【速報】エクアドルで邦人夫妻が射殺され死亡

風吹けば名無し

【グアヤキル=共同】南米エクアドルの最大都市グアヤキルで昨年末、日本人夫妻が銃撃されて死傷した事件で、重傷を負った妻（27）が捜査当局の事情聴取に対し
「（乗っていた）流しのタクシーが突然途中で止まり、複数の男が乗り込んできて襲われた」と説明していたことが5日、捜査関係者の話で分かった。

日本の外務省は正式発表していないが、親族らによると、事件で死亡したのは埼玉県出身の夫、人見哲生さん、負傷したのは金沢市出身の妻、真梨子さんとみられる。

捜査当局は、タクシー運転手も関与した「特急誘拐」事件との見方を強め、強盗殺人などの疑いで捜査。
妻の供述を基に運転手らのモンタージュ写真を作成するとともに、防犯ビデオの解析を進め、前歴者らの中から容疑者の絞り込みを急いでいる。

調べなどによると、2人は昨年12月28日夜、市内北部のホテルから別のホテルに出掛けた帰りに流しのタクシーを拾ったが、タクシーが途中で止まり、後をつけてきた犯行グループが乗り込んできて襲われた。

2人は車中で腹や脚などを撃たれ、衣服を除く現金などの所持品を全て奪われた。妻は今月3日、通訳を介し、入院先で警察や検察の事情聴取を6時間以上にわたって受けた。
夫の遺体は3日、現地で荼毘（だび）に付され、4日、帰国の途に就いた。

地元の報道によると、コレア大統領は4日「真相を究明し、犯人に罪を償わせる」と強い決意を表明。
セラノ内相は事件に関する重要情報が得られているとして、近日中に容疑者を逮捕できるとの自信を示した。

特急誘拐は旅行者らを一時的に拉致して現金自動預け払い機（ATM）で現金を引き出させるなどして逃走する犯罪形態で、中南米で頻発。
エクアドル政府は高額の懸賞金をかけ、情報収集を進めている。

https://r.nikkei.com/article/DGXNASDG0501F_V00C14A1CC1000?s=0