【悲報】ウーバーイーツ配達員、逮捕される

風吹けば名無し

巨人・丸の“偽直筆サイン”ユニをオークション出品し御用…容疑者の涙ぐましい努力とショボい稼ぎ

ウーバーイーツ配達員は、自宅でせっせと偽サインの練習をしていた。
　
プロ野球巨人の丸佳浩選手の偽サイン入りユニホームをネットオークションに出品したとして、東京都世田谷区の飲食宅配代行サービスの配達員、八木沢瀬名容疑者（24）が21日、不正競争防止法違反（誤認惹起）の疑いで、警視庁生活経済課に逮捕された。
　
八木沢容疑者は昨年７月、ネットオークション「ヤフオク！」に「丸佳浩　直筆サイン入りユニホーム」「新品未着用」と商品説明を添え偽サイン入りユニホームの写真１点を掲載して出品。本物と誤認させるような表示をした。

■11球団87選手分の偽サイン

　約１年経った今年６月、警視庁は八木沢容疑者の自宅を家宅捜索し、11球団87選手分の偽サイン入りユニホームや野球ボールなどを押収していた。

「八木沢容疑者は熱心な巨人ファンで、ファンクラブにも入会していた。八木沢容疑者自身、巨人の選手にサインをもらっていた。自宅からはサインの練習に使っていたノートが見つかり、そこにはびっしり偽サインが書かれていた。坂本勇人や王貞治のサインも見つかった」（捜査事情通）

　これまでニセモノと判明したのは、ユニホーム５着、ボール43個、クッション１個、色紙15枚、野球カード34枚にのぼる。

　ヤフオクで販売したものは、本物とニセモノが交ざっていて、本人もそのあたりの記憶があやふやだという。普段から選手関連の出品物に目を光らせていた球団が、調査目的でユニホームを１万2500円で競り落とし、警視庁に相談していた。

「八木沢容疑者がニセモノを販売し始めたのは４年前。まだ大学生だった。売り上げは学費や生活費の足しにしていた。出品するにあたっては、ユニホームやボールを手に入れる必要がある。当然、購入費もかかり、サインを入れたところで、それほど高額で競り落とされるわけでもなかった。何人ものプロ野球選手のサインの練習をするなど、涙ぐましい努力をした割には、たいした稼ぎにはならなかったようだ」（前出の捜査事情通）

　必死こいてサインを真似する暇があるなら、ウーバーイーツの宅配件数を増やすべきだった。