日ハム・栗山監督「高橋と上原両方獲れませんか？」

風吹けば名無し＠＼(^o^)／

「選手との縁というものは絶対に存在するものだと思っている」
日本ハム・栗山英樹監督はドラフト当日にそう語った。
22日のドラフト会議の1巡目指名では、外れ外れ1位で明大の左腕・上原健太投手との交渉権を獲得した。
高橋、小笠原ら球団が最高評価に上げた2人の高校生投手を獲得できなかったのは残念だったが、栗山監督の心に悲嘆はなかった。むしろすぐに喜びが湧きあがった。
実は、10月上旬に開かれたスカウト会議で県岐阜商の高橋純平投手を指名することはほぼ決定していたが、栗山監督は「上原も欲しい」と要望していた。
18日に神宮で行われた東京六大学野球で上原の投球を直接視察した栗山監督はすっかり惚れ込んでしまい、「高橋も上原も両方獲れませんか？」と何度も懇願したという。
どちらも1巡目で指名が確実視されるため現実的に不可能なのは分かっていたが諦めきれなかった。木田優夫GM補佐も上原の指名を強く推しており、二人で駄々をこねたという。
だが、縁とは不思議なものだ。結果的に日本ハムは上原健太の交渉権を獲得することになった。
休憩室では栗山監督と木田GM補佐はガッチリと握手をして歓喜していた。

＠今日の日刊スポーツ「運命のドラフト会議・舞台裏」より抜粋