巨人笠原、平凡会に出席

風吹けば名無し＠＼(^o^)／

─────僕も晴れてこの会に出席することができます。 
　そう語ったのは平凡界の若手筆頭、恵まれた体から凡庸な球を投げると言う巨人笠原通称カッサ。下位指名の高卒2年目ながら昨年2軍のローテを最後まで守り切ったカッサに、ご褒美なのだろうか。 
毎年1月下旬茨城県のとある場所で開かれる会、「平凡会」から招待状が届く。これにはさしものカッサも笑みがこぼれおちるが早速一般人にまぎれて電車で移動。全くトラブルもなく会場に到着した。 
　　さて早速会が始まると現役時代を「ぐうの音も出ない程の平凡外野手」として過ごしたヤクルト小川監督会長や、「現役時代ミート以外オールD（ミートはE）」の異名を持つ巨人岡崎1軍ヘッドコーチ副会長などから 
「現役時代平凡でも指導者にはなれる、夢を持って頑張ってほしい」等の熱い挨拶がカッサ達に浴びせられカッサも感銘を受けた。また、選手からは「平凡界の頂点を極めた男」の鳥谷内野手や、「選球眼以外平凡」 
下園外野手、「2軍にあまり落ちない程度に平凡」小窪内野手、「プロ野球公務員」木佐貫投手、「見た目が一般人」鉄平外野手などの平凡界では人気筆頭の選手らが勢ぞろいで出席。さながらカッサの頭の中はオールスターゲーム 
に出場したかのような気分であった。オードブルやジュース（カッサはまだ未成年）を慎ましく頂きながら、「腕相撲に強くなる方法」「俊足っぽく見せる方法」「能力が凡庸でも2軍に落ちない方法」「鉄道博物館には一度行った 
方がいい」「大物に見られる方法」などの各選手のアドバイスも拝聴。最後はカッサが勇気を振り絞り「皆さんのアドバイスがあって今日ここに今の自分があります。僕はプロで勝てなかった父親を乗り越えなければいけない。 
見ていてください、ぼくは必ずプロで勝ってみせます」と堂々と宣言。会場からは熱い賛辞が贈られた。 
　最後にこの会の途中、「(3割30本少々しか毎年計算できない凡愚が)参加してはいかんのか？」とドクロTシャツの男（37）が乱入しそうになったが、鳥谷らの必死の迎撃により追い返すことに成功したことを追記しておく。この事 
について鳥谷内野手は「僕たちは弱点がさほどないのが武器、一人では凡庸でも力を結集すればその力を結集すれば高みとなり極みとなる」と珍しく少しひねったコメントを残した。 
　なおカッサは1月下旬のチームの合同自主トレには間に合う模様。 