オリックス・小林慶祐と阪神・飯田優也の電撃トレード発表

風吹けば名無し

　オリックス・小林慶祐投手（２７）と、阪神・飯田優也投手（２９）の１対１の交換トレードが成立し、２８日、両球団が発表した。左腕強化を図るオリックスと、ブルペン陣の層を厚くしたい阪神との思惑が一致した。

　オリックスが中嶋監督代行新体制のもとで早速、動いた。身長１８７センチの飯田は１５０キロ超の直球が武器で先発、中継ぎも可能なマルチ左腕。現在、左の先発ローテには田嶋、山崎福、アルバースの３人、救援陣には山田、斎藤、富山らが奮闘しているが、底上げを期待して経験豊富な８年目のベテランに白羽の矢を立てた。

　小林は、同じく身長１８７センチの長身から投げ込む１５０キロ近い直球とフォークが持ち味。今季途中に１軍昇格して、登板７試合で６回２／３を３失点にまとめていた。阪神は現在、守護神を務めていた藤川が故障のため２軍調整中で、去年リリーフの中核を担った守屋や島本が出遅れており、ブルペン強化が急務だった。