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ソロモン「どうすりゃいいんだ・・・」

1 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2016/12/23(金) 22:38:28.06 ID:X7ScdDmv0.net
本拠地、冠位時間神殿ソロモンで迎えたカルデア戦
先鋒フラロウスは瞬殺、残りの71柱も勢いを見せず惨敗だった
神殿に響く魔人柱のため息、どこからか聞こえる「もうもたないな」の声
無言で崩れ始める柱達の中、冬木の勝者ソロモンは独り玉座で泣いていた
聖杯戦争で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるマスター・・・
それを今の世界で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」ソロモンは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ソロモンははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たい玉座の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、急いでマーリン対策をしなくちゃな」ソロモンは苦笑しながら呟いた
立ち上がってションベンをした時、ソロモンはふと気付いた

「あれ・・・?魔人柱がいる・・・?」
玉座から飛び出したソロモンが目にしたのは、空間中を埋めつくさんばかりの魔人柱だった
千切れそうなほどに体が振られ、地鳴りのようにマスター達の悲鳴が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするソロモンの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「キャスター、最終決戦だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったソロモンは目を疑った
「マ・・・マリスビリーさん?」  「なんだ息子よ、居眠りでもしてたのか?」
「ダ・・・ダビデ王?」  「なんだソロモン、かってに国王になりやがって」
「アドニア・・・」  ソロモンは半分パニックになりながらを周りを見渡した
1番:バエル 2番:アガレス 3番:ウァサゴ 4番:ガミュギュン 5番:マルバス 6番:内川 7番:アモン 8番:バルバトス 9番:パイモン
暫時、唖然としていたソロモンだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
マスターから魔力を受け取り、戦地へ全力疾走するソロモン、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、神殿で冷たくなっているソロモンが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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