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夏の怪談会 in なんj
- 1 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:04:48.17 ID:3XuZCYR00.net
- コピペ
俺が小学五年生の頃だったと思うけど...
家に古い化粧台があったんだ。
開くと両側の扉にも鏡が付いてるやつで三面鏡って言うのかな?
それが二階の両親の部屋にあった。
ところがその三面鏡(←名称わからんけどそう呼ぶことにする)左側の鏡が取り外されてて付いてないんだ。
母親に話を聞くと、どうやら気味が悪いので外したらしいが詳しくは教えてくれない。
「もう捨てるから気にするな!」と強い口調で言われたので、それ以上の追求は残念ながら断念するしかなかった...。
- 2 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:05:48.33 ID:3XuZCYR00.net
- ある日の夕方、物置を探索していて
偶然にも外された鏡を発見した。
俺は当然の事ながらそれを取り付けてみようと思った。
とりあえず覗いたり、振ったりしてみたのだが、
そのままでは何の変哲も無い鏡だったので
ツマらなかったからだ。
- 3 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:06:10.96 ID:3XuZCYR00.net
- 母親が一階の居間にいたので
コソーリと階段を上って両親の部屋に入った。
目的の三面鏡は閉じられたままで部屋の片隅にある。
とりあえず開いてみたが何も起きない...。
当たり前だ!
- 4 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:06:54.19 ID:3XuZCYR00.net
- 毎日母親が問題無く使用しているのだ!
俺はさっさと左側の扉に鏡を取り付けてみる事にした...。
・・・無理に取り外したのだろうか?
金具が馬鹿になっているらしく、
なかなか鏡がハマらない。
- 5 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:07:12.65 ID:3XuZCYR00.net
- 金具が馬鹿になっているらしく、
なかなか鏡がハマらない。
困って部屋を見回すと
棚の上にガムテープがあったので、
大雑把だがペタペタと鏡を貼り付けて何とか完成!
- 6 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:07:41.65 ID:3XuZCYR00.net
- 苦労の甲斐あって
めでたく三面鏡は元の姿を取り戻した。
椅子に腰掛けて鏡を覗いてみる。
まずは正面...何もおきない。
- 7 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:02.76 ID:IUv9Ujvw0.net
- うほ
- 8 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:05.34 ID:3XuZCYR00.net
- 視界にはもちろん左右の鏡も見えるのだが
どちらも異常なし。
ちょっと緊張ぎみで
間抜けな俺の顔が映っているだけだ。
期待はずれである。
- 9 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:14.20 ID:9OQ8qKeQp.net
- ええぞええぞ
- 10 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:18.15 ID:tALhpDd90.net
- あく
- 11 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:27.54 ID:7H3ZrUDp0.net
- あく
- 12 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:28.75 ID:3XuZCYR00.net
- では、と問題の左側の鏡だけを見てみることにした。
体勢を左にずらして
食い入るように鏡を覗くこと数分間...
やっぱり何もおきない。
「何が気味が悪いだよ!何でもないじゃん!」
- 13 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:08:51.18 ID:3XuZCYR00.net
- ・・・その瞬間!
左側の鏡が『ガクッ』と傾いた!
慌てて両手で鏡を押さえつける!
ガムテープで強引にくっ付けたのが悪かったのだろうか?
扉から外れてずり落ちそうになった鏡を
落下寸前で救出した俺は椅子に座り直した。
- 14 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:09:18.36 ID:3XuZCYR00.net
- 再び三面鏡を復旧してから
母親に文句を言おうと思ったからだ。
「あれ?」
俺は鏡の変化に気付いた...。
・・・曇っている。
さっきまで俺の姿をちゃんと映していた鏡が
今は白く曇ってぼんやりとしか映らないのだ。
- 15 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:09:46.40 ID:3XuZCYR00.net
- 『ドクンッ』
と俺の心臓が激しく鳴った!
・・・嫌な予感がした。
なんとなく部屋の空気までもが変わった気がする。
張り詰めたようにピーンとした感じ...。
- 16 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:10:05.49 ID:3XuZCYR00.net
- 湧き上がってくる恐怖感に耐え切れず
俺は部屋から逃げようとした。
鏡など放り出してしまえばいいんだ!
そう思って椅子から腰を浮かしかけた。
その時!
- 17 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:10:24.43 ID:3XuZCYR00.net
- 『ポンッ』
と後ろから右肩を叩かれた。
そのまま肩に手を乗せられている感触がする...。
「・・・なんで後ろから?・・・右の鏡なのに...」
思ってもいなかった出来事に
自然と体の力が抜けていく。
- 18 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:10:28.87 ID:pGGNpPKj0.net
- 僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕はンアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
××(遠野の名前)、イキスギィ!イクイクイク…ンァアアアアアアアアアアアアア胸にかけて!胸にンァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ
- 19 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:10:47.37 ID:3XuZCYR00.net
- そして俺は再び椅子に腰を降ろしてしまった。
鏡は捨てきれずに両手に持ったままで...。
肩にはまだしっかりと置かれた手の感触...
軽く押さえつけるような重みがある。
俺はガクガクと振るえる膝に置いた鏡から視線を外し、
恐る恐る右肩に視線を移した...。
- 20 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:11:39.57 ID:3XuZCYR00.net
- ・・・白く細い指・・・紅くて長い爪・・・
甲に血管が青く浮き出た女の右手が
俺の肩を握り締めている!
「うわぁぁぁっー!?」
叫んで俺は再び逃げようとした。
しかし身体が凍りついたように動かない!
- 21 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:12:07.62 ID:3XuZCYR00.net
- 恐らく叫び声も実際に出せてはいないだろう。
だが女の手はそれを察知したかのように
『グッ』と力を込めた!
女の指先が痛いくらいに肩に食い込む。
俺は思わず後ろを振り返った!
- 22 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:12:33.17 ID:3XuZCYR00.net
- ・・・何故か身体は動かすことが出来た。
痛みが刺激となって
恐怖で麻痺した神経を回復させたのだろうか?
振り返って...さらに俺は在り得ないモノを見た!
『・・・鏡から女の腕が生えている』
それを見た瞬間、俺はそう思った。
- 23 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:12:54.53 ID:3XuZCYR00.net
- 三面鏡の右側の鏡は
左側とは対照的に表面は黒く濁っていた。
その鏡の端々から中心に向かって、
半透明の無数の根のようなモノが浮き出ている。
そして鏡の中心から伸びた
異常なまでに白く細長い腕...。
- 24 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:13:32.49 ID:3XuZCYR00.net
- http://sharekowa.biz/archives/【洒落怖】はずされた鏡.html#more
つづき
- 25 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:14:07.92 ID:7H3ZrUDp0.net
- 無能?
- 26 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:14:12.11 ID:iAENJA3U0.net
- 無能
- 27 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:14:31.67 ID:3XuZCYR00.net
- やります
- 28 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:14:56.44 ID:YT52Xmrb0.net
- 続きはウェブで戦法やめろ
- 29 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:15:37.23 ID:3XuZCYR00.net
- 俺の右肩を掴んでいる女の手の指先、
紅く塗られたその爪が
花びらを連想させるからだろうか?
細長いその腕はまるで『茎』のように
俺の目には映った。
それは闇の中から生える青白い植物のようだった...。
「ぐわぁぁあーっ!」
- 30 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:15:55.44 ID:3XuZCYR00.net
- 自分の体の中に響くほどの叫び声をあげた俺は
部屋を飛び出し階段を駆け下りた!
とりあえず人の居る場所へ...
母親がいる一階の居間へ行きたかった。
尋常ではないスピードで駆け下りている為に
時折足がもつれる。
しかし止まる訳にはいかない。
- 31 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:16:12.26 ID:3XuZCYR00.net
- 自分の体の中に響くほどの叫び声をあげた俺は
部屋を飛び出し階段を駆け下りた!
とりあえず人の居る場所へ...
母親がいる一階の居間へ行きたかった。
尋常ではないスピードで駆け下りている為に
時折足がもつれる。
しかし止まる訳にはいかない。
- 32 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:16:33.16 ID:3XuZCYR00.net
- 最後には転げ落ちるようにして
俺は一階にたどり着いた。
・・・息も絶え絶えになりながら
俺は居間へと向かう。
鏡はすでに手に持ってはいない。
多分あの部屋から逃げるときに
床にでも放り捨てたのだろう。
- 33 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:16:50.62 ID:3XuZCYR00.net
- 割れる音がしなかったので
投げつけたりはしなかったと思うが...。
階段から居間、
さらにその先の玄関までは
一直線に廊下で繋がっている。
今の俺から見ると廊下の左手に居間、
正面に玄関、右手側は壁で途中に大きな窓がある。
- 34 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:17:12.87 ID:dLtLXA5l0.net
- くそアンドくそ
- 35 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:17:26.15 ID:3XuZCYR00.net
- 窓から射す光は既に赤みがかっており、
闇の訪れまでは後僅かというところだった。
ふと正面を見ると、
さっきの叫び声を聞いたのか
母親が不安そうな顔で廊下まで出てきていた。
一瞬安堵感が込み上げたが、
それは瞬く間に怒りに変わった。
そう!
なぜ俺がこんな目に会わなくてはならないのだ!
- 36 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:17:49.85 ID:3XuZCYR00.net
- 「み...みぐぃ...」
『右の鏡を外しとけ!馬鹿ぁ!』
と言いたかったのだが、
喉の奥がからからに乾いていて声にならない...。
何も言えないことが悔しくて
俺は母親の顔をじっと睨んだ。
しかし母親は
俺の目に視線を合わせようとはしない。
- 37 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:17:51.67 ID:52usaMtc0.net
- 長すぎ
- 38 :風吹けば名無し@\(^o^)/:2015/07/04(土) 00:18:07.35 ID:JhEDuRtq0.net
- >>18
これすこ
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