかり)にッ!!」
 死刑宣告の叫びを皮切りに、眩い閃光が周囲を覆った。 
 ―――ゆっくりと、反射的に閉じた瞼を開ける。視界に死刑宣告の姿は無い。
「どうだ?」
「!?」
 背後からの声に驚きながらも振り向く。
 そこには、神々しいまでの光を、オーラのように纏う死刑宣告が得意げに笑っていた。
「ケハハハハッ!! どうだよ俺の光速(スピード)はァ!!」

(中略)

「避けた……俺の攻撃を……」
 こちらを見つめる死刑宣告の表情は、まさに鳩が豆鉄砲でも食らったようだった。
 一向に口を開かないので、こっちから問いかける。
「驚いたか? えっと、キぃ……なんちゃら」
 そう言い終えたら、構えを取る。
 俺の言葉で我に返った死刑宣告は、これまでに無く荒々しい表情になり、
「抜かせェ! 悪運を実力だと履き違えるな低脳ッ」
 と怒声を上げ、鋭い閃光が俺に向かってきた。
「読みやすいな」
 右へ躱し、背後を取った。奴が振り返り、仕掛けてこようとするも、俺の方が数瞬早く拳を振るう。
「ぐっ……」
 顔に紙一重で止まった俺の拳で、死刑宣告は停止した。 
「俺は音速だ。 頭と力足りなくとも、スピードは十分足りる」

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