与田剛監督、サウスポー騒動は「意外と不本意」

風吹けば名無し

中日・与田剛監督（５３）は２日、巨人戦（東京Ｄ）前に取材に応じ、応援団が自粛を発表した「サウスポー騒動」について口を開いた。
「単純に（歌詞の）『お前』という表現よりは名前の方にしてもらえませんかというのが発端なんです。応援団には盛り上げてもらっているし、リスペクトしています」と本音を明かした。

　１日に球団の応援団が公式ツイッター上で「チームより不適切なフレーズがあるとご指摘を受けました」と「サウスポー」の使用自粛を発表。ファンには愛着ある応援歌で、ＳＮＳを中心に賛否両論が飛び交っている。

　指揮官によると、チーム内や他球団の首脳陣の間でも、応援歌の内容について話す機会があるという。「現場の人間たちは名前の方がいいと思っている人たちが多い。
応援団の中にも『お前』呼ばわりするのは良くないという声があるのは人づてに聞いた。それぞれの価値観や感受性も違うと思うんですけどね。意外と不本意な方向に話がいっている」と複雑な表情だった。