連続強姦で懲役２８年判決…口止め代わりで卑劣

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札幌市で女性３人を暴行して現金を奪ったなどとして、強盗強姦ごうかんや強盗などの罪に問われた住所不定、無職鈴木重雄被告（３９）の裁判員裁判で、札幌地裁は９日、求刑通り懲役２８年の判決を言い渡した。

　金子大作裁判長は「強姦行為が被害者への口止めになると考えており、非常に悪質で卑劣だ」と述べた。

　判決によると、鈴木被告は２０１３年７～９月、札幌市内の女性３人の自宅に侵入、粘着テープで縛るなどして暴行し、現金１万５０００円～９万円を奪うなどした他、別の女性に対して強盗強姦未遂２件、強盗と強盗未遂各１件を起こすなどした。

　弁護側は強盗強姦未遂について「強姦の意図はなかった」と主張したが、判決はいずれも犯意を認定。金子裁判長は「女性宅を探して徘徊はいかいしたり、事前に手袋やマスクを用意したりと計画的」と指摘した。