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彡(゚)(゚)原住民の朝は早い(´・ω・`)
- 1 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:16:17.97 ID:sI/74PRpp.net
- 朝4:00、東の空は白んではいたが、薄暗い闇に染まり、夜明けとは程遠いこの時間に、1人の男がグラウンドに姿を現した。
(´・ω・`) 「おはようございます」
そう言うと、男は小走りでグラウンド内を行ったり来たり。
「何をしてるんですか?」
(´・ω・`) 「もちろん、トンボがけですよ。日課なんでね」
「こんな早い時間から大変ですね」
(´・ω・`) 「はは。ルーティンみたいなものです。もう慣れましたよ」
そしてまた、男は黙々と仕事をこなす。
- 2 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:16:42.93 ID:m7GI0iQ+0.net
- あく
- 3 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:16:54.09 ID:m7GI0iQ+0.net
- あく
- 4 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:17:07.64 ID:sghxJAS5a.net
- ♪ ∩
r(´・ω・`)ノ _ うんち♪きうり♪セックス♪
└‐、 レ´`ヽ
ヽ _ノ´`
( (´。'。゚_・゚ 。。'。゚_
`ー 。'。゚_・゚ 。。'。゚_ブリブリブリィィッ!!
- 5 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:17:08.02 ID:sI/74PRpp.net
- 数十分の後、男は足早に、グラウンドの隅にある小さな建物の中に入っていった。
(´・ω・`) 「よいしょ、よいしょ。ふぅ…」
何やら大層な小道具を抱え、男は出てきた。バット、ボール、ライン引き…これでもかとばかりに大量の荷物を運んでいる。
(´・ω・`) 「トンボがけが終わったらやきう用具の準備です。いつでも練習ができるように」
「1人で全てやるんですか?」
(´・ω・`) 「ええ。日課ですから」
澄ました顔ではあるが、一瞬見せた、何かに怯えるような、青ざめた表情を我々は見逃さなかった。
- 6 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:17:20.57 ID:sghxJAS5a.net
- あ、そーれ!ちんちんぷるぷる!ちんちんぷるぷる!
(´・ω・`) (´・ω・`) (´・ω・`)
/ \ プルルルルル/ \ プルルルルル/ \プルルルルル
レ'\ γ∩ミ レ'\ γ∩ミ レ'\ γ∩ミ
> ⊂:: ::⊃ > ⊂:: ::⊃ > ⊂:: ::⊃
. 乂∪彡 . 乂∪彡. 乂∪彡.
- 7 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:17:54.16 ID:Jk64Giri0.net
- トンボかけは前の日にやっとけよ定期
- 8 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:17:55.07 ID:0lwUnwoT0.net
- ┏━━━━━┓
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┃ し─J ┃
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- 9 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:18:07.02 ID:sI/74PRpp.net
- 「大丈夫ですか?顔色が優れないようですが」
(´・ω・`) 「え?そ、そうですか?ここのところ寝不足だったから。疲れが溜まっているのかも」
先ほどはルーティンだと述べていたが、かなり無理をしているように感じた。
(´・ω・`) 「早くしないと、おに…」
「え?」
(´・ω・`) 「あ、いえ、早く終わらせて次の仕事に取り掛からないと」
「まだ何かやることがあるんですか?」
(´・ω・`) 「ええ。朝食の支度をしないといけないんです」
グラウンドにラインを引き終わると、男は食堂の方へ向かって走っていった。我々も後を追うことにした。
- 10 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:18:29.51 ID:m7GI0iQ+0.net
- あく
- 11 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:18:59.88 ID:sI/74PRpp.net
- ジュー グツグツ コトコト トントントントン
ご飯、焼肉、野菜炒め、味噌汁…複数の料理を手際良く作っている。しかも、尋常でないほど大量に…
「こんなに作るんですか?」
(´・ω・`) 「ええ。彼らはとてもたくさん食べますから」
「彼ら?」
(´・ω・`) 「え?あ、ああ、この施設の利用者たちです。毎日やきうをしに来るんです」
取材が始まってから、数時間が経過していた。
「朝食は摂らないんですか?」
(´・ω・`) 「摂ってますよ、ほら」
男はおもむろに1本のきゅうりを取り出した。
「きゅうり1本だけですか?」
(´・ω・`) 「ええ。美味しいですよ、きうり」
- 12 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:19:39.43 ID:dB9z54pEa.net
- あい
- 13 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:19:55.28 ID:QgCwFKiFa.net
- (´・ω・`)きうり
- 14 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:20:01.07 ID:1vEI8yM50.net
- ふぁい
- 15 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:20:07.43 ID:cRCSDHpn0.net
- ホリデイ
- 16 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:20:25.33 ID:rGaZzIjE0.net
- 朝から焼肉
- 17 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:20:30.96 ID:7zIweiJfx.net
- 心が痛まないなぜだろう
- 18 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/25(土) 17:20:34.42 ID:sI/74PRpp.net
- これだけの重労働をこなしながら、朝食がきゅうり1本とは…我々は驚きを隠せなかった。
(´・ω・`) 「無給なんでね…これ以上の贅沢はできないんです」
「え、無給!?」
耳を疑う発言が飛び出した。無給の重労働…そんなことがあり得るのだろうか。
「あの…無礼を承知でお尋ねしますが、何のためにこんなことを?」
男は一瞬息を詰まらせたが、少し間をおいて我々の問いに答えた。
(´・ω・`) 「何のためって……生きるためですよ」
目の錯覚だろうか、男の目に、光るものが伝ったような気がした。
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