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幼馴染「え……す、好きな人ができた?」

1 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:53:06 ID:1h67IGbv0.net
男「ああ、完全に恋に落ちちまったみたいだ。胸のときめきがforever nightなんだ」

幼馴染「へ、へぇー……。あ、そ、その……その相手ってひょっとしてわた……」

男「そ、それは言えねーよ」

幼馴染(わ、私じゃん! この反応、完全に私じゃんこれ!)

幼馴染「わ、私も好きな人できたって言うか……まあ、前からっていうか……」

男「ほう。イケメンの奴とかか?」

幼馴染「…………」

女「あ、男君と幼馴染ちゃん! よかった〜、ふたりがゆっくり歩いてるっていうことは、まだ朝礼に余裕で間に合う感じじゃん」

幼馴染「女さん、おはおう」

男「ひゃ……お……おば、おは……げふっげふっ! お……おはよう!」

女「アハハ、男君おっかしー! なに、ジュースでも飲んでたの?」

幼馴染「ん?」

2 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:53:20 ID:wn718ICB0.net
あずみ!

3 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:53:35 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「お、男が朝言ってた好きな人って、女さん?」

男「あ? こ、声がでかいって!」

幼馴染「女さん?」

男「そ、それはその……」

幼馴染「女さん?」

男「はい……そうです」

幼馴染「…………」プルプルプル

男「どうした?」

幼馴染「あっ、あはっ、あははははっ! いや、男の弱み握っちゃったなと思って」

男「なっ!」

幼馴染「あー、今度何奢ってもらおっかなー。あはっ、あははははっ」

4 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:53:46.94 ID:1h67IGbv0.net
男「おいおい笑うなよ、こっちは一応真剣なんだぞ」

幼馴染「真剣って何が? 恋が? 男と女さんに接点があったこと自体、私初めて知ったよ」

男「じ、自習室で一緒になって……ちょいちょい喋るようになった」

幼馴染「ちょっとお話しただけなんでしょ? そんなので好きになるの? そんなので真剣な恋って言えるの?」

男「お前、今日様子おかしくないか……?」

幼馴染「そ、そう? あ……私、次の授業の教科書、家に忘れてるかも」

幼馴染「ちょっと確認したいから、私先教室に戻るね」

男「それなら俺も戻……行っちまった。慌ただしい奴」

5 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:53:56.34 ID:1h67IGbv0.net
男「あれ……幼馴染、戻ってない? 他のクラスに教科書借りに行ったか」

友「幼馴染ちゃんなら、さっき物凄い勢いで早退したよ。頭痛がするとか言って」

男「え、そうなのか。そういえばちょっと様子変だったな」

友「あれ、男ちゃんは彼女が早退するってこと、聞いていないのかい?」

男「なにも。教科書忘れたかもしれないから確認してくるとしか」

友「男ちゃんに何も言わないで帰るなんてねぇ……。後ろ暗いことでもあるのかな?」

男「考えすぎだろ。お前の悪い癖だぞ」

友「あれこれ妄想するの、趣味だからね。想像力は大事だよ」

6 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:06 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「……はあ、死にたい」

幼馴染「思えば幼稚園からだから、もう会って10年なんだよねぇ……」

幼馴染「ずーっと両想いじゃないか両想いじゃないかって思ってたけど、まさかここにきて全否定されるとは思わなかったよ……はぁ」

幼馴染「なんか勢いだけで早退しちゃったなぁ、さぼるの癖になったらどーしょ」

幼馴染「……虚しい。私にもうちょっと胸があったら、違ってたかなぁ……」スッ

友「やっほー幼馴染ちゃん。奇遇だね、ボクも今から帰るところなんだ」

幼馴染「えっ?」

友「ちょっとデートしようよ、せっかくだしさぁ」

幼馴染「と、友ちゃんも早退したの?」

7 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:17 ID:wn718ICB0.net
「君と結婚したら安住あずみになっちゃうね」

8 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:17 ID:1h67IGbv0.net
友「暑いねぇ、ジュースいる? さっき自動販売機で当たりが出て、2本持ってるんだよ」

幼馴染「……ありがとう」

友「それで、さ、男ちゃんとなんかあったの?」

幼馴染「……男……好きな人ができたって」

友「え? それは、幼馴染ちゃん以外に?」

幼馴染「…………」コクリ

友「うぉう、まさか男が……。そのパターン、あんまり考えたことなかったな」

幼馴染「女さん、2組の女さんだって……」

友「ふむふむなるほどね。それで、幼馴染ちゃんはどうするの?」

幼馴染「え?」

9 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:22 ID:QTTMHnV9d.net
まだやるのか………………………😫

10 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:32.23 ID:1h67IGbv0.net
友「え? じゃないよ。諦めるの? 応援するの?」

幼馴染「わ、私は……。応援、しようかな」

友「……それで、いいの?」

幼馴染「う、うん。私は、男が幸せならそれで我慢できる……我慢できるから」

友「ふー。健気だねぇ幼馴染ちゃんは」

友「でも、それで本当にいいの?」

幼馴染「わ、私は今のままで十分幸せだし……」

友「水刺すような真似して、嫌われるのが怖いだけなんじゃないの?」

幼馴染「…………」

友「男ちゃん、彼女できたら幼馴染ちゃんと今まで通り接してくれるかな?」

友「男ちゃん変なところで律儀だから、彼女以外の女と連絡取らないーとか、言い出しちゃうかもしれないよ」

11 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:43.57 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「わ、わたしは……私は……」

友「大丈夫。いざとなったらボクが汚名を被ってあげるよ」

友「だから安心して。幼馴染ちゃんは存分に2人の仲を引き裂いてやればいい」ポンっ

幼馴染「そんなこと……」

友「今ちょっとでも迷ったなら、何かするべきなんじゃないのかなぁ。後悔するよ?」

幼馴染「…………」

友「これは噂なんだけど、女ちゃん、今付き合っている彼氏がすでに2人いるらしいよ」ボソッ

幼馴染「えっ?」

友「じゃあボクはこれで。せっかくだからテレビの番組に間に合いたいからさ」

幼馴染「う……うん」

12 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:54:51.86 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「女さん……彼氏さん、いるのかな」

幼馴染「おと、男……からかわれてるのかな?」

幼馴染「噂だし、単なる噂だし……」

幼馴染「でも火のないところに煙は立たないっていうし、情報源が友ちゃんだし……」

幼馴染「それなりに確証がなかったら、こんなこと私に言わないはず……」

幼馴染「……明日、いや、今日! 女さんの後をつけてみよう、うん」

13 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:20 ID:1h67IGbv0.net
プルルルルル プルルルルル

ガチャ
金髪「友か? どうした、今日早退したらしいじゃん」

友『ちょっと体調悪くてね。今どこにいる?』

金髪「授業さぼってひとりで屋上だけど? つーか、この時間にかけてきてよく電話とってもらえると思ったな」

友『まあ、金髪ちゃんのことだから、どうせサボってると思ってたよ』

金髪「で、どしたのよ?」

友『今日ね、金髪ちゃんが熱を上げてる女ちゃん、部活が急に休みになったらしいよ』

友『部活メンバーで遊びに行くような話は出そうにないっぽいから、彼女今日暇なんじゃないかな?』

友『どう? 教室前で張っといて一緒に帰って、ダメ元でどっか誘ってみるとかさ」

金髪「だ、ダメ元ってなんだよ! わかんねーだろーが!」

金髪「でもありがとよ。お前、ほんと情報通だよな。相談してよかったわ」

友『ふふっ。喜んでもらえると、ボクも嬉しいよ」

友『頑張ってね。一般論だけどさ、恋愛は押したものがちだよ」

14 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:27 ID:zBjHqAEF0.net
VIPでやれ😡

15 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:33.34 ID:+nrNh+s+d.net
いやSSはVIPでやれや
どうせ落ちるやろ

16 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:37.29 ID:1h67IGbv0.net
先生「では皆さん、気をつけて帰るように」

女(今日ソフト部ないから直帰かぁ、平日16時代に帰路につけるって、なんだか新鮮だねぇ)

女(男君って帰宅部だったし、もう帰るんだよね? 一緒に帰ろって言ったら変かなぁ……そういう仲じゃないかぁ)

女「一応彼のクラス覗きに行こうかなぁ……」

金髪「おーい、女さん」

女「……あ、確か中学で一緒だった金髪君」

金髪「こ、高校入ってから何回か話してるって……」

女「え、あ、ああうん! もちろん覚えてるよって!」

17 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:49.66 ID:1h67IGbv0.net
金髪「今日もし時間あったらなんだけど、一緒に帰らねぇ?」

女「え?」

金髪「えと……ほら、ちょっと話したいことあってさ」

女「…………」

金髪「実は中学最後のクラスの同窓会チックなもの企画したくてさ。その相談がてらに」

女「あー、うん。いいよ、今日私、たまたま部活なくて帰るだけだったしね」

18 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:55:59.61 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「暇だなぁ、校門前で張り込みするの」

幼馴染「それより、私ばれないかなこれ。帽子と伊達眼鏡、余計に怪しい気も……」

幼馴染「ま、まあいっか。ばれたらばれたときで、たまたま散歩してた双子の姉だって言い張ろう」

幼馴染「お腹空いたな、コンビニ行きたい……。ちょっと5分だけ目を離すってセーフだよね」

幼馴染「あ! 女さん‼︎」

幼馴染「だ、誰かと並んで歩いてる……。確か、金髪って人だったような」

19 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:56:17.47 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「同じクラスじゃあなかったはずだけど、ただの男友達だとして、わざわざ時間合わせて帰るものかな? それも二人きりで」

幼馴染「ひょ、ひょっとして、あの人が女さんの彼氏!?」

幼馴染「やや、やっぱり女さん彼氏いるんだ……」

幼馴染「男……。男、女さんにからかわれてるんだ、きっと」

20 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:56:29.23 ID:1h67IGbv0.net
友『…………』

男『おいお前、ひとりでなにやってんだ?』

友『…………』

男『なにやってんだって』

男『あっ! ありさん潰してる! おい、やめろよ』

友『…………』

男『やめろっつってんだろ!』

ドンッ

友「!!」

友「……こういう強い衝撃に襲われてる夢を見ると、起きた直後に浮遊感みたいなものを覚えるよね」

友「懐かしいね。小学校に入ったばっかりの時か。確かあの後……」

友「ま、いいや。それより、昨日結局どこまでうまく行ったかが気がかりだね」

21 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:57:12 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「ね、ねえ、男。ちょっとふたりきりで話したいことあるの。ご飯食べ終わったら、屋上について来てくれない?」

男「なんだよ、そんな深刻そうな顔して……」

友(……だいたい、大丈夫そうかな)

友「へぇー、幼馴染ちゃん、何か悩みごと? まあ、内緒のお話みたいだし、ボクは呼ばれるまで首突っ込まないよ」

幼馴染「な、悩みごとってわけではないんだけどね……うん」

幼馴染(教えなきゃ……男のために、ちゃんと教えてあげなきゃ)

22 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:57:28.43 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「あ、あのね……、たまたま耳にしたんだけどね、えっと」

男「な、なんだよ」

幼馴染「女さん、彼氏いるかもしれないって。それも、複数人」

男「え⁉︎ い、いや、それはない……。噂だろ、噂。聞き間違えとかだろ」

幼馴染「そ、それだけじゃなくて、私見たの。ほらあの、私たちの学年に金髪のチャラそうな人いるでしょ?」

男「あいつがどうしたんだよ」

幼馴染「あの人と、一緒に帰ってるの、見たの」

23 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:57:40.78 ID:1h67IGbv0.net
男「い、一緒に帰るくらい、方向が同じでちょっと仲良かったらあるだろ」

幼馴染「でも……だって……」

男「だって、なんだよ。そもそも、お前は関係ないことだろ」

幼馴染「か、関係ないって何? 私は、私は男のためを思って!」

男「……すまん、言い方が悪かった。でも俺は、そんな噂、嘘だと思う」

幼馴染「でも、見たもん! えっと……手、繋いでた……かな」

男「なっ! ほ、本当にか?」

幼馴染「…………う、うん。あんまりはっきりとは見えなかったけど、たぶん、そうだった……かな」

24 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:58:21 ID:wn718ICB0.net
「あずみも応援してるよ!」

25 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:58:32 ID:1h67IGbv0.net
男「…………」

幼馴染「げ、元気出してよ! よくあることだって! そうだ、今日私の奢りで……」

男「いつ、それを見たんだ?」

幼馴染「ふぇっ?」

男「昨日、俺の話を聞いた時にはすでに知ってたのか?」

幼馴染「そんなことないよ! あのとき知ってたら言ってるよ!」

男「じゃあ、昨日か?」

幼馴染「うん。昨日……あ」

男「今朝、昨日の体調どうだったか俺が訊いたとき、ずっと寝てたらましになったって言ってたよな?」

幼馴染「そ、それは……」

男「お前、本当に見たのか?」

26 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:58:37 ID:+MGy/3PS0.net
また落ちるぞ

27 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:58:45 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「な、なんでそんなこと言うの? 私は、私は男のためを思って言ってるんだよ!」

男「だから、それをいつお前が見れたんだよ!」

幼馴染「……き、昨日は、女さんのことでちょっと気になる話を聞いたから、様子を見に高校まで戻ったの」

男「それは、何時頃だ?」

幼馴染「16時……30分? 終礼から割とすぐだったと」

男「女さんはな、ソフト部に入ってるから、その時間帯に高校を出ることはあり得ないんだ」

幼馴染「そ、そんな……見た、私見たよ!」

男「彼女はソフトボール部の投手でな。そこそこ強豪のチームだし、エースが練習を気軽に休むとは思えない」

幼馴染「こ、これは本当だよ! 見た、見たもん!」

28 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:58:57 ID:MDqdoh1m0.net
続きあく

29 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:59:01 ID:4Qx4+IrZ0.net
さっきと同じなんだからさっさと貼れや

30 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:59:07 ID:usJrBuNsr.net
おい!松倉修司!青髭!敬和学園大学!新潟県新潟市!あのじ学歴コンプ!オネショタ!ツイカス!特定!

31 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:59:10 ID:1h67IGbv0.net
男「……お前さ、嘘を吐くとき、頬辺りを人差し指で擦る癖が出てるぞ」

幼馴染「え、あ、いや、これは……」

男「…………」

幼馴染「本当に見たの! や、やめてよ、その目!」

幼馴染「なんならソフト部の他の子に確認取ってみてよ! 絶対、昨日はさぼってたんだって!」

幼馴染「どうして……どうして私の言うことが信じられないの?」

男「……お前、昨日から変だぞ。疲れてるんじゃあないのか?」

32 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:59:33 ID:1h67IGbv0.net
男「…………」

友「……どーしたの、男ちゃん。らしくないじゃないか、女の子を泣かせちゃうなんかさ」

友「場合によってはボク、もの凄く男ちゃんにがっかりしちゃうかもしれないな」

男「幼馴染の奴、なんだか様子がおかしいんだ。女さんに、何人も彼氏がいるとか……昨日も彼氏と腕を組んで帰ってたとか」

友「昨日って、ソフト部が終わる時間帯だから18時頃に? 彼氏さんは何か部に入ってるの?」

男「いや、それが終礼終わってすぐの時間に見たそうだ」

友「はて、なんだか要領を得ないね。つまり、女ちゃんが部活をサボったってこと? うーん」

男「どうにも継ぎ接ぎで、無理やり取り繕ってる感じがしてさ」

友「あっ! 向こうから歩いてくる娘、ソフト部だったはずだよ。確かめてみよう」

友「論より証拠、だよ。ボクは、幼馴染ちゃんがそんな考えの浅い嘘を吐くとは思えない」

33 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 03:59:53 ID:1h67IGbv0.net
友「ねえ、ちょっといいかな?」

クラスメイト「友ちゃんどうしたの?」

友「キミの部活仲間に女ちゃんいるでしょ? 彼女、最近部活をサボったーなんてことあるかな?」

クラスメイト「女ちゃんは一回も休んだことないんじゃなかったかな」

男「や、やっぱり……」

クラスメイト「うちの部で先輩押しのけてエースだもんね。親のお通夜だろうが練習休んだら殺されちゃうよ」

友「はっはっは、そりゃ大変だ。女ちゃんの親族が死なないよう祈るばかりだね」

男「…………」

34 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:00:20 ID:1h67IGbv0.net
友「最近、女ちゃんが休んだ日はなかったらしいね……」

男「…………」

友「残念だけど、これはそういうことなんだろう」

友「でもさ、そもそもこれは、男ちゃんが悪いんじゃあないのかな」

男「え?」

友「おいおい、とぼけるのはなしだろう」

友「とっくに気づいてたんでしょ? 幼馴染ちゃんが、君のこと好きなの」

男「……あいつのことを、そういう対象としては見れないんだ」

友「きっぱり謝るか、徹底して距離を置くかした方がいいんじゃないのかな?」

男「距離を置くって、そんな……」

35 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:00:49.83 ID:1h67IGbv0.net
友「そうかな? ボクはそうは思わないけどね」

男「そ、そうか?」

友「確かにさっぱり謝っちゃえば、男ちゃんは気が楽だろうね」

男「お前、そんな嫌な言い方しなくても……」

友「でも、幼馴染ちゃんはどうだろう?」

36 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:00:59.88 ID:1h67IGbv0.net
友「君が中途半端に歩み寄る姿勢を見せれば、幼馴染ちゃんは君のことを諦められないだろうねぇ」

友「君が誤魔化し続けて、生ぬるい関係をこれまで続けてきていたように、これからも、ね」

男「お、俺はただ……親友としての関係を、壊したくなかったから……」

友「幼馴染ちゃんの容姿ならきっと、君みたいなのに引っかからなければ、優しくて恰好いい彼氏のひとりでもできていただろうねぇ……」

男「…………」

37 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:01:13.07 ID:1h67IGbv0.net
友「男ちゃんのできる罪滅ぼしはひとつだよ、嫌われてあげることだ」

友「ドラマの主人公を気取って、格好良く振ってあげることじゃない」

友「悪役に徹して、そっと幼馴染ちゃんの世界からフェードアウトしてあげることだけだね」

男「ほ、他にいくらでもやりようがあるだろ!」

友「ここまで状況を持って来たのは、君以外の誰でもないよ。虫が良すぎるんじゃあないかな?」

38 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:01:23.49 ID:1h67IGbv0.net
友「ここで決めなよ。幼馴染ちゃんの幸せな高校生活を願うか……」

友「幼馴染ちゃんの中の、格好いい君の幻影を守るか、ふたつにひとつさ」

男「…………」

友「どっちを選んだって責めやしない。全力で応援してあげるよ。男ちゃんはボクの、大事な友人だからね」

男「……ありがとうな」

男「それだけ言っておいて、逃げ道まで作ってくれるんだもんな。お前はいい奴だよ」

友「…………」

男「俺が間違ってたよ。清算しよう、今までの俺を」

友(いい奴……ね)

友(結局は君も……)

39 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:01:56.01 ID:1h67IGbv0.net
ドンッ

友「ごめんごめん。最近、寝不足でね」ニコッ

女「いやいや、私の方こそごめんなさいね」

スタッ スタッ スタッ

友「…………」

友(今日中にトドメを刺そう。ここが正念場だね)

友「携帯電話は没収させてもらうよ、女ちゃん」スッ

友「想定外のことが起きるのだけは、避けたいんだ。ことがすんだら返すからさ」

40 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:02:41.51 ID:1h67IGbv0.net
女「ら、らぶれたー?」ガコッ

女「……だ、誰も見てないよねっ!」サッサッ

女「差出人は……お、おとこ君……。部活後、屋上にきてくださいって……」

女「そ、そんな、待っててくれてるのかな?」アセッ アセッ

女「ど、どっちみち、こんなの、ソフトボールに身なんて入らないってば!」

41 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:03:50.51 ID:1h67IGbv0.net
女「……女の子からラブレターもらったの、初めてだなぁ」

友「さすが、異性からはもらったことあるんだ。女ちゃん、美人だもんねぇ」

女「私の名前、知ってるんだ。まあ、知らない人呼び出さないかぁ……」

女「別にそう言うのが嫌いなわけじゃないけど、ちょっと馴れ馴れしくない?」

友「こう見えて自覚はあるんだよ。使いどころは、間違えたことがないからさ」ニコッ

女「あなた、男君のこと好きなの?」

友「ボクは、そんなんじゃないよ。それより、君に教えておかないといけないことがあるんだ」

友「これはキミのために言っているんだ。本当にね」

42 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:04:17.97 ID:9RWVMZm20.net
https://i.imgur.com/evDWe3S.jpg
https://i.imgur.com/BlLGZde.jpg
https://i.imgur.com/AWrR5Ai.jpg

43 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:04:58 ID:GLKZUq7v0.net
は?
あくチンポ堕ちさせろ

44 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:05:10 ID:9Hw/SRws0.net
つまんね

45 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:05:17.59 ID:Tbay/XSL0.net
飛んでないか

46 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:05:39 ID:OWig10CZ0.net
久しぶりに見た

47 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:05:49 ID:7M3sHS5v0.net
展開が飛び飛びで意味不明

48 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:06:04 ID:9RWVMZm20.net
https://i.imgur.com/0PmQzeC.jpg
https://i.imgur.com/GeAAIt3.jpg
https://i.imgur.com/cVQC6Qf.jpg

49 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:06:07 ID:JTAm0ZrZM.net
混乱してきた

50 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:06:32.61 ID:/MmhvkL+0.net
どういうことなの

51 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:07:10 ID:1h67IGbv0.net
友「いいかい、君は知っておかなければならない。ボクがこれから話すことを、ね」

友「男ちゃんは優しすぎるから、きっと君には黙っているだろうから」

女「…………」

友「……女ちゃん、ボクの話、そんなに興味ないかなぁ」

女「あなた、男君のこと好きなんでしょう?」

友「……諄いよ。いいかい、一度しか忠告しないよ? 女ちゃん、君は……」

女「あなたの笑い方、男君そっくりだもん」

友「!?」

女「それも、表面だけ必死に似せたみたいな、中身のない笑い方」

52 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:07:59.63 ID:ZwR+TFYy0.net
何時だと思ってんだよ

53 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:08:11.32 ID:IDhTOG9ZM.net
>>48
おせーぞ

54 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:08:12.03 ID:9RWVMZm20.net
https://i.imgur.com/dNzoyCN.jpg
https://i.imgur.com/O9M5lte.jpg
https://i.imgur.com/7fOmpld.jpg

55 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:08:25.22 ID:xrz7a7JA0.net
女子校定期

56 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:08:29.50 ID:eQ5Qqukr0.net
foever tonightってなんだよ

57 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:09:32.50 ID:1h67IGbv0.net
友「そんなわけないじゃあないか。君が何を言いたいのかわからないよ。それよりね……」

女「…………」

友「そ、そんな目でボクを見るなよ! おいっ!」

友「う……うぷっ……うっ、おえぇぇ…………」

女「可哀想な人」

友「…………」ハァ ハァ

友「き、きみは……いいかい、きみは……」

女「…………」

友「……もういいさ。今日、君とボクは会わなかった。ラブレターはただの悪戯だった」クルッ

スタッ スタッ スタッ

友「他にいくらでも、やりようはあるんだ」ボソッ

58 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:09:52.78 ID:2sdJlnsx0.net
>>54
続けて

59 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:10:24 ID:ymUj//pTr.net
おちたな

60 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:10:42 ID:9RWVMZm20.net
軽部ぐりの単行本買え
https://i.imgur.com/evDWe3S.jpg

61 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:10:43 ID:kB3TOX3yx.net
まだ

62 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:11:04 ID:JTAm0ZrZM.net
あっさり退けたな

63 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:11:18.39 ID:1h67IGbv0.net
友『…………』

男『お前、いつも無表情だな』

友『…………』

男『笑ってみろよ』

友『どうして?』

男『いいから、僕みたいに笑ってみろって』ニコッ

友『…………』

友『…………』ニコッ

男『なんだ、普通に笑えるじゃん!』


友「……まったく、変なこと思い出させてくれるよクソ女が。ああ、まだ頭が痛いや、ガンガンする」

64 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:12:09 ID:pvuXEmnC0.net
意味わかんねぇ

65 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:12:38.25 ID:nMhpD8Uz0.net
叙述トリックかと思ったらなんかわけわからんくなってきた

66 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:13:07 ID:ymUj//pTr.net
>>54
あく

67 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:13:18 ID:1h67IGbv0.net
友「すいませーん! 実は携帯の落とし物を……」

友「…………」

先生「おお、友か。どうしたんだ、具合が悪そうじゃないか」

友「……いえ、やっぱりなんでもありません」

タッ タッ タッ

先生「様子が変だな……?」

68 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:13:20 ID:xFR+qFAQ0.net
どうせ友が女なんやろ

69 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:13:26 ID:LyctuQWia.net
読んでるぞ

70 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:13:38.88 ID:JTAm0ZrZM.net
C

71 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:15:12 ID:1h67IGbv0.net
ポチャン

友「すっかり小物だなぁ……」

友「保険に回収しておいたものを、トイレに捨てちゃうなんて」

友「……こうなった以上、クソ女を直接利用するのは無理だね」

友「素直に利用されてくれれば、こっちは余計なことはしなくて済んだのに」

友「後悔させてあげるよ」

72 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:15:17 ID:RUDQYSOSd.net
どうせも何も友は最初から女だろ

73 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:15:25.57 ID:1h67IGbv0.net
友「……冷静。落ち着こう、落ち着こう」

友「嫌われちゃった以上、女ちゃんに直接協力してもらうのは無理だね」

友「幼馴染ちゃんに、そろそろ頑張ってもらわないとね……」

友「女ちゃん、ボクの邪魔しなきゃいいけどなぁ……」

友「なんとかして口を封じておきたいなぁ……」

74 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:16:55 ID:LyctuQWia.net
友ちゃん独り言して思考するタイプか わかるぞ

75 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:17:31 ID:8FExkzj0d.net
ホモスレじゃねーのかよ消え失せろ

76 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:17:52.95 ID:1h67IGbv0.net
先生「みんな、落ち着いて聞いて欲しい。本校の生徒が、麻薬を吸っているという匿名の垂れ込みがあった」

ガヤガヤ ガヤガヤ

先生「先生はもちろん、悪戯だと思っている。だが、もしも何か知っている人がいたら、どんなことでもいいから教えてほしい」

男「怖いなぁ……さすがに嘘だろうけど」

友「え、あ、ああ、そうだね」

男「……どうした?」

幼馴染(友ちゃん……なんだか様子がおかしいけど、何かあったのかな)

友(……幼馴染ちゃん、ちゃんとこっちを見てるね。布石は十分に打ったかな)

77 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:18:11.01 ID:IDhTOG9ZM.net
フェラチオエッッッッッッッッッッッッ
https://i.imgur.com/gFuq8sz.jpg

78 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:20:02.02 ID:1h67IGbv0.net
女「ぶ、部活がしばらく休みってどういうことですか!」

部長「君の気持ちはよーくわかるが、怒鳴らないでくれ。君の声は響くんだ」

部長「部室からね、煙草の吸殻が見つかったんだ。それだけならどうにかできたものの、ソフト部員が煙草を吸っているっていう、匿名の垂れ込みがあったらしい」

女「う、嘘……」

部長「詳しい話は放課後にミーティングを行うから、そこで、ね」

女「う、うぅ……」ポロッ

部長「君の気持ちはわかるよ。任せてくれ、夏の大会には出れるよう、なんとか掛け合ってみせるよ」

部長「君とは違って、私は最後の夏なんだから、ね」

女「…………」

79 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:20:12.35 ID:BgSiIegYd.net
はやくしろ

80 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:21:01.04 ID:1h67IGbv0.net
男「……ごめんな、急に呼び出したりしちゃって」

幼馴染「そ、そんなことない! ぜんぜん、迷惑とかじゃない!」

幼馴染「私……この前、えっと、変なこと言っちゃってごめん。理由があって……その……」

男「俺もごめん。この間のことは、言い方が悪かったよ」

幼馴染「気にしてない! 気にしてないから、大丈夫!」

幼馴染(よ、よしっ! ちゃんと謝れた! 仲直りできた!)

男「…………」

幼馴染(でも男……なんでこんなに悲しそうな顔をしてるんだろ……)

81 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:21:18.92 ID:1h67IGbv0.net
男「俺は……女さんが好きだ」

幼馴染「う、うん。それは前にも聞いたよ」グッ

男「お前に色々言われたけど、それは変わりそうにない」

幼馴染「でも、女さんは彼氏が……」

男「それと、それとは関係ないんだが……」

幼馴染「うん?」

男(言わなきゃ……駄目なんだよな)

男「お前のことを、恋人として見ることは俺にはできない。たぶんそれは……これからも変わらない」

幼馴染「…………あはっ」


幼馴染「あははははっ! 何言ってるの男ってば、それ、本当に関係ないじゃない」

幼馴染「それ今言って……ひぐっ……どうしたのって……ひぐっ……」

男「…………」

男(これでいいんだ、これで)

82 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:22:24.83 ID:1h67IGbv0.net
友「……あ、いたいた幼馴染ちゃん」

幼馴染「…………」

友「キミにどうしてもしておきたい話が……って、どうしたの? 泣いてる?」

幼馴染「……ううん、なんでもないよ」

幼馴染「それより、何の話?」

友「例の麻薬騒動だけどね、どうにも女さんが関わっているかもしれないらしいんだ」

幼馴染「え?」

友「女ちゃんの彼氏から女ちゃんに流れて……そこから彼女の所属するソフト部にも流れたんじゃないか……って」

幼馴染「そ、そんな……」

友「あ、も、もちろんただの噂だよ噂! でも、どうにも気になっちゃって……ね」

友「でも、友人として気に掛かるんだよ。男にこれ以上、女ちゃんには関わってほしくないかなって……いらないお節介なのかもしれないけど」

83 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:22:59 ID:LyctuQWia.net
告白されてもないのにこんなこと言うもんなん…?

84 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:23:13 ID:2ZCNy28y0.net
長い

85 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:24:11.85 ID:LyctuQWia.net
おちてまうぞ

86 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:24:39 ID:1h67IGbv0.net
友母『先生、うちの子供は……』

精神科医『……まことに言い辛いことですが、お母様の危惧通り、アスペルガー症候群の傾向がありますね』

精神科医『学習面で問題はないでしょうが感受性……共感性が、常人と比べて薄いんですよね』

友母『あ……ああ……』ガックリ

友『?』

友父『そ、それってつまりどういうことなんですか? よくわからないんですが……』

87 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:25:17.96 ID:ymUj//pTr.net
おちたな

88 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:25:34 ID:lvR/kOtI0.net
>>60
全員分の話あるん?
このイモウットの話はいらんで

89 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:26:02 ID:jBVIXxtrd.net
アスペの診断別にこんな重くないやろ

90 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:27:20 ID:1h67IGbv0.net
精神科医『う〜ん……アスペルガ―症候群にも細かくタイプがありまして』

精神科医『あくまでも例えるとすれば、なんですけどね』

精神科医『赤い紙がここにありますね?』

友父『は、はい』

精神科医『どう見えますか?』

友父『え? どうと言われましても赤い紙、としか……』

精神科医『極端に言うとですが、友ちゃんにはこの赤い紙が、白い紙に赤、と書かれているようにしか感じ取れないんです』

友父『…………』

精神科医『綺麗な景色を見ても、同じように情報の塊としか感じ取れないんですね』

91 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:27:46 ID:nMhpD8Uz0.net
なんJて1時間ルールとかいうクソルールとスレ保持数の特性でSSスレと相性最悪やな

92 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:28:10.62 ID:1h67IGbv0.net
友母『…………』

友『母さん、どうしたの?』

友父『ちょっと疲れてるんだよ。大丈夫、休めばいつもの母さんに戻るさ』

友『…………』

友『母さん』ニコッ

友母『っ! その作り笑いが、気持ち悪いのよっ!』

バチンッ

友父『お、おいお前!』

友(……どうして、ばれたんだろう。また男の笑顔でも見て、べんきょうしないと)

93 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:30:16 ID:LyctuQWia.net
友母こわすぎやろ
どうやってこれまで育ててきたんや?

94 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:30:22 ID:yyS/SDAy0.net
VIPでオナニーしてろ

95 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:30:56.70 ID:ubl802IB0.net
なんJでは無理やろ

96 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:31:57 ID:1h67IGbv0.net
男『ほら、自己紹介しろって』

友『…………』

幼馴染『お、男くん、この子は?』

男『それを今からこいつが言うんじゃないか』

友『……じこしょうかいって、どうすればいいの?』

男『しょうがないな、手本を見せてやる。僕は男、好きな食べ物はカレー! よろしく!』

男『ほら、やってみろ』

友『ぼ、ぼくは友』

男『お前は女だから僕じゃないだろ! そこまで真似しなくていいんだよ!』

友『す、好きな人は男……くん。よろしく』

幼馴染『うんっよろしく!』ニコッ

97 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:32:53 ID:GQWuFJjoa.net
はよしろ

98 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:32:55 ID:7vE0Bouk0.net
見たことある気がするけど
とにかく長い

99 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:33:45.56 ID:HffJrEBSa.net
このテンポなら落ちるやろ

100 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:34:19.40 ID:LyctuQWia.net
しかしこのスレタイ

101 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:34:28.19 ID:jBVIXxtrd.net
おらおらおせーぞ

102 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:34:42.52 ID:M5GgUGbh0.net
>>37
男悪者みたいになってて困惑なんやが

103 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:34:59.22 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染『私ね、友ちゃんのこと、最初は怖い子だって思ってた!』

幼馴染『それで男くんと仲良くしてるのみても、離れてほしいって思ってたの』

友『…………』

幼馴染『でもね、いっしょにいて、わかったの!』

幼馴染『友ちゃんは、表情がぎこちないだけで、ほんとうはとってもいい子なんだって!』

友『……そ、そんなことないよ』

幼馴染『ふふっ』

友『そんなことない……けど、ほんとうにそうだったら、いいなぁ』

104 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:35:23.64 ID:xrz7a7JA0.net
保管庫にあるやろ

105 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:35:36 ID:JpEuI2Rm0.net
ガチで意味分からん
ワイがアスペなんか

106 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:36:06 ID:yDFd/E/+0.net
女なんか

107 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:36:11 ID:LyctuQWia.net
これは友→幼馴染?

108 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:36:18 ID:XcA2auCz0.net
少なくともこんな性格の悪い幼なじみ嫌やろ絶対

109 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:37:04 ID:yDFd/E/+0.net
主人公の周り女だらけやんけ

110 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:38:19 ID:X1/7F8zB0.net
>>105
要は友ガイジってことや

111 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:38:52 ID:jfUyQ5um0.net
金髪→女⇔男←幼馴染


>>107

112 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:39:00 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「女さんが……麻薬騒動に、関わってる……」

幼馴染「さすがにない、ないよね……」

幼馴染「でも友ちゃん、軽はずみにあんなこという人じゃないし……」


「ねえ、知ってる? ソフ部しばらく休みだってさ」
「え? うちんとこ強豪じゃん。なんかあったのかな?」
「さー理由は知らないけど」


幼馴染(え? ソフトボール部が休部?)


「なんか不祥事やらかしたんじゃない?」
「真面目な人多そうなのにねー」


幼馴染「…………」

113 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:39:16.94 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「…………」

友「どうしたの? ボクを呼び出すなんて……って、惚けても仕方ないか。男ちゃんのことだよね?」

幼馴染「う、うん。やっぱり女さん……なにか、後ろ暗いことがあるんじゃないかな……って」

友「そっか、それで?」

幼馴染「私避けられてるみたいだし……信用ないから……友ちゃんが上手く忠告してあげてほしいなって」

友「でもボクが言うよりも、幼馴染ちゃんが言った方が真剣に聞いてくれると思うよ」

友「ボクより付き合い長いし、さ」

幼馴染「友ちゃんの方が、人を説得するのは絶対に上手いと思う」

友「そんなことないよ。幼馴染ちゃんが真摯に言ったことなら、普段の男なら絶対信じてくれるはずだよ」

114 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:39:40.52 ID:yDFd/E/+0.net
友も性別女なのがややこしい

115 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:39:45.21 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「……普段の男じゃ、なかったら?」

友「…………」

友「幼馴染ちゃん、男とまた何かあったね?」

幼馴染「……うん。振られちゃった、絶対そういう目では見れないって」

友「そっか……嫌なこと訊いちゃったね」

友「男、女さんに本気なんだね。いや、少なくとも本気のつもりなんだろうね」

116 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:41:28 ID:1h67IGbv0.net
友「忠告して、大丈夫なのかな?」

幼馴染「え? な、なんで?」

友「男ちゃんがさ、自分の思い人が危ない人と繋がってるって知ったら、どうすると思う」

友「男ちゃんは相手を説得しにかかって、次にその、危ない人達のところに乗り込んで行くんじゃないかな」

幼馴染「そ、そんな……」

友「もし幼馴染ちゃんや男ちゃんが暴力団と繋がってたら、ボクはそうするよ」

友「でも黙っていても、この調子だと知ることになりそうだけどね」

友「他所のクラスでちらっと聞いたんだ。ソフト部で、薬物やってた奴がいるらしいって」

幼馴染「…………」

117 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:41:46 ID:1h67IGbv0.net
友「あのさ、今からボク、ちょっと変なこと言うよ。だから、聞き流して欲しい」

幼馴染「え?」

友「男ちゃんが言う幼馴染ちゃんを恋人として見れないっていうのは、彼の中で友人としての位置で君が固まってしまっているせいだと思う」

友「偏見、固定観念のようなものだよ。友情と恋心は両立できないんじゃないかっていう、彼の思い込みだよ」

友「だかた、彼に意識し直させることができれば、簡単に解決するんじゃあないのかな」

幼馴染「できないよ……。だって、私のこと、避けてるもん……」

友「あのね、ボクの家、地下室があるんだ。外に絶対声が漏れない、鉄壁の」

幼馴染「え?」

友「麻薬騒動が片付くまで、男ちゃんを閉じ込めておこうかなって……そう考えてるんだ」

118 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:41:57 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「そ、それはダメなんじゃあ……」

友「三日……いや、長くても二日! その間にボクが、麻薬事件の方を綺麗に片付けてみせる」

友「ボクは調査のために家を空ける。だから、男が逃げないように見張っておいてくれないか」

幼馴染「わ、わたしが?」

友「連休を挟むから問題にはなりにくいと思うし、揉めたときは全部ボクが責任を負うから、安心していいよ」

幼馴染「でも……」

友「キミにしか頼めないんだ。それにこれは、キミにとっても男ちゃんと自分の関係について話し合う最後の機会になると思う」

幼馴染「わ、わかった。引き受けるよ」

友「……男ちゃんを助けるためとはいえ、キミの心を利用するようなことをしてしまってごめんね」

幼馴染「……そんなこと、ないよ。男が大事なのは、私も同じだもん」

119 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:42:09 ID:LyctuQWia.net
>>114
幼馴染を幼馴染と見てるであろう男を主観とするなら友ではあるから女友達のが無難か?

120 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:42:44 ID:1h67IGbv0.net
[今日、見せたいものがあるんだ。メールに気付いたらなるべく早くにボクの家に来て欲しい]

友「……送信、と。これでいいかな」

友「さて、ここで金髪ちゃんを使って……」

プルルルル

友「……このタイミングで向こうから電話が来るとは思わなかったよ」

友「ちょうどいい、今から電話しようと思っていたところなんだ。金髪ちゃん、君の耳に入れておきたい話があるんだ」

金髪『ん、なんの話だよ』

友「まあ、話の先行はキミに譲るよ。キミから来た電話だ」

金髪『あの……また仲取り持ってほしいなって……』

友「そう、そのことなんだけど、女ちゃんは今……」

金髪『あー違うんだ。実はばっさり振られちまって……今度はあの、俺のクラスの委員長なんだけど……』

友「なっ!?」

友(こんなところで……カードが腐っちゃったか……)

121 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:43:12.23 ID:1h67IGbv0.net
金髪『だめ……か?』

友(元気づけてモーション掛け直させるか?)

友(でもこいつ……そんなに女ちゃんに執着があったようにも思えないからなあ……)

友(もういい。忙しくなるし、茶番に勤しんでいる余裕はない)

友「悪いね。委員長さん、あんまり知らないんだ」

金髪『あ……そうなのか。じゃあ、一個下で陸上部の……』

友(こんなに節操ない奴だったのかこいつ)

友「悪いけど、学年違いには顔が利かないんだ。ボク、部活動には入っていないしね」

金髪『じゃあ幼馴染さん仲良いだろ? 今、傷心らしいし、紹介してくれないか?』

友「は?」

金髪『あ、いや……そんなつもりじゃ……』

友「…………」ブチッ

友「掛け直して来た……着信拒否しとくかな。さて、忙しくなるな」

122 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:43:43.86 ID:1h67IGbv0.net
友「やあ、よく来てくれたね」

男「お前の家に入るのは……中学んときの、お前の両親の葬式の日以来だな」

友「そういえばそうだったね。懐かしいや」

男「それで見せたいものっていうのは……」

友「これこれ、見てくれよ」

男「なんだこれ? どっかで見たような……」

友「知らない? 改造スタンガンだよ」スッ

バチッ

男「がっ……う……。な、なんでこんなことを……」

友「さて、幼馴染ちゃんを呼ぼうかな」

123 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:44:04.09 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染「よ、よくこんな地下室があるね……」

友「ボクを折檻するために 母が増築したんだ」

幼馴染「厳しい人だったんだ」

友「ボクは小さい頃、結構なハンデを負っていたからね」

友「それを克服させようと、母さんは必死だったんだろうな……」

友「この地下室があるから、僕は僕でいられたんだよ」

幼馴染(本がいっぱい置いてある……)

友「それじゃあ、目を覚まさないうちに男に手錠を付けて、檻の扉を閉めてしまおう」

幼馴染「う、うん」

友「ボクは、麻薬事件について詳しく調べてみる」

友「男が起き上がったら、『友にこうしろと言われた』と説明しておけばいい。適当な理由を用意しておくよ」

124 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:44:09.70 ID:TaHOimTqd.net
男に成り代わろうとしてんのか?

125 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:44:47.34 ID:1h67IGbv0.net
友「兄さん、ごめんね、急に呼び出しちゃって」

友兄「……何の用だ、化け物?」

友「これを預かっておいてほしい」

友兄「スマホ? 誰のだ、これ」

友「男が行方不明になったと問題になったとき、繁華街にいるって誤認されたら都合がいいんだ」

友兄「…………」

友「男の親にメールを送って、極力引き伸ばしておいて。潰すタイミング、間違えないでくれよ」

友兄「……お前、何がしたいんだよ」

友「…………人間っぽいこと?」

126 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:46:04 ID:1h67IGbv0.net
幼馴染『ずっと三人、一緒にいられたらいいね!』

友『どうだろうね』

友『男ちゃんがボクを見る目と幼馴染ちゃんを見る目、同じなんだ』

幼馴染『それが?』

友『でも幼馴染ちゃんがボクを見る目と、男ちゃんを見る目って違うよね』

幼馴染『…………』

友『いつか、噛み合わなくなる日が来ちゃうんじゃないかな』

幼馴染『…………』

幼馴染『友ちゃんは?』

友『ボク? ボクは……』

友『……ボクは、字の書かれた白い紙だから』

幼馴染『……?』

127 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:46:18.65 ID:LyctuQWia.net
幼馴染と友ちゃんのおつむ…

128 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:47:12 ID:LyctuQWia.net


129 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:47:33.74 ID:yyS/SDAy0.net
落ちるまで6分

130 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:48:01.94 ID:yDFd/E/+0.net
>>119
まぁどっちとも女として見てないやろ

131 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:50:00.61 ID:1h67IGbv0.net
男『ずっと三人でいられたらいいな』

友『……それを、キミも言っちゃうのか』

男『も?』

友『せいぜい一緒にいられるのはふたりまでだよ。それが人間ってもんさ』

男『ふたりって……』

友『いつかね、ボクたちに噛み合わなくなる日が訪れる』

友『その時、ボクはキミに大事な質問をぶつける』

友『キミの答えがボクの期待通りであることを願っているよ』

男『よくわかんねぇな。どんな答えを期待してるんだよ』

友『ヒントをあげるよ。人生の正解って奴は、与えられた枠の外にあるものなんだ』

友『ボクの理想が……正解ってわけではないんだけどね』

132 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:50:45 ID:LyctuQWia.net
>>130
悲しいなあ

133 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:51:01 ID:LyctuQWia.net
VIPに建てて誘導してくれ

134 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:51:10 ID:LyctuQWia.net
落ちそうになったら

135 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:51:37.13 ID:iHYIULrE0.net
再放送とかではないのか

136 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:52:16.05 ID:GQWuFJjoa.net
あくしろ

137 :風吹けば名無し:2019/12/02(月) 04:53:35 ID:JTAm0ZrZM.net
落ちたな

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