【悲報】オープン戦防御率30のヤクルト石川が１軍合流

風吹けば名無し

　ヤクルトの先発投手練習が１２日、神宮外苑で行われ、石川雅規投手（４１）が１軍に合流した。ベテラン左腕は、キャッチボールやロングダッシュなどで調整。２０年目を迎えた新シーズンの始まりに向け、決意を口にした。

　「チームに勝利を持ってくるピッチングしかないですよね。今年は９回打ち切りなので、しっかりと先発がいいゲームメークをすることが、重要だと思う。チームに勝利を引き寄せられるようなゲームメークをしていきたいと思います」

　今春のオープン戦では２試合で４回２／３を投げ１６失点の防御率３０・８６と結果を残せず、開幕は２軍スタート。ファームでは常に前を向いて、汗を流してきた。

　「後ろ向きになっていいことはない。打たれたということは競争に勝ち残れないということ。現実を受け止めて、悔しかったですけど、前を向いてやれることはやっていこうとしか思わなかったですね。心が折れたらやめるときだと思うので」

　イースタン・リーグでは２試合に登板し、計５回無失点。１軍の試合は毎日チェックし、主力を欠く中で踏ん張る投手陣に「すごく刺激をもらったというのが正直なところですね。やっぱりうまい選手が１軍に上がると思うので、まだまだ負けていられないなという思いになりましたね」と力をもらった。

　２年連続最下位からの逆襲へ、鍵は何といっても投手陣の再建だ。「いろいろなところで『投手陣、投手陣』と言われていると、腹が立つ。言われてしようがない数字は残しているので、悔しいだけじゃなくて見返さないといけない。シーズンが終わったときに、『投手陣で勝てた試合が多い』と言われるようにしていきたい」。通算１７３勝左腕の２０２１年が始まる。