FIFA「あっまきたもうメッシとクリロナにはバロンドールは渡さないんだからね！」

風吹けば名無し

メッシ（バルセロナ）率いるアルゼンチンと、Ｃ・ロナウド（Ｒマドリード）率いるポルトガルが３０日、相次いで敗退した。

フランスフットボール誌選定の年間最優秀選手賞「バロンドール」と「ＦＩＦＡ最優秀選手賞」を０８年から分け合ってきた２人。この寡占状態が終わりを迎えるかもしれない。

　「バロンドール」は記者投票、「ＦＩＦＡ最優秀選手賞」は各代表チームの監督と主将による投票で決まる。決定方法の違いはあるが、今年の最有力とされていたのはＣ・ロナウドであったはずだ。

欧州ＣＬで史上初の３連覇を達成。１５ゴールで得点王になり、その原動力となった。メッシもまたスペインリーグで優勝と得点王。Ｗ杯で活躍し、上位に進出すれば逆転受賞できたかもしれないが、それもなくなった。

　ＣＬの活躍と今大会４ゴールでＣ・ロナウドの可能性も考えられるが、今年はやはりＷ杯が大きな鍵になる。

Ｒマドリード所属選手の国が勝ち上がった場合は有力と見られ、ＤＦセルヒオラモス（スペイン）、ＭＦモドリッチ（クロアチア）はその筆頭。

モドリッチは今大会すでに２ゴールを挙げる活躍を見せているだけに、現時点の本命かもしれない。

　Ｗ杯を象徴するヒーローとなれば逆転受賞も十分あり得る。インパクト大の２発でこの日アルゼンチンを敗退に追い込んだフランスＦＷエムバペ（パリＳＧ）はその最右翼だ。

他の優勝候補からはブラジルならＦＷネイマール（パリＳＧ）、ベルギーならＦＷルカク（マンチェスターＵ）かＭＦのＥ・アザール（チェルシー）、イングランドならＦＷケイン（トットナム）ら。

古豪ウルグアイを優勝させることができれば、この日２発のＦＷカバニ（パリＳＧ）やＦＷスアレス（バルセロナ）の名前も挙がってくるはずだ。

　優勝国の選手が「バロンドール」か「ＦＩＦＡ最優秀選手賞」受賞すると、０６年のＤＦカンナバーロ（イタリア）以来じつに１２年ぶりになる。（元Ｗ杯担当・西村國継）