キングコング西野「仕事の合間にファンタジー小説は描けない」

風吹けば名無し＠＼(^o^)／

ファンタジーを書く場合、主人公を取り巻く360度全てを作り上げなければならない。
目の前にいる人や、その後ろの景色まで。
最初の段階でそれらを設計し、書き進めるんだけれど、他の仕事が入り執筆が止められてしまう。
そこまでは良いのだが、問題は執筆再開後だ。
「あれ？あの建物の裏って、どうなってるんだっけ？」
「あれ？このキャラクターのこれまでの人生って、どんなだっけ？」

ブログやビジネス書であれば、目を開けば0.1秒で確認できるようなことを、場合によってはゼロから作り直さなければならない。
筆を握る以前の、"立ち上げ"に、かなりの時間を奪われる。

ところが、朝から晩まで、その作品だけにコミットしていると、いわゆる電源入れっぱなしの状態で、"立ち上げ"に時間を奪われることがない。
仕事合間や移動中にファンタジーが書ければ効率的だと思っていたが、
そのスケジュールには『立ち上げ時間』が計算されておらず、結果、非効率だと結論した。
ブログやビジネス書といったドキュメンタリーを書くなら、仕事合間でもいいが、ファンタジーを書くなら、まとめて時間をとった方が早いな。