なろう主人公「このエッチな服を装備すれば店の商品が安くなるんだァ」(ﾆﾁｬｱ

風吹けば名無し

「な、なぜこんな破廉恥な格好を騎士たる私がせねばならんのだッ！？」

虎柄のレオタードスーツに虎耳をつけたナナが顔を真っ赤にして抗議する。

俺はわざと真顔で答えた。
「いや、ショップでの割引効果があるんだよその服」
「割引効果…？なんだそれは」

ふむ、やっぱり知らないのか。俺は答えてやった。
「そのレオタード着ていると、一日一回だけ商品が50%引きになるんだ。
それから、その虎耳も50%引きの効果がある。つまりその装備なら店の商品がタダになるってことさ」

「は？そんな馬鹿げた話信じられるか！」
バカにされたと思ったのかさらに真っ赤になって言うナナ。

俺はわざとらしくニヤリと笑って言った。
「そうか、信じてもらえないかー（棒）そういえばまだ足りないものがあったなーあの店で装備の効果を試してみよう」

言いながら俺はナナの手を引いて近くの店に向かう。
「ちょっとまて！この格好で店に入るのか？これ以上はムリ！頼む、後生だぁぁぁ」

嫌がるナナの手を引いて俺は店に入った。
そして装備の効果によって、無料で阪神タイガースグッズを手に入れることができたのであった。