＼VDと少しお話スレ／

風吹けば名無し

https://note.com/ginzabungaku/n/n5c04bff7183c
「私はね、人を操る権利を持っているんだ。例えばこんな風にね」と眼球のデバイスからホログラムを展開してセラフィムに見せ、コンソールを開き、彼方(カナタ)の神経(ウェットウェア)へアクセスする。セラフィムの目の色が失せる様に変わる、「なんだ、こんなものか……」と。公安はしたり顔で彼方を操作しようとする、が……暫くして異常に気が付く。

　「な……コンソールが〔透明〕……。なぜ、黒画面にコードが写っているはずのコンソールに、私の隣にある『私の車』が映っているのだ……。まさか……今私は彼方のバイオコードではなく、セラフィムの眼球デバイスのインプット──セラフィムが見ている物──と接続しているのか……。いや、そんな……そんなことが…………」

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