紗倉まな「AVでよくある顔に射精する演出をプライベートでされたら『えー？！』って驚くし悲しくなる」

風吹けば名無し

自分の性欲、スイッチどこに　紗倉まなさんの向き合い方

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紗倉まなさん＝伊藤菜々子撮影

　男性の性欲は公然と語られるのに、女性の性欲は見ないふり。恥ずかしくも、汚くもないのに。
どう向き合うか、アダルトビデオ（ＡＶ）女優の紗倉まなさん（２４）に聞きました。

「ＡＶは演出、勘違いしないで」　紗倉まなさんが語る性
　男性の欲望に応じて演じるＡＶの女優は、自らの性をどうとらえているのか。紗倉さんは「女性ももっとセックスに貪欲（どんよく）になって」と語りかけます。

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　２０１２年にデビューして以来、７０本以上の作品に出演しました。現場で要求される行為をプライベートでやりたいかと問われたら……、それはナイですね。
男性を楽しませ、興奮させるものに特化しているから。自分の欲求は別物です。

　ＡＶでよくある、顔に射精する演出をプライベートでされたら、「えー？！」って驚くし、悲しくなりますね。
でも仕事柄か、プライベートでもむちゃな要求をされるといった話は女優同士で話題にのぼります。
もちろん、女性が相手の要望を受け止めてあげようとするのも優しさで、それ自体は悪いことじゃない。
だったらその分、女性ももっと貪欲になっていいと思うんです。

　私は「行為中に元カノの名前を呼んでほしい」とお願いしたことがあります。
ちょっとした嫉妬心や、無理な求めに応じてくれる彼への感謝など、いろんな感情がごちゃ混ぜになったら楽しいと思ったから。
もちろん、毎回毎回は嫌ですよ！

　実際、もっとこうしてほしいのにと不満が残ることは多いです。
でもそう思えるのは、セックスに対して希望を捨てていない、あきらめていない証拠ではないでしょうか。

　私はＡＶ女優への偏見を打ち崩したいと、アイスピックで細々と削り取るような作業を続けています。
壁を崩すことが目的でしたが、最近はこつこつとほじくる過程そのものを楽しんでいるのかも、と考えるようになりました。
セックスも似た側面があるように思います。