ロシア兵「なんだ、あの男」復讐者ワイ「………寒いな。」

風吹けば名無し

ワイ「そこのロシア人、聞きたいことがある」
(虚空を見つめながら)
ロシア兵「「「！？」」」(流暢なロシア語に驚く)
ワイ「お前らの軍に、俺と同じ顔をした男がいたりはしないか？目のここに黒子がある奴だ。」(振り向いて目尻を指差す)

ロシア兵1「なぁ、コイツ不気味だぜ？」(ﾋｿﾋｿ
ロシア兵2「身なりからして食いもんくらいはありそうだ。上官にバレる前に徴収しちまおうぜ？」(ﾋｿﾋｿ

ワイ「……そうか、知らないか。ならいい。
お前らは、もう、いいよ。」
ロシア兵「「「ッ？！」」」
ワイ「第五の天使が罪状を告げる。
その名はーーーー『序列』」

(地面から真っ白な手達がロシア兵を掴む)

ロシア兵「「「うわぁぁぁぁ！！」」」(銃乱射
ワイ「無駄だよ。俺やそいつらに銃殺刑。
いや、人間の罪では裁けないのだから。」

(無数の手に呑み込まれてワイの下僕ゾンビとなったロシア兵)

ワイ「銃を拾え。」
ロシア兵「ぁあ、あっああぁぁ」(唸りながら命令に従う)
ワイ「こんなんじゃ肉壁にも心許ないが、無いよりはマシだろう。」

(暗雲に目を向けるワイ)

ワイ「あと500人くらい潰す頃には、『奴』も俺の元にくるだろうから…な。」