カツオ「ワカメ、起きてるか？」ワカメ「……」

風吹けば名無し＠＼(^o^)／

「……どう、い゛ぞの゛ぐん゛？」

「大丈夫だよ、花沢さん……もう寝たみたい」

……しっかり起きてるわよ、お兄ちゃん。
さっき布団に入ったばかりなのに、そんなにすぐ眠れるわけないじゃないの。

「花沢さん……挿れるよ……」

「ウ゛フッ……きてぇ……っ♥」

――半年ほど前から、この狭い子供部屋にもうひとつ布団が並ぶようになった。
カツオがあの花沢さんを嫁に迎えたのだ。それ自体はとても喜ばしいことなのだが――

「あ゛ぁ゛ーーっ♥！！い゛ぞの゛ぐぅん゛、そこはダメぇ゛♥！！！！」

「くぅぅっ……！！はっ、花沢さんっ！！！！愛してるよ花沢さんっ！！！！」

室内に響き渡る、ぬぷっ、ぬぷっ、という淫らな水音。嫌でも耳に入ってくる、大きな大きな睦み声。
これが毎晩のことなのだから、二人のすぐ傍で寝かされるワカメはたまったものではない。

（私……いったいいつまでお兄ちゃんと同じ部屋なのかしら……）