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なろう作者「えっとだね……大山を一位指名するのはどうだろうか」
- 1 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2016/10/25(火) 15:58:37.51 ID:Bd7+4rAPd.net
- 「金本さん……もうダメだ。佐々木単独の線を探したけどヤクルトと被ってしまってる。クジが期待できない以上一位が決められない」
一人のスカウトが私たちの元へと駆け寄ってそう告げる。その言葉に金本は溜め息を吐いた。
「やっぱり競合かぁ……こうなったら佐々木の代わりになるものを探すべきだね」
「ふむ、佐々木の代わり……か」
佐々木の代わりは意外と多かったりする。例えば高校生投手、それもビッグ4を一年目から使えば戦力にはなるが。
だが、その考えを私は敢えて口にしない。なぜなら金本が他の案を思い付いたようだったからだ。
「えっとだね……大山を一位指名するのはどうだろうか」
「大山……ですか? アレが一位になると……!」
驚いたように目を丸くするスカウト。それに金本はこくりと頷く。
上位候補に含まれている野手は手薄な阪神の内野の穴埋めになるのは当然の事で、大山ともまた例外ではない。
三塁を守っている大山に二塁をさせる事で内野陣に連携が行き渡りその反動ですくすく育つのだ。
「金本の案は悪くない。だが、一つ肝心な事を忘れている」
「肝心な事……?」
私の意見に首を傾げる金本。そんな彼の美しい髪を撫でながら。
「大山を一位にすればアンチが集まりスレが荒らされてしまう」
「ああ……そういうことか。言われてみればそうだね」
自分の意見の欠点を指摘され頷く金本。だが、その可能性も考慮していたのか、打開策を明示する。
「それなら吉川を引き合いに出すんだよ。アヘ単と低リーグネタ。それを公表する事でアンチが来ても阪神ファンがそれを防いでくれる」
「ふむ……悪くない着眼点だな、ならばそれを実践してみよう」
今回は金本の奇抜な発想に委ねる事にする。私の発想でも一位問題は解決するが普通すぎるのだ。
金本の死神的発想。その発想は人智を超越した考えは見ていて飽きない。
私と金本はスカウトたちに大山を指名するのと前日に飲み会の指示をする。
「な、なるほど……大山にそんな使い道があったとは……同じ人間の発想とは思えない」
- 2 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2016/10/25(火) 15:59:35.94 ID:emobQIbw0.net
- 煽りの道具にされる異世界
- 3 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2016/10/25(火) 16:00:03.30 ID:bkN2nQ5Xa.net
- そこは鉄人的発想やろ
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