森監督「拾える試合も何もあるか」

風吹けば名無し

◇セ・リーグ　ヤクルト７－５中日（２０１８年７月２１日　神宮）

　新守護神がつかまり、鬼門での連敗脱出は叶わなかった。中日はヤクルトにサヨナラ負け。

　５―４の９回、鈴木博が先頭・山田哲を四球で歩かせると三塁まで進まれ、畠山の右前適時打で同点に追いつかれた。続く川端には内角１４７キロ直球を右翼席に運ばれ、サヨナラ２ランを被弾。初めてセーブに失敗した右腕は「修正していけなかったのがダメ」とうなだれた。

　打線は５回までに３点を奪い、３―４と逆転された直後の８回には藤井が同点犠飛。９回には福田のソロで勝ち越した。だが、投手陣が粘れず神宮で６連敗。

　目前に迫った白星がスルリと逃げ、森監督は「拾える試合も何もあるか。又吉、鈴木博とつなぐ、うちの形ができなかった。それをしてくれないと」と肩を落とした。