小説書いたからなんＪ民に読んでほしい

1 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:54:34.43 ID:bdvUMwF5.net

よろしく頼むやで

2 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:54:55.42 ID:AUNwZO+w.net

もうちょっと短めの方がいいんじゃないかな

3 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:54:59.97 ID:npNhYiAA.net

桐生

4 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:00.32 ID:bdvUMwF5.net

　　　【残響の浜】

　砂浜。
　向こう岸からの漂着物。
　すべて死骸だ。
　死んだものは大海を漂って、
　向こう岸で誰の記憶からも失われたとき、この浜へと流れ着くのだ。
　やがて砕けて、浜を形づくる砂となる。

　ぼくは本の骨を拾って歩く。
　読者を失い、解釈されなくなった本は内容を失う。
　骨だけが残る。

5 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:02.30 ID:wuKwL/3i.net

ちんちん

6 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:21.53 ID:KWqIRjzS.net

なろうじゃないのか…(困惑)

7 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:30.45 ID:bdvUMwF5.net

　ある日、浜に少女が漂着する。

　続く海岸線。
　ぼくとかのじょは歩き続ける。
　ぼくらについて話す。

　世界は有限の要素から出来ていて、だから世界は循環する。
　気の遠くなるほど長い順列組み合わせの果てに、世界ははじまりの状態へと戻ることになる。

8 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:38.26 ID:TYQQVYPD.net

http://hissi.org/read.php/livejupiter/20141101/YmR2VU13RjU.html


相手にしたらあかんで

9 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:55:54.53 ID:bdvUMwF5.net

　生物が自己複製をやめて、遺伝子を混ぜ合うようになってから、組み合わせによる変化が訪れた。そうして時間は進みはじめた。
　歴史とはつまり順列組み合わせの演算だった。
　だからぼくらが男女だというのだって、ただの偶然じゃない。

　ぼくたちはアダムとイブなのかもしれないよ。
　世界がぼくらからはじまって以来、ぼくらを構成する有限の要素によって、すべての組み合わせが試されてきた。
　それが終わって、またぼくらへと還ってきたんだ。
　エルゴードね。
　この砂浜は、いつか庭園に変わるかしら。

10 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:56:18.39 ID:d5JtFAcB.net

　夜空にぽっかり空いた大穴からは、ヒトガタの化け物が這いずり出ていた。
　瀬名夜涼の腕から出る不定形の怪物とは違う。ヒトガタの化け物。
　彼女が不定形の怪物を武器に立ち向かい、敗北した相手。
　それは世界を壊そうとしていた。
「っ……しっかり！」
　彼女は力尽きたように横に倒れようとし、一樹は膝を落として彼女の細い肩を抱いてとめる。
　腕の中の彼女は苦痛に顔を歪め、悶えるように身体を震わし、異常なほどの汗をかいていた。
ときおりビクンと痙攣しては、死にかけの小鹿みたいな呻き声をあげる。
　外傷はないようだったが、彼女の身体はどこか輪郭が曖昧だった。例えるなら、バグみたい
に、位置情報が乱れているような。

11 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:56:19.80 ID:bdvUMwF5.net

　浜の巨大さは想像を絶していた。
　夥しい死骸。夥しい死。夥しい忘却。
　もはや何かを思い出すことができる存在は、向こう岸にはいないのかもしれない。

　世界はとっくに滅びてしまっているのではないだろうか。
　ぼくのこの悲しいと思う気持ちさえ、もう死んでしまった誰かの、思い出されることのない想いなんじゃないか。

12 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／ ：2014/11/01(土) 14:56:21.48 ID:WPXS6ksq.net

キンタマー

13 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:56:44.73 ID:bdvUMwF5.net

　少女は否定する。
　ねえあたし、あなたのそんな話なんて興味ないわ。
　あたしが興味あるのはあなたなのよ。
　もしもあなたの恋人がプラナリアの片割れだとして、
　もしもあなたのネコがグーゴル匹のクローンの中の一体だとして、
　あなたは恋人を、
　ネコを愛することをやめるかしら？
　あなたがたくさんいるのかいないのか、誰のこだまかなんか関係ないわ。
　あたしが好きなのはいまここにいるあなたなの、他の誰でもない。

14 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:56:58.72 ID:sFIDwli9.net

押忍！自分は学生時代吹奏楽をやっていた軟弱野郎です！この掲示板には初めてで緊張してます！
突然ですけど、しゃぶりたいです！学生時代ラグビーやアメフトの部員の練習風景見るたびに勃起してました！
20〜35歳の、元運動部の、できたらラグビーやアメフトで、当時のトレーニングウェアを持ってる兄貴と出逢いたいです！
肉体には自信ないけど、学生時代は漢の楽器、チューバを吹いてたので肺活量には自信があります！
吹奏楽時代には見れなかった、胸筋背筋上腕筋の逞しいガチムチ兄貴の全身を思いっきり吸いつくしたいです！
｢弱そうな体だなぁ｣と、全身素ッ裸になった自分の体に兄貴の樹茎と全身でもって喝をいれてほしいです！
剣の舞のレズギンガのリズムにあわせながらの漢の謝肉祭、すっげえ楽しみでこれ打ちながら、もうマラビンビンです！
軟弱な野郎に喝を入れてくれる兄貴の書き込み待ってます！失礼しました！

15 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:10.16 ID:ZohTYc8g.net

-3349800点

16 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:11.26 ID:bdvUMwF5.net

　ぼくは答えることができなかった。
　たとえかのじょのこの言葉さえ、幾千と繰り返された告白のこだまなのだとしても、
　順列組み合わせのひとつなのだとしても、
　構いやしないさ。
　はじめてそう思った。

　これからの世界でぼくらはきっと、ありとあらゆるやり方で出会うだろうし、ありとあらゆる愛の言葉を口にすることになるだろうと、ぼくは予感する。

　すべての可能な男女の、すべての可能な恋。
　それらすべてが僕らの愛の変奏なのだと、
　どこにでもあって、ここにしかないものなのだと、
　そう信じる。

17 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:21.92 ID:VNH2rcpB.net

　
　暗い街。スプロール化都市の中心、オフィスビルの立ち並ぶ街路。
　時刻にして午後七時五十七分。まだ賑やかなはずの時間帯。
　どこにも人がいなかった。瀬名夜鈴と自分以外は。
　ＢＧＭはけたたましい喚き声をあげるサイレンだけ。
『多世界交差ケイホウ！　多世界交差ケイホウ！　迅速に避難してください！　迅速に……』
　赤く点滅する世界で、不愉快な機械音声にまぎれて、泣き声と嗚咽。
　車のない道路の真ん中に座り込んで、瀬名夜涼は泣いていた。子どもみたいに、抑えていた
すべてを吐き出すように。
　一方で、一樹はひたすら困惑していた。何をすればいいのか分からず、ただ彼女のそばに突
っ立っていただけだった。

18 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:35.11 ID:bdvUMwF5.net

完
ほかにもあるで〜

19 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:45.28 ID:VNH2rcpB.net

　彼女の右腕からは黒紫色の霧と、異質なモノがとめどなく噴出していた。
　それは――――死霊、怨念、骸骨、そんな類の異形のモノ。
　無数のしゃれこうべや肉塊が、呻き声とともに黒紫色の煙を吐いて、嘲るようにカチカチと
骨をぶつけあいながら、たき火の煙みたいにモクモクと膨らみ、立ち昇っていく。それはずっ
と前からビルほどの大きさになって、不定形の怪物を作り上げていた。
「でもっ……！」
　彼女は目線を上げた。訴えるように一樹の顔を見上げた。
「わたしだって……！」
　そのとき初めて彼女の顔を見た。
「誰かと一緒にいろいろ話したいのっ……！」

20 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:57:47.96 ID:k61SaVeu.net

けっこうすきやで

21 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:03.28 ID:RRzpuYJs.net

うんこちんちん

22 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:09.48 ID:+2h1p4SI.net

上遠野浩平的なものを感じる

23 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:11.87 ID:bdvUMwF5.net

　題名　東京大学の教授にも分かる単純な世界


　序章　兆し

　日差しが厳しさを増し、机を覆い尽くした。
　いや、机だけではなく、俺自身の体を飲み込んでいく。
　気だるさを助長するような意識の喪失。とてもじゃないが思考の余裕などない。日に日に瞼が重くなり、
ここ最近は授業に集中しようとする気さえ起きない。

24 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:12.51 ID:DCEGv/ps.net

剣の舞のレズギンガのリズムはよかった

25 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:19.24 ID:BQfHCEKd.net

桐生翼伝説あくしろ

26 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:36.69 ID:bdvUMwF5.net

　「沢登、次の段落から読みなさい」
　不自然なほどに平和である。こんなに同じ時間が流れると、今自分が何をしているのか分からなくなる。
　「おい、沢登。聞こえているのか？」
　教師の声が少し遅れて俺の耳に届く。無意識に視線を彼女に向けると、白いワイシャツが目に映った。こ
の時期になると、女生徒の大半はワイシャツの上から洒落たカーディガンを羽織るが、彼女にそんな気配は
一向になかった。
　本当に地味な奴だなと、自分自身を棚に上げ、ぼんやりと思っていると、――何だか様子がおかしい。肩
を震わせ、顔を下に向けて何かを呟いているように見える。
　「ねえ、沢登さん、大丈夫？」

27 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:41.52 ID:307SqeG0.net

>>18
才能全くないからやめた方がええで
ハッキリ言って中学生が書いた同人ラノベ以下や

28 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:44.12 ID:sFIDwli9.net

金曜の夜からパキパキで！深夜ヤリ部屋へ。真っ暗な部屋でケツ穴濡らして大開放！
来る者拒まず生竿限定！ゴム付き野郎は蹴飛ばして処理しまくり！相手なんか見てねぇ！
生竿出されりゃしゃぶり付いて、頃合いケツ向けて種付けられて！
ノリいい奴等に二本取りのマラに騎上位までさせられ、明け方シャワーに向かう時にゃ、
ガバガバに弛んだ穴からは種汁垂らしながらだったゼ！
シャワー室できばったらドブドブ出てきて、いったい何人分なんだ〜？！
屋上で朝焼けん中休んでりゃ、デカマラリングで締め上げた野郎にいきなりぶち込まれ！
挙げ句に横から手まで入れられて、ケツん中でセンズリ種付け！オマケにションベン浣腸！
腕マラＷで掻きマワされて！やっと俺も果てたんだ。

29 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:58:50.75 ID:5RbDEXk9.net

語りガ イ ジ 糞 コ テと よ ちのパコ らいぶ射 精でてよ んなし、てよ んおふのま と め カス、まとチル、糞 スレ連 投池 沼全員 一掃wwキモティー↑ww
ハンバーグと自称するうんこ画像で自演スレを展開、あまりのつまらなさに懐深いなんJ^ 民も思わず苦笑い嫌悪、虚しく単発自演書き込みでフォローするコテ特有の哀れさに涙が止まらないw
当 糞 コ テは悪質まと ぶろ ぐ ら速、働き者の無能 ぐ ら速 、池 沼哲 学 ニュースを応援してます。いく 濡、低 燃 費ともどもはよしね
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30 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:07.28 ID:JBW7+xNx.net

>>12
タマキーン

31 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:20.16 ID:NbigaCUj.net

え〜初作品です！よろしくお願いします！
桐生翼、どこにでもいる普通の高校生だ。
彼はこの春、零冥高校という進学校に入学した。彼は天才児なのだ。
入学して1か月が経ち、だいぶ新生活にも慣れてきた桐生。
そんな時彼に転機が訪れる。
桐生「今日も一日疲れたなあ・・・さて帰るか。ん？」
？？「お〜い、とってくれ〜」
桐生「なんだこれは？ボール？」

32 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:20.26 ID:bdvUMwF5.net

　それは俺の勘違いではなかったらしく、隣の席の女生徒が心配そうに話しかけながら肩に手を当てようと
した。だが、――彼女は勢いよくその手を払いのけ、顔を上げた。
　視線は落ち着きなく辺りを見渡し、一方の手で机の脚を硬く握っている。
　「沢登、具合が悪いのか？」
　眉を寄せながら、国語教師の静川正則が尋ねた時、教室全体に金切り声が響いた。
　「もういやぁああ。ふざけてる、ふざけてる、ふざけてる、ふざけてる、ふざけてる、ふざけてる、ふざ
けてる、ふざけてる、あああああああ」
　そう叫んで、彼女は自身の髪の毛を引き千切るかのように、頭を強く掻いた。

33 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／ ：2014/11/01(土) 14:59:24.44 ID:WPXS6ksq.net

>>26
はいＮＧ

34 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:31.98 ID:X5zJVQdY.net

〈世界維新〉

〈第一幕・序〉


　瀬名(せな)夜(や)涼(すず)は孤独だ。
　少なくとも、柊(ひいらぎ)一樹(いっき)はそう思っていたし、クラスの誰もがそう認識していただろう。
　一樹の知る限り、瀬名夜涼はめったに高校に顔を出していなかった。一週間のうちに三日登
校すればいい方で、極端なときは一週間通して顔を見ないこともあった。
　たまに見かけたときも、なんだかひどく疲れているように見えた。じっと自分の席に座る彼
女の目線は常に机の木目に注がれていることがほとんどで、彼女が目線を上げるときは窓の外
をぼーっと観察するときだけだ。少なくとも、一樹の知る限りでは。

35 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:32.52 ID:NbigaCUj.net

？？「こっちに投げてくれ！」
桐生「そういえば、ここは野球も強かったな。」
そう呟いて桐生はボールを思いっきり投げた
ズバーン！！！
？？「・・・え？」
桐生「なんだ今の感触は・・・」
監督「こ、この球は・・・！！」
？？「キミ、すごいじゃないか！よかったら野球部に入らないか？」
桐生「野球か・・・野球をすれば今の感覚をいつでも味わえるのか？」
？？「そうだな」
桐生「いいぜ、野球部に入ってやる。」
こうして桐生伝説が始まった。

36 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:52.43 ID:BEHPKpd4.net

他世界交差ケイホウ！(迫真)

37 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 14:59:55.11 ID:bdvUMwF5.net

　何事か、と皆が顔を上げ彼女を凝視したが、当の本人は体を震わせながら一心不乱に叫び続けている。誰
もが動揺し、声を発することができずにいると、彼女は急に息を吸い込んだ。そして、嘔吐する直前のよう
に、体を縮ませながら肩を上げ、頬を大きく膨らますと、ひどく不快そうな顔をした。そして、そのまま静
かに椅子から立ち上がった。
　「お、おい。沢登どこに行くんだ！」
　我に返った静川が手を伸ばしながら沢登に近づこうとするが、彼女は音もなく教室から飛び出していった。
誰もが呆然とし、彼女が出て行った扉を見つめていた。

38 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:03.67 ID:0RgNqbEB.net

監督「こ、この球は・・・！！」

昨日書くと言っていたＳＳです

あらすじ：零冥高校（れいめいこうこう）に入学した桐生翼、そこは頭もよく野球も強い高校だった。
子供のころから天才児だった桐生翼（きりゅうつばさ）（主人公）は零冥高校に進学する。
ただし野球経験は0。野球のやの字も知らない。ある日、翼が帰宅しようとしていると野球部の練習している音が聞こえた。
何気なく覗いてみた。するとフリーバッティングのボールが目の前に転がってきた。
「お〜い、とってくれ〜」という部員の声。試しに思いっきりバッターに向かって投げてみた。
それが桐生翼伝説の始まりだった・・・。

39 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:11.01 ID:OF11OMOm.net

　一樹がそう思う間にも、彼女の右腕から制服の白シャツを破って暴れ出る気味の悪いソレ(、、)は
うごめくことを止めず、この世のものとは思えない呻き声をあげ続ける。
「『つまんない』……とか『面白くない』……とかっ、わたしが一番っ……知ってるのに……」
　それは学生にとっての最重要事項だった。面白いこと、友達が多いこと、それが学生の中で
の地位を決定していた。電話帳の登録数とラインの所属グループが少ない者は無条件に憐れみ
を押し付けられた。
　――でも、なんで。
　なんで彼女はそんなあたりまえ(、、、、、)のことを、そんな姿で自分に訴えるのだろう。
「だから……せめて『調子のってる』とか言われないように……っ……わたしは自分を抑える
しかない……一人ぼっちが一番……傷つかずに済むから…………」

40 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:19.60 ID:0RgNqbEB.net

桐生伝説被ったか

41 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:25.22 ID:bdvUMwF5.net

――その幾ばくかの後、教室の外から物が激しく倒れる音が聞こえてきた。ただならぬ雰囲気を感じ取ったの
か、静川は、教室にいる生徒達に待機しておくよう命じた後、慌ただしく教室を出て行った。
　静川が飛び出していった後、教室内は微妙な沈黙が生まれたが、沢登の異常な行動を楽しむかのようにニヤ
つく男子生徒が見えた。特段、彼女に対して何の関心を持っていないようで、それは他の生徒も同様のようだ
った。
　そのためだろうか？　静川の命令を無視し、彼女を追いかける者は一人もいなかった。

　そして、その後まもなく、彼女は教師数人が見ている中で、屋上から飛び降りた。

42 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:51.25 ID:lcI7KP2B.net

ほんとこいつ才能ねーな
辻邦生読んで出直してこい

43 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:59.55 ID:NbigaCUj.net

任せた

44 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:00:59.65 ID:bdvUMwF5.net

　1章　復讐

　夏の匂いも少なくなり、朝と昼の温度差が激しくなった。ここ数日では不快な暑さに苛まれることもなくなり、
本格的な秋の訪れを予感させる。町の外れにある小さな丘から辺り一面を見渡すと、静寂な空気が町一面を包み
込んでいる。
　しかし決して良いものではない。緊張、いやむしろ、怯えた好奇心が町全体に集まっているように感じる。
　沢登の自殺から一ヶ月が経とうとしていた。
　真面目な生徒の突然の自殺ということで、学校だけではなく、親や地域住民を巻き込んで大きな騒ぎとなった。
　いじめか？
　真っ先に疑われたことであったが、学校側の聞き取り調査や警察の調べでもいじめが原因との事実は導き出さ
れなかった。

45 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:01:43.00 ID:bdvUMwF5.net

　彼女自身は成績も良く、問題行動を起こすような生徒でもなかったため、友人同士で激しい問題があったとの
記憶もない。また、どちらかというと内向的な性格であったために、あまり友人がいなかったと思うが、ほとん
ど関心を持ったことがなかったために、詳細は不明である。どこにでもいる真面目だけが取り柄なクラスメイト
との印象であった。
　彼女は一人っ子だったが、家族との関係も目立って悪いとの事実も確認されなかった。近所の人の話では、ご
く普通の一般家庭との印象しか受けなかったとのことである。
　いじめの事実が浮かび上がらなかったことで、学校側としては、ほっと胸を撫で下ろしたことであろうが、加
えて、それを裏付ける証拠が彼女宅から出てきている。

46 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:01:48.64 ID:iEjIVX8p.net

　明らかに異常だった。
　――どうして。
　理不尽だと思った。なぜ彼女がこんなに苦しまなければいけないのだろう。
　――なんで。
　なんで自分はこんなにも無力なんだろう。　
　一樹は自らの無力を呪い、理不尽な世界を恨み、そして――――

　適合者に選ばれた。

47 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:02:11.26 ID:bdvUMwF5.net

　比較的裕福な家庭を彷彿させる小奇麗な家に彼女は住んでいたが、彼女の部屋の机から一冊のノートを母親が
見つけた。表紙には何も書かれておらず、中を開いてみると、
　「つまらない」
　最初のページには、乱雑にそう書かれていたそうである。
　他にも、「毎日が退屈だ」「学校と家を行ったり来たりの繰り返し」「勉強をして、友人とただ退屈な話をし
て、ありふれた日常に何の意味もない」「何もかもが嫌になる。束縛された毎日。こんな当たり前の毎日を送っ
ていれば、やがて脳も爛れて何も考えれなくなるだろう」
　ページを次々にめくると、同様の内容が記されていたとのことであった。生前に綺麗にまとめていた学習用の
ノートとは違い、乱暴な字でノートが埋められていた。いじめを想像させる文言はどこにもなかった。そして……
　「死にたい」
　最後にそう書かれて日記は終わる。

48 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:02:36.62 ID:pTLKEY/7.net

　だからだろうか、瀬名夜涼が他人に声をかけられているところを見たことがない。いつもイ
ヤホンをつけて本を読んでいるか、机の上に組んだ腕へと顔を埋めているかで、たまに思いつ
いたように窓の外を覗いたり、猫のようにふらっとどこかへ行ってしまったりする。つまりは
話しかけるタイミングというか、隙がないのだ。
　孤独が悲しくないのだろうか。一樹はそう思った時もある。一般的な高校生ならば一人ぼっ
ちというのは恥ずかしいものだ。カワイソウだと思われるから、できれば避けたいものだ。
　もちろん彼女はいつも悲しそうな顔をしていたが、それにしては改善の努力をしていなかっ
た。話しかけられるのを嫌っているようにも見えた。

49 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:02:47.80 ID:bdvUMwF5.net

　この日記だけで事実が分かるわけでもないが、少なくとも学校側だけではなく、生徒・親・地域住民といった
人々の認識も学校側と同様のものになった。
　社会の歪みが生み出した産物。そんなことを言い出す評論家も出てきた。
　漫画などではよくある光景ではあるが、現実で屋上からの飛び降りが起きたという衝撃と、社会全体を覆う空
気がぴたりと当てはまったのが原因であったのだろうか？
　彼女の自殺の衝撃は、町全体で留まるものにはならなく、全国ニュースで連日流れるほどの話題に発展した。
ただ、いくら衝撃的な事件といっても、連日報道されるほどのものとは考えにくいものであろう。どうしてそう
なったのだろうか？

50 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:03:17.18 ID:bdvUMwF5.net

　これは時期が悪かったとしか言いようがない。彼女の自殺の時期と、衆議院選挙が重なってしまったのである。
世界的な経済危機、大規模な自然災害、与党である『改革党』のあまりに酷い政権運営が相まって、旧政権『保守
党』が与党の座を取り戻すことが有力視されていた選挙であった。『改革党』が議席を大きく減らすことは確実だ
ったが、『保守党』が参議院での議席の過半数を占めていない以上、衆議院選挙で議席を多く確保することは死活
問題だった。現政権を批判しながらも、旧政権の古い体質のイメージを覆す目的もあったのだろう。『保守党』の
打ち出したスローガンは「取り壊す」であった。

　曰く「既得権益を打破するために岩盤規制を取り壊す」
　曰く「社会のしがらみから個人の自由を守るため、大きな政府を取り壊す」
　曰く「国際競争力を高めのために、国境の壁を取り壊す」

51 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:03:33.78 ID:C0h4l6Sa.net

チンポを見せろ　今こそ　頼むぞ健太郎
みなぎる性欲　燃えたぎらす　開成魂

52 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:03:46.10 ID:y0d4aCYP.net

面白かった乙

53 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:03:51.62 ID:bdvUMwF5.net

　「開放経済」、「規制緩和」、「小さな政府」の三本柱を掲げ、『保守党』は衆議院議席の三分の二を占めるほ
どの圧勝となった。また『保守党』のブレーンである大津武彦氏は、選挙期間中、彼女の自殺を巧妙に利用した。
　「彼女の死と社会全体を覆っている閉塞感は無関係ではありません。８０年代以降、欧米は自由化を急速に進め、
繁栄を築き上げました。その成果もあって、９０年と比較してアメリカの名目ＧＤＰは３倍弱までに成長しました
が、日本のＧＤＰはどうでしょうか？　結果はご存知のとおり、ほとんど成長していないんですよ」
　洗練され、流れるように話す大津氏の仕草は、見るものに好印象を与える。

54 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:03:53.76 ID:+BxbROL7.net

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55 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:06.14 ID:yVB3Gsv/.net

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56 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:14.39 ID:Gkrts7iV.net

一方、磯野家では

57 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:17.50 ID:zTpKQxPt.net

2005年　公式人気投票　灰原哀4位　毛利蘭6位
2011年　アニメ映画15周年人気投票　灰原哀4位　毛利蘭5位
2012年　連載800回記念人気投票　灰原哀3位　毛利蘭6位
2013年　ダヴィンチ人気投票　灰原哀3位　毛利蘭5位


毛利蘭要らねえよ
映画、OPED、本編その他もろもろ不人気ブサイクの癖に出しゃばるな

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58 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／ ：2014/11/01(土) 15:04:23.47 ID:C/cce9Xz.net

俺と六尺　投稿者：六尺親爺 (7月7日（土）19時24分34秒）

身長１７１ｃｍ　体重７５ｋｇ　年齢５２歳、六尺歴３０年。
六尺常用の短髪、髭親爺。成人して以来、下着として六尺を締め込む。
尻に食い込むあの感触・前袋の膨らみ・後ろ三の色気が、俺を虜にして来た。
髭をたくわえ２０年余り、そして髭野郎は俺の股間を堅くする。
　春は祭。　御輿担ぎも、かれこれ３０年の付き合い。普段の白を、粋な浴衣生地の六尺に替え、肩に食い込む御輿の重さを味わう。
　夏は海。　丁字跡を鮮明に残そうと、年甲斐も無くお天道様と張り合う。真っ黒に焼けた躯に、赤褌の後ろ三が映える。浴衣の尻を端折って花火見物。
　秋は七輪。　焼き網で熱くうねり・弾ける松茸の大きな傘を眺めながら、未だ見ぬ六尺野郎の怒張した魔羅に重ね合わせる。
　冬は熱燗。　炭炬燵の熱さが六尺を解かせ、倅の元気を確かめる。迸る雄汁が、極楽へと誘う。
俺から六尺を取ったら 人格の半分が無くなり、髭を取ったら四分の一が、祭を取ったら残りが無い・・・

59 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:29.12 ID:pz1e3zaB.net

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60 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:41.37 ID:bdvUMwF5.net

　「そうなのですか。ですが……それが彼女の死と何が関係あるのでしょうか？」
　アナウンサーが首を傾げながら質問すると、大津氏は淀みなく口を動かした。
　「日本全体を覆っているしがらみが強すぎるのです。そのため個人の自由が奪われている。そして不自由の極み
は思考の停止をもたらします。行動できることが限られてしまうので、刺激が薄れてしまうのです。これは非常に
良くないことであり、倦怠感を招き、生きる活力を失わせます」
　ほう、とアナウンサーがわざとらしく息を吐いた。
　「なるほど。つまり学校という鳥かごに閉じ込められたからこそ、彼女の選択の自由を奪い、自殺に向かわせた
とのことですね」

61 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:41.92 ID:twu+aKHZ.net

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62 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:04:58.19 ID:0RgNqbEB.net

？？「こっちに投げてくれ！」
桐生「そういえば、ここは野球も強かったな。」
そう呟いて桐生はボールを思いっきり投げた
ズバーン！！！
？？「・・・え？」
桐生「なんだ今の感触は・・・」
監督「こ、この球は・・・！！」
？？「キミ、すごいじゃないか！よかったら野球部に入らないか？」
桐生「野球か・・・野球をすれば今の感覚をいつでも味わえるのか？」
？？「そうだな」
桐生「いいぜ、野球部に入ってやる。」
こうして桐生伝説が始まった。

63 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:08.09 ID:bdvUMwF5.net

　「そうです。彼女の部屋から出てきた日記にも、束縛された毎日が嫌で嫌で退屈であるとの記述も見られます。
だからこそ、彼女のような社会の犠牲者を出さないためにも、個人の自由に寛容な社会を作り上げる必要があるの
です。刺激を与え、自発的に競争を活性化させることで、行く行くは日本経済の成長にも繋がるのです」
　大津氏は、テレビ、新聞、雑誌に登場するたびに、繰り返し繰り返し同様の発言をした。『自由』この言葉を強
調し、最も守られなければならないことであり、重要であると。また、大津氏に呼応するように、保守党議員も同
様の宣伝を徹底的に行い、世論を喚起していった。
　しかし、この主張に反発はなかったのか？　社会の構造は複雑化し、様々な利害関係、圧力団体がひしめき合う
現代において、既存の仕組みを取り外すことは容易とは考えられない。抵抗が起こるのはごく自然なものである。
　ただ、結果だけを述べると、反対意見はほとんどなかった。いや、あったのかもしれないが、マスメディアに登
場する政治家・評論家・学者・エコノミスト・コメンテーターといった知識人の多くは『改革』という主張を支持
した。

64 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:14.66 ID:0RgNqbEB.net

桐生「お前、1年だよな。名前は？」
松下「俺は松下 樹里（まつした じゅり）ポジションはキャッチャーだ」
桐生「松下か、よろしくな」
監督「え〜お前ら聞いてくれ！彼が今日から野球部に入部する桐生翼だ！
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
監督「こいつはすごいぞ！さっき投げたボールが150キロを計測したからな！」
周り「150キロ！？すげえ・・・」
桐生「フン・・・」

65 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:34.59 ID:bdvUMwF5.net

　物価が継続して下落するデフレーションが１５年以上も続き、それに付随するように国民の平均給与は下落して
いた。そんな最中に起こった世界的な金融危機は今もなお尾を引いている。
　それに追い討ちをかけるように、１０００年に一度と言われる大地震が日本列島を襲い、１万人以上の死者を出
した。公共事業費を大幅に削減し、土建業者が大量に倒産している現在において、復旧すらままならない状況が続
いている。
　軍事的にも経済的にも米国の信用が失墜し、覇権国家としての体制が揺らいでいる。その隙を突くように中国の
台頭し、日本に露骨な圧力をかけてくるが、軍事費を削り続け、米国の軍事力に頼りきっていた日本人になす術は
なかった。
　政治・経済・安全保障の崩壊が露骨に表れ、社会の閉塞感がより一層高まっている現状。そんな時に求められる
のは、社会の抜本的な改革しかない。そのため、改革を掲げる『保守党』の主張を拒む知識人はほとんどいなかっ
た。

66 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:39.43 ID:0RgNqbEB.net

こうして野球部に入部した桐生
彼はセンスの塊で、ぐんぐん成長していった
そして迎えた夏の初戦・・・
先発は桐生だった

67 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:51.23 ID:0RgNqbEB.net

桐生がもらった背番号は10
1年生ながら名門零冥高校の2番手を任されていた（エースは3年生の村山 武志）
そして桐生の公式戦初球・・・150キロのストレート。絶好調だ。
そのまま1回戦の栗岡高校を15−0でコールド勝ち。桐生が浴びたヒットは0本。12奪三振の快投だった。

68 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:05:56.56 ID:bdvUMwF5.net

　前政権であった『改革党』はどうかというと「前政権からの脱却と既存の思考に囚われない抜本的改革」を柱に
し、政権の座に就いたために、保守党のスローガンに対し明快に反論することはできなかった。『改革』に重点を
置いている以上、根本は同じであった。
　そのため、古い規制を槍玉に挙げ、既存の規制を悪とする、知識人の多くの言論によって、彼女の死は不自由に
付随するものとの認識が出来始めた。
　ただ、冷静に考えてみると、彼女の自殺は歪んだ社会の産物であったかは不明である。
　しかし、不明であるが、――不明だからであろうか。社会全体を覆う空気は、徐々に、徐々に、変わっていった
のである。
　それは当然、この出来事の発端となった俺の通う学校『兄弟高校』も例外ではなかった。

69 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:08.98 ID:0RgNqbEB.net

しかし思いもよらないことが桐生を待っていた
監督「桐生、お前は甲子園まで試合に出さん！それまでずっと練習だ！」
桐生「えーっ！？」
こうして桐生は甲子園まで練習をすることに決定した。

70 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:20.46 ID:bdvUMwF5.net

　　　　　　　　　　　　　▲


　携帯の振動音が頭上に響き渡り、脳全体に鈍く広がる。顔を上げずに、騒音を出している物体を手探りに探す。
ついこの間までは、朝の日差しで自然と目が覚めていたのだが、曇り空が続いていると、体はなかなか起き上がら
ない。夜遅くまで読書に耽っているため、短時間の睡眠では体の疲れが取れてくれない。
　だが、読書の時間がなかなか確保できない俺にとってこの時間は削れないものである。部屋の至るところに山済
みになっている数々の本を眺めるたびに、早く読まなければ、という強迫観念に駆られる。そのため、昨晩の読書
ぐらいでは精神の渇望を満たせるわけもなく、読み足りない気持ちが沸々と湧き起こるが、残念ながらそうもして
られない。針金のように固まってしまった体をゆっくりと動かしながら、登校の準備をする。

71 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:23.35 ID:0RgNqbEB.net

そして迎えた甲子園、桐生はスライダーとフォークを覚えて帰ってきた
甲子園初戦の相手は広島学院
広島学院「おい、エースの村山じゃなくて背番号10だぜ。しかも1年生らしい。なめやがって！」
気合が十分入っていたが桐生はあっさりと完封した。
そうして桐生翼の名は全国に広まった。
そしてその後はエース村山の連続ノーヒットノーランなどもあり零冥高校は甲子園優勝を果たした。
桐生翼の甲子園成績 .625 5本 34打点　0.00 2勝0敗 30奪三振

72 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:42.94 ID:0RgNqbEB.net

そして新キャプテンはセカンドの倉谷 満
松下「俺もレギュラー奪ったぜっ！」
そう、松下はキャッチャーのレギュラーを奪った
俺と松下の黄金バッテリーが誕生した
秋季大会、そして関東大会も順調に勝ち進んだ
そして選抜大会出場が決定された
桐生「当然だな」
松下「ああ！」

73 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:46.28 ID:bdvUMwF5.net

　例の事件の後、学校全体が慌ただしかったが、最近ではだいぶ落ち着いてきた。
　いじめや暴行といった犯罪行為が起こったわけではなかったので、学校に対する批難の声はあまり聞こえてこな
かったが、マスメディアで頻繁に取り上げられ世間を賑わせたことで、学校側はその対応に追われていた。ただ日
が経つにつれ、喧騒もなくなり、その一過性を痛感した。所詮、飽きっぽく、常に突飛な話題を求めている大衆に
とって、もう彼女の自殺はなかったものなのだろう。

　玄関の扉を開けると、秋の風が顔目掛けて襲ってくる。自転車に乗るときに限って、なぜか風って強いんだよな、
と思いながら自転車のサドルに手を掛ける。体を若干縮ませながらゆっくりと乗り込むと、そのまま無心にこぎ続
ける。

74 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:06:58.27 ID:BEHPKpd4.net

　比較的裕福な家庭を彷彿させる小奇麗な家に彼は住んでいたが、彼の部屋の机から一台のノートPCを母親が見つけた。中を開いてみると、
　「つまらない」
　最初のページには、乱雑にそう書かれていたそうである。
　他にも、「書き込みが退屈だ」「スレが落ちたり立て直したりの繰り返し」「小説もどきを書いて、なんJ民とただ退屈な話をし
て、ありふれた日常に何の意味もない」「何もかもが嫌になる。束縛された毎日。こんな当たり前の毎日を送っ
ていれば、やがて脳も爛れて何も考えれなくなるだろう」
　ページを次々にクリックすると、同様の内容が記されていたとのことであった。生前に綺麗にまとめていた学習用の
ノートPCとは違い、乱暴な書き込みで画面が埋められていた。いじめを想像させる文言はどこにもなかった。そして……
　「死にたい」
　最後にそう書かれて日記は終わる。

75 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:07:05.15 ID:0RgNqbEB.net

選抜大会では1回戦から完全試合を達成するなど絶好調
球速も153キロまで上がった
しかし3回戦の倉山実業に人生初めての失点を許す
桐生は落ち込んでいたが松下の「点をとられないピッチャーなんていない」
という言葉に励まされ復活。以降は失点してでも勝ちにこだわるようになる。
こうして選抜大会も優勝して甲子園連覇を達成した零冥高校。
史上初の3連覇に向けて桐生は決意を新たにする。
桐生翼の甲子園成績 .604 6本 26打点　0.33 4勝0敗 53奪三振

76 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:07:34.07 ID:0RgNqbEB.net

そして優勝した桐生はすっかり有名人だ
すでに来年のドラフトの1位指名を決定してる球団もあった（ソフトバンク、阪神、ヤクルト）
そしてさらに桐生は1年生が入ってきて先輩となった
桐生は一人の男に目をつけていた
そいつの名は伊達 傑（だて すぐる）
なかなかいい顔つきをしている。体格もいい。
どうやらポジションはサードらしい
しかし俺は伊達にショートが向いていると思ったのでショートにコンバートさせた
そうして桐生の2年生生活がスタートした

77 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:07:37.96 ID:bdvUMwF5.net

　俺の通う学校は隣町にあり、県内有数の進学校と称される公立高校である。
　だが、特段、運動部が強いわけでもなく、合唱や美術といった文化部も目立たず活動していることから、何の面
白みもないとも揶揄もされている。県内では公立至上主義の風潮があることから「偏差値が高く授業料も安いから
何となく入る」といった理由で志望する生徒が圧倒的多数である。
　向かい風に吹かれながら自転車をこぎ続け学校に到着する。校舎一面に白く塗られたペンキが至るところで黒ず
んでいて、その年季の入り具合を伺えさせる。一年前、オープンキャンパスで兄弟高校を訪れた時、その寂れた外
観にあきれてしまったのだが、同時に、下手に整っているよりはましだろう、とも思った。派手な景観と宣伝で学
生を釣ろうとする学校に比べれば、この寂れ具合が俺の性に合う。うまい話には裏があるというか、ああいう学校
を見ていると、罠に学生が掛かるのを待っているかのような新手の詐欺に感じてしまう。
　何の変哲もない建物に続々と学生が集まってくる。何もしなくてもこれだけ人が寄ってくるのだから、下手に目
立とうとするよりも、何にもしないほうがよいのではないだろうか。「お得だから絶対買ったほうがいいですよ！」
と言われるよりも「買いたきゃ勝手に買え」と投げやりに言われるほうが信用できる心理と同じかもしれない。

78 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:07:53.07 ID:0RgNqbEB.net

なんと1年生から伊達はレギュラーになってしまった
桐生「とんでもない潜在能力だ・・・」（実は桐生がショートにコンバートしたおかげで才能が開花ｗ）
そうして2年目の夏が始まった。キャプテン倉谷にとっては最後の夏だ。
倉谷「絶対優勝するぞ！オオーッ！」
松下「1回戦の相手は開運高校だ」
こうして全試合15点差をつけて夏の甲子園出場が決定した

79 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:08:09.06 ID:0RgNqbEB.net

2年生夏の甲子園　もちろんエースは桐生
冬を超えた桐生は球速が155キロまでアップ　変化球のキレも増した
1回戦の相手は村雨高校
伊達の3打席連続ホームランなどで試合を決定づけると桐生は完全試合を達成
また桐生伝説に新たな1ページを刻んだ
2回戦、3回戦は二番手投手の猿村が連続完封
そして準々決勝は桐生がノーヒットノーラン
さらに準決勝はスクイズで1点を奪われるものの1失点完投で決勝まで駒を進めた

80 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:08:17.42 ID:bdvUMwF5.net

　皆と同じように慌ただしく教室に向かう。
　「いや〜、ぎりぎりセーフ！」
　この時間帯になると、なぜか誇らしげに教室に入ってくる者が続発する。スリルを楽しむ余裕のある男に自分が
見えるのかもしれない。
　「よう、白崎」
　隣の席の青沼紀夫が、縦に長い図体を傾け声を掛けてきた。
　「なんか黒板に全校集会って書いてあるけど、今日って何かあるんだっけ？」
　青沼が黒板の脇にある時間割のボードを指しながら聞いてきたので、
　「生徒会長の就任演説だろ。この前、生徒会選挙だったし」
　「ああ、そう言えばあったな〜。会長の立候補者が一人しかいなかったんだっけ。つまんねー選挙だよな」

81 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:08:33.91 ID:0RgNqbEB.net

決勝の相手は愛知の新宮連合高校
世間の予想は零冥の圧勝だったが現実は違った
1年間桐生の研究をしてきた新宮の打線が桐生に襲い掛かる
1回表に粘って連続四球で塁に出ると送りバントとスクイズで1点を先制する
さらに2回表、ショートへの内野安打、盗塁、そしてタイムリーで2点目をとられる
桐生は慌てたが、松下が桐生をフォローし、すぐに立ち直った
それからはしっかり抑えた
しかし新宮の投手は左のサイドスローから繰り出すシュートを武器にしており、零冥打線は苦戦を強いられた
だが桐生の満塁ホームランで逆転するとさらに伊達と杉原も続き、この回6得点
結局決勝戦を6−2で勝利した　史上初の甲子園3連覇である！！
桐生翼の甲子園成績 .731 5本 40打点 0.50 4勝0敗

82 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:08:51.14 ID:bdvUMwF5.net

　大げさに両手を上に伸ばしながら、青沼は体を弛緩させた。
　「あんな事件があったんだし、会長に立候補する奴が多いわけないだろ」　
　青沼の能天気な顔がわずかに歪んだが、すぐに表情を戻した。
　「まあ、そのおかげで授業が一時間潰れるんだからラッキーだけどな」
　そんな話を続けていると、ガラガラと音が鳴り、担任の谷川悟が教室に入ってきた。
　「みんな、揃っているな。じゃあ、今日は学年総会だから、廊下に出ろ」
　谷川は、かったるそうに出席簿で肩を叩きながら首を鳴らした。
　「じゃあ、行こうぜ」
　青沼に続き、席を立って体育館に向かう。渡り廊下を生徒全員がバラバラになりそうながらも、誰一人として列
を崩さないのも不思議である。目立った不良がいるわけもなく、なんだかんだで落ち着いた学校なんだろう。
　体育館に到着すると、大量の生徒が会場を埋め尽くしていた。床に直接座ると、前方で一人の男子生徒が教師と
話していた。きっちりと制服を着こなしながらも、野暮ったい感じがしない。その優等生らしき風貌は、おそらく生徒会長なのだろう。

83 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:09:24.91 ID:bdvUMwF5.net

　しかし、こんな時期に生徒会長を希望するなんて物好きな奴だな、と思っていると、生徒会長（と思われる）が
こちらを振り返った。
……笑った？
　俺を見つめたわけではないだろうが、一瞬口元を左端に吊り上げたのが目に映った。中性的な顔立ちが相まって、
その些細な表情が目立って見えてしまったのかもしれない。不穏な感じを覚えたが、特に気にするものでもないだ
ろう。俺はすぐに近くの奴と、雑談を始めた。

84 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:09:52.10 ID:bdvUMwF5.net

　八時四五分。始業時間になると、少し緊張気味な女子生徒の声がマイクを通して響き渡った。
　「それでは、これより全校集会を始めたいと思います。――ま、まず始めに、生活指導を担当されている熊谷先
生、お願いします」
　名前が呼ばれると、熊谷は猫背気味に上半身を傾けながら壇上に上がった。演台に近づくと、マイクの位置を合
わせ、小さく口を開いた。
　「あ〜あ〜。それでは、皆さんおはようございます。先日、生徒会役員の選挙結果が発表されました。今回は悲
しい事件も起こったことで、慌ただしい中の選挙となりました。まだ気持ちの整理もついていない人たちも多くい
ると思いますが、そんな中、生徒会役員に立候補した生徒達は立派だと私は感じています。また、これから大変な
時期での仕事になると思いますが、学校全体で支え、支えられる環境が大切であるので、生徒会役員にはエールを
送るとともに、生徒会・教師・そして生徒全員で協力していけるようことを目指して…………」

85 ：風吹けば名無し＠＼(^o^)／：2014/11/01(土) 15:09:56.77 ID:e99I33X4.net

>>81
バーボン食らった
おわり

86 ：糞まみれで　投稿者：変態糞親父 (8月10日（木）14時30分56秒)：2014/11/01(土) 15:11:11.39 ID:PVT2kOUg.net

先日、二回目になるが例の浮浪者の親父と川原の土手でひさしぶりに会ったんや。
高架の下で道路からは見えないとこなんで、2人で真っ裸になりちんぽを舐めあってからわしが持って来た、
いちぢく浣腸をお互いに入れあったんや。しばらく我慢していたら2人とも腹がぐるぐると言い出して６９になり
お互いにけつの穴を舐めあっていたんだが、わしもおっさんも我慢の限界が近づいているみたいで、けつの穴がひくひくして来たんや。
おっさんがわしのちんぽを舐めながら　ああ＾〜もう糞が出るう〜〜と言うまもなく、わしの顔にどば〜っと糞が流れこんできた、
それと同時にわしもおっさんの口と顔に糞を思い切りひりだしてやったよ。もう顔中に糞まみれや。
お互いに糞を塗りあいながら 体中にぬってからわしがおっさんのけつにもう一発浣腸してから
糞まみれのちんぽを押し込みながら腰を使い糞を手ですくいとり、口の中に押し込むと舐めているんや。
お互いに小便をかけあったり糞を何回もぬりあい楽しんだよ。最後は６９のままお互いの口に射精したんや。3人や4人で糞まみれでやりたいぜ。
おっさんも糞遊びが好きみたいじゃ。わしは163*90*53、おっさんは、165*75*60や一緒に糞まみれになりたいやつ連絡くれよ。
岡山県の北部や。まあ〜岡山市内ならいけるで。はよう糞まみれになろうぜ。