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【キンキンキン】新旧なろうのレジェンドを振り返るスレ

1 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 02:41:58.03 ID:NK7U2Lhd0.net
初発は先日炎上したな剣術ファンタジー



互いに剣を構える。

「いくぞッ!」
「うむ」

 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!

 むっ、さすがは〈剣技・中級〉スキルだ。

 巻き毛や小太りとは、剣速も重さも比べ物にならない。

 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!

 赤髪が跳び退って間合いを取った。

「ど、どういうことだ!?」
「……?」
「何で〈剣技・中級〉スキルを持つ私と、《無職》の貴様が互角に斬り合っているのかと訊いているんだ!」

8 :風吹けば名無し:2018/07/23(月) 02:46:02.57 ID:NK7U2Lhd0.net
光速vs音速


「避けた……俺の攻撃を……」

 こちらを見つめる死刑宣告の表情は、まさに鳩が豆鉄砲でも食らったようだった。
 一向に口を開かないので、こっちから問いかける。

「驚いたか? えっと、キぃ……なんちゃら」
 
 そう言い終えたら、構えを取る。
 俺の言葉で我に返った死刑宣告は、これまでに無く荒々しい表情になり、

「抜かせェ! 悪運を実力だと履き違えるな低脳ッ」

 と怒声を上げ、鋭い閃光が俺に向かってきた。

「読みやすいな」

 右へ躱し、背後を取った。奴が振り返り、仕掛けてこようとするも、俺の方が数瞬早く拳を振るう。
 
「ぐっ……」
 
 顔に紙一重で止まった俺の拳で、死刑宣告は停止した。
 
「俺は音速だ。 頭と力足りなくとも、スピードは十分足りる」

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