【早報】藤浪、屈辱の前回登板から雪辱を果たす10回9安打無失点の完封勝利

風吹けば名無し＠＼(^o^)／

8月30日ロッカールームでうなだれる男がいた。
｢悔しいとか悔しくないではない。ただただ、申し訳ない。中継ぎの皆さんにも使ってくれた監督にも……｣
そこで言葉を詰まらせる。
1回7失点プロ4年目にして最短のノックアウト。
2mに迫る大きな体に不釣り合いな小さな背中に責任を負った。
そして中3日で迎えた9月3日甲子園でのDeNA戦にスクランブル登板、10回192球の熱投で期待に応えた。
登板後の藤浪は開口一番こう言い放った。
｢疲れました｣
試合中の鬼気迫る表情とは別の顔が現れた。
｢正直、中3日で行くとは思ってませんでした。ただ、僕は行けと言われたところでいくだけなので｣
─監督にはなんと言われたか
｢前回登板は投げてないのと一緒、実質中9日や気合入れていけということを｣
―8回に既に146球間違いなく代打と思われたが
｢それは監督が決めることなので｣
―10回の2死1.2塁での筒香への最後の一球は158kmを記録したが
｢もう、壊れてもいいという気持ちで投げました｣
―これでDeNAとのゲーム差は1.5
｢1戦1戦なので。特にどうということはない｣
―次回登板も期待しています
｢はい、次は＂実質＂中9日にならないように頑張ります｣

舌も滑らかに、2mに迫る大きな体にも増して大きな背中が部屋を後にした。